ロックバンド、BREAKERZが9月26日(土)、東京・後楽園のTOKYO DOME CITY HALLにて、全国ツアー『BREAKERZ LIVE TOUR 2015【Ø-ZERO-】』のファイナルともなる追加公演を行いました。

2013年に、ボーカルのDAIGOさん、ツインギターとなるAKIHIDEさん、SHINPEIさんそれぞれのメンバーがソロ活動へと突入。バンドとしては活動休止状態となっていたこともあり、ツアーは実に2年半振り!待望の最新アルバム『Ø-ZERO』を引っさげ行われた、メンバーとオーディエンスの“灼熱”が籠った再始動ファイナル公演をレポートします。

超満員となったライブのオープニングを飾るナンバーは、アルバムそしてツアータイトルでもある「ZERO」。迫力あるBREAKERZの音に一瞬にして飲み込まれるオーディエンスをさらに掻き立てるように、DAIGOさんが「跳べ!」とシャウト!2年半の空白を全く感じさせないほど、瞬時に会場が一つとなります。

立て続けに再始動シングルとなった、新生BREAKERZを予感させるナンバー「WE GO」へ突入。早々2曲で既に最高潮まで引き上げられ、BREAKERZがライブバンドであることを再認識させられます。反面、「昨日はみんなよく寝ましたか?」と会場を沸かせる一コマも。「5時間?10時間以上?」オーディエンスとあうんの掛け合いに、長い活動休止を思わせない強い絆を感じます。「俺はロックだけにロク時間!TTA、東京、とにかく、暴れるぜ!」という、お馴染み“DAI語”で盛り上げ、ライブは再開!

タイトなギターリフが印象的、身体が左右に乗らずにはいられない「Daydreamer」、シャウトからの研ぎすまされたギターソロが巡る「Dark Night」、「頭振れ!」の声に自然と応えてしまう重厚なサウンドの「DEAR LIAR」などライブ映えにするナンバーが続きます。「一緒に駆け抜けようぜ!」の一声に誘われ、このブロックの最後となる「RUN AND RUN」へ。

ツアー中にDAIGOさんがチャレンジした、『24時間テレビ38 愛は地球を救う』チャリティーマラソンを歌にした「RUN AND RUN」を、DAIGOさん自ら走るジェスチャーを交えながら披露。まるでともに呼吸を揃えて走るように、AKIHIDEさんとSHINPEIさんのツインギターが心地よくハモり、「今年の夏は24時間テレビ、100キロマラソン本当に走ってよかったです!」とDAIGOさんが感謝を述べ、会場は温かな空気に包まれました。

MCでは、「新しいBREAKERZの音でツアー回りたかった。シングル出してすぐアルバム作って、改めてBREAKERZ、最高のバンド!」と話すDAIGOさん。既存のヒットナンバーに頼らず、進化したBREAKERZの音を届けたいという真摯な意思が語られます。SHINPEIさんも、「溢れそうな愛」と、その想いを全身で表現した通称“井上バウワー”を披露!

AKIHIDEさんは『Ø-ZERO』にちなみ、「0から10、10から100、1000、10000」と飛躍を誓います。ライブ中盤はアルバム唯一のバラードナンバー「fate」からスタート。染み入る歌詞にも魅了されていると、ギターのアルペジオに吸い込まれるように「愛×檻」へ突入。BREAKERZの幅広さを痛感するジャズテイストで妖艶なメロディー、そしてAKIHIDEさんからSHINPEIさんへと繋ぐギターソロにもうっとりとさせられます。ムーディーな「My Sweet Rose」の前奏として、ジャムセッションも繰り広げられ、これまでのBREAKERZとは異なるアプローチにオーディエンスが湧く一幕も。

雰囲気が一変、ですが前曲からストーリーが繋がっているかのような「Kamisori」には、空白を経て新章へと突入したBREAKERZの歴史が重なります。続く「絶対! I Love You」は、ライブが初めてのオーディエンスでも瞬時に踊りだせるナンバー!一緒に楽しむように、華麗なターンが止まらないDAIGOさんの姿も印象的でした。

MCでは突如神妙に。「やるか悩んでいた…でもそれを望んでいるお前らがいるから…グッズ紹介!」とライブMCとは思えない仰天の展開に、オーディエンスも待ってましたとばかりの歓声。タオル、水筒、TシャツとツアーグッズをBREAKERZ流の笑いたっぷりに宣伝…紹介し、息を飲むようなライブパフォーマンスとのギャップに魅了されます。

それは、他でもないツアーメンバーからのお墨付きでもあったそう。今回初タッグのサポートドラムであり、GLAYや氷室京介さんのドラムをつとめる、“レジェンドドラマー”Toshi Nagaiこと永井利光さんも、BREAKERZを「ライブのときの演奏パワーとMCの面白さ…俺が一番楽しんでいる(笑)」と絶賛!

リハーサルから楽しかったと語るメンバーですが、サポートベースをつとめたMatsuさん、そしてドラムの永井利光さんが、どうやらBREAKERZではない曲を楽しそうにセッションをしていたそう。「すごい耳馴染みあるの」。DAIGOさんの呟きに合わせるように“その曲”のイントロが奏でられると、瞬間にしてオーディエンスも最高潮に。その曲こそ、GLAYを代表する「誘惑」。急遽ワンコーラスをセッションし「一回もリハでやってなかったけど、俺たちのDNAに刻まれてる曲」と興奮するBREAKERZのメンバーは、とても直前までオーディエンスを惹き付けていたとは思えない、“ロックキッズ”のような表情でした。

リラックスしアイコンタクトを取りながら奏でる「Cry and Alive」、煽られ跳ばずにはいられない「NO SEX NO LIFE」へと続き、ライブには欠かせない「灼熱」、はち切れんばかりの音に拳が突き上がる「DESTROY CRASHER」とボルテージは最高潮!さらには留まらず、本編ラストナンバーは、BREAKERZ史上1、2を争うハードナンバー「OUTRAGE」で締めくくります。

鳴り止まぬアンコールの声に再びメンバーがステージに。「『Ø-ZERO』ツアーを回って成長した集大成を見せたい。今日は未来の俺たちを感じて欲しい」と話す声に、オーディエンスの期待はただ一つ。世界一早くみんなに聴いてもらう、と新曲「YAIBA」が初披露されるという嬉しいサプライズが!ドラマティックで抜群にのることが出来るニューソングは、10月からTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガードG』(テレビ東京系)のオープニングテーマに起用されることが決まっています。「許可取ってないけどいっか(笑)…12月に発売します!」とさらなる告知に湧く場内。

この夏を締めくくるかのように「SUMMER PARTY」がスタートすると、会場中を愛おしそうに見渡し、手を振るメンバーの姿に胸が熱くなります。ここでは、カメラクルーのカメラを取り、自らオーディエンスを撮影しながら歌うDAIGOさんの姿も!

ラストナンバーとなるのは、メンバーとファンとの絆を歌った新たなアンセムソング「WE ARE」。“笑顔でまた逢えたから”の歌詞には、再始動を切望していた想いや、活動休止の2年半が、よりBREAKERZとファンの絆を堅くしたことが感じられます。

幸せでした、ありがとう!」BREAKERZの声、音が、オーディエンス1人1人の胸に響きます。そして、「WE ARE」を会場の全員で歌い上げ、メンバーとファンが一丸となって駆けた、BREAKERZ再始動ライブ全12公演を完走しました。

text / 黒川 沙織 

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