記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
美容整形大国と言われる国、韓国。最近では見た目だけでなく声を変える整形手術が盛んになっているのをご存知でしょうか。日本では、あまり馴染みの内、声の整形。

一体、どのような仕組みになっているのか、医師に聞いてきました。

声の整形って何?

もともと事故やけが、病気で声に問題を抱える方のための手術でしたが、韓国やアメリカでは歌手・俳優・アナウンサー・政治家の他、「就職活動のために女性らしい声になりたい」などの理由で手術を受ける若い人が増えているようです。性同一性障害のため、希望する性別らしい声になりたいという人も増えています。

そもそも、声を決定する要素とは?

声は喉にある声帯で生まれますが、その高低は声帯周囲の軟骨の緊張によっても調節されています。弦楽器の音程調節のように、周囲の軟骨が張り詰めたり緩んだりすることで、細く高い女性的な声になったり、太く低い男性的な声になったりするのです。

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注射 or 軟骨の操作で声を調整!?

実際に声を変えるには、次の2つの方法に大別できます。

1:声帯に直接薬物を注射する方法
麻酔蒸気を吸い込むなどの方法で局所麻酔をし、鼻や口から内視鏡を入れ、ヒアルロン酸・ボトックス・ステロイドなどの薬物を声帯に注射します。薬の種類によって、数ヶ月ごとに繰り返し治療の必要があります。

2:声帯周囲の軟骨を操作して緊張を調節する方法
手術では喉のしわに沿って皮膚を切り、輪状軟骨・甲状軟骨と呼ばれる声帯周囲の軟骨に糸や器具を装着し音程を調節します。声帯に直接触ることなく治療ができます。

日本での施術&費用

日本ではまだまだ声の整形は一般的ではなく、ごく一部の美容整形クリニックや耳鼻咽喉科で行われている他、音声外来・ボイスクリニックといった特別な外来で扱っている病院もあります。費用や入院が必要かどうかはクリニックの方針によります。 限られたケース(性同一性障害で戸籍上性を変更されている場合など)を除き保険診療ではないため自費診療となります。

<自費診療>
・注射:1万円程度〜
・喉の軟骨手術:20~50万円程度
※術式によって異なる

リスクはないの?

術後は1週間程度の沈黙療法(声を出さずに声帯を安静にする)が必要になることが多いです。出血を抑えるため運動や飲酒に制限が付くこともあります。 声帯は普段目に見えないところにあり、注射だけであっても高度な技術が必要です。声帯麻痺を引き起こしたり、出血により呼吸困難を起こす可能性もあり、注意が必要です。

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【医師からのアドバイス】

見た目だけではなく、声はその人を印象付ける大切なもの。自分の声にコンプレックスがある場合、それを改善することで自信につながるかもしれません。

整形手術全般について言えることですが、信頼できるクリニックを見つけ、十分相談し納得の上で施術を受けることが必要です。

(監修:Doctors Me 医師)

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