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記事提供:オヤノミカタブログ

パパさんの家庭回帰は進み、まったく家事育児をしないパパさんは、マイノリティになりつつあります。ただ、ママさんの精神的負担感が減らず、幸せな夫婦像を描けていないご家庭が多いことも、また事実です。

どうも、ママさんが望んでいる夫婦像と、パパさんが考えている夫婦像には、隔たりがあるように思います。いよいよ、家庭におけるママさんとパパさんの在り方について、真剣に考えなくてはならない時期に来ているのではないでしょうか。

男女が役割分業をしていた時代から、仕事も家庭も男女が平等に担う時代へと、今、社会は変わりつつあります。その移り変わりとともに、パパさんの家庭回帰も、実務をこなすだけの「物理的な分担」では足りなくなってきているように感じます。

この先、パパさんとママさんの立場は、ますます対等なものへと近づいていくでしょう。今回は、これからの時代に合った新しい夫婦像について、あらためて考えてみようと思います。

ママさんとパパさんとでは、根底部分に食い違いがある

ママさんとパパさんにお話を伺っていると、両者の考え方の根底部分に食い違いがあることに気づきます。ママさんの場合、「家庭のことは夫婦の共有事項であり、パパもやって当たり前」と考えている方は少なくありません。

一方、パパさんは、「一昔前ならママがやって当たり前だったことを、自分が肩代わりしている」と考えている方が少なくないようです。そもそもの捉え方に食い違いがあるのです。

「パパもやって当たり前」のママさんからすると、「パパは全然やってくれない」となりますし、「ママがやって当たり前」のパパさんからすると、「俺は十分やっている」となります。

前提とする基準が違うため、すれ違いが起こっているということです。両者の根底にある捉え方のギャップが、幸せな夫婦像を描けない大きな要因となっているのではないでしょうか。

「精神的な分担」を考えないといけない段階に来ている

女性が家庭の大半のことを担っていた時代が長かったため、男性が家庭回帰を始めた当初は、それだけで価値がありました。パパさんは、大いに感謝されましたし、ママさんも、十分、満足していました。

ただ、それはもう過去の話。今、パパさんがこどもをお風呂に入れたからといって、それだけで喜んでくれるママさんって、どれだけいるでしょうか。「物理的な分担」以上のことが必要となってきているのです。

パパさんの家庭回帰は、ママさんとの「精神的な分担」を考えないといけない段階に来ているのではないかと思います。

こどもをお風呂に入れるのであれば、お風呂から上がって寝かしつけるまでの段取りを考え、着替えなどを準備するところから始める。そこまでやってはじめて「お風呂に入れた」と言える、それが今の空気感です。

それはつまり、いかに「自分ごと化」できるかということ。そのためには、まず、家庭のことを夫婦の共有事項として認識する必要があります。そこが、スタート地点です。

パパさんの多くは、そこが十分ではなく、いわゆる「協力」や「参加」といった姿勢に近いままなのではないでしょうか。

判断をしたり指示を出したりするのも、実はストレス

家事育児の分担を進めようと思うと、パパさんもママさんも、つい、「物理的な分担」の方に目が行きがちです。しかし、本当に必要なのは「精神的な分担」の方ではないかと思います。

いくらパパさんが協力的だったとしても、いつまでも「指示待ち」だと、ママさんの中の満たされない気持ちは消えません。

「できることあったら言ってね」と気遣ったつもりでも、その判断をしたり指示を出したりするのも、実はストレス。「やってもやっても妻が満足しない」というパパさんは、そこを見つめ直す必要があります。

パパさんが、家庭のことを夫婦の共有事項だと認識し、「自分ごと化」できれば、ママさんがそれを担ってくれていることにも、自然と感謝の気持ちが生まれるでしょう。

そして、ママさんは、孤立感や不平等感によるストレスから解放されます。共に背負ってくれるパートナーの存在を感じられることで、精神的にどれほど救われるかということです。

夫婦が対等な立場で家庭のことを考えること

以上、これからの時代に合った新しい夫婦像を見てきました。夫婦が対等な立場で家庭のことを考えること。それが、幸せな家庭を築いていくために、今、必要とされていることなのではないでしょうか。

実際に、うまくパートナーシップを組めているご夫婦にお話を伺っていると、重要なのは「物理的な分担」の量ではないと感じます。やはり、「精神的な分担」が大切なんだと。

また、そういったご夫婦は、単なる役割分担の域を超えて、人生の喜びや苦労を分かち合い、共に歩もうとしている、そんな印象を受けます。すべての夫婦は、そんな「本当のパートナー」になるための道の途中にいるのではないでしょうか。

精神的につながっていれば、家事育児の分担に関しても、お互いが思いやる形で自然と決まっていくように思います。目指すのは、精神的なつながり、夫婦としての結束なのかもしれません。

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