私たちは日々の生活で、行動、感情、知識、これらは一体化して生きています。その都度体験を脳で処理しながら、記憶の部署に送っています。その記憶が日常で、抜けてしまったら、また自分の知らない間に自分の体が意思とはまったく違う行動をしていたら、大変です。

度忘れ、物忘れ、ついうっかり忘れちゃったというのと、どう違うのでしょうか。
記憶が抜け落ちてしまう症状、病気「解離性障害」について調べてみました

あれ?どこを歩いてきたんだっけ

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ちょっと前までの記憶が突然抜け落ちている状態に気づかない

どうしてここにいるんだ?なにしてるんだ?

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自分が買い物に行こうと思ってお店に来たのに、瞬間でこの場所がわからない、または自分がなにを買いに来ているのか思い出せない状態

この請求書はなんだろう?

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過去に自分が行った行動に対して、例えば買い物の請求や関わった人からの連絡で思い出せない状態

解離性障害(かいりせいしょうがい)アメリカ精神医学会の『精神障害の診断と統計マニュアル』DSM-IV-TRにおける精神疾患の分類の一つである自分が自分であるという感覚が失なわれている状態、まるでカプセルに中にいるような感覚、現実感がなくなったり、ある時期の記憶がまったくなかったり、いつの間にか自分の知らない場所にいるなどが日常的に起こり生活面での様々な支障をきたす。

出典Wikipedia

記憶がない症状はすべて病気ではない

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自分を探してさまよっていて記憶がない症状は自分の感覚では影に映ったぼやけた感覚なので、つきとめることは大変困難です。でもお酒に酔った翌日、記憶があいまい、また忘れてしまって、思い出せない人の名前、買い物で買い忘れた経験などは、よくあることですね。
それも解離性障害の予備軍なのでしょうか。

日常で、私たちはショックなことで、頭が真っ白になってしまったりします。
解離とはいったいどのようなしくみを示すのでしょう。

『解離』にはだれにでもある正常な範囲から治療が必要な障害とみなされる段階まである。不幸に見舞われた人がめまいを起こして気を失うことは正常な範囲での解離である。
さらに大きな精神的苦痛でかつ子供のように心の耐性が低いとき限界を超える苦痛や感情を対外離脱体験や記憶喪失という形で、切り離し自分の心を守ろうとするが、それも人間の防衛本能であり日常的ではないが障害ではない。

出典Wkipedia

限界を超える記憶喪失であっても、それは解離であるが、障害ではなく正常範囲なのです

制御できない!バーストコントロールを失っている

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障害とされる解離とはいったいどのような状態なのでしょう。

状況が慢性的であるがゆえにその状態が恒常化し、子供のうちか、思春期か、成人してからなにかのきっかけでバーストコントロール(自己統制権)を失い別の形の苦痛を生じたり社会生活上の支障まできたす。これが解離性障害である。
解離性同一性障害はその中でも最も重いものであり、切り離した自分の感情や記憶が裏で成長して、あたかもそれ自身が一つの人格のようになって一時的あるいは長期間にわたって表に現れる状態である。

出典Wikipedia

解離イコール多重人格ではないのですね。症状に段階があって、その最も重い乖離が解離性同一性障害です。解離は、乖離するという使い方をしますが、この解離しやすい状態を症状として、治療する場合、乖離を持っている人という使い方をします。

解離性障害ICO-10 F44 ICO10ではヒステリーという用語は使用していない。しかしかつてヒステリーと呼ばれた障害は解離性のタイプも転換性のタイプも解離(Dissocitive)という概念でまとめられる。

出典Wikipedia

要因は心的外傷体験、幼少期の主たる養育者との愛情の問題、解離を生じる素質などがありますが現在の患者さんの抱えているストレス状況も病状の程度や経過に少なからず影響を与えます。

解離性障害では患者さん自身が解離症状に気づいていないことも少なくなく診断が難しい面があります。

解離性同一性障害においては自分では制御できない複数の思考の流れや発言をする、ほかの人格の存在にほとんど気づかない、漠然とした気配として感じていることもあります
大半が幼少期に虐待特に性的な虐待を繰り返し受けているとされており、特に女性に多いことが知られています。
強烈なストレス因に関連した記憶だけが選択的に思い出せない状態、自分の名前も経歴も思い出せない場合もあります。
離人感や現実感の消失は誰にでも一過性に見られますが、それが持続的反復的に現れ、そのため社会的、職業的に支障を来たし、対人関係にも困難を抱えた場合には治療が必要な病気といえます
また離人感、現実感称消失はうつ病、不安障害と併存することがあります。


出典公益社団法人 日本精神神経学会

心の中は同居人でいっぱい。

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解離性障害の記憶はバラバラになりやすい記憶、心です。一つに体にたくさんの記憶が存在します

記憶が成長して人格となり、反発しあう

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主人格にたいして、反発する副人格も存在します。このとき、自分では記憶にない、絶対やらないようなことを、記憶のないときに人格が表側にでてきて行動します。

記憶の統合、人格の統合融合をめざして。

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治療はカウンセリング、薬物療法、医師の診察と併せて、臨床心理士のカウンセリングが主軸となります。
解離しやすい、心の耐性を強化していくには、現在のおおくの幸せに感じる体験と、傷つきやすさから、どうやりすごすか、悩みや心の傷の乗り越え方を十分に身に着けながら、過去の消してしまいたい耐え難い体験記憶を見つめます。

その体験は事実として受け止める、その時叫びたかった感情を今出す、そして乗り越えていきます。
解離には耐え難い記憶によって、簡単に心が割れてしまうので、感情、記憶を切り離すことは正常範疇まではいいのですが、社会的に支障をきたしている場合はその社会に復帰していくことも視野にいれてカウンセリングは行われます。

生まれてきて幸せに感じるために

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根気よく、人格、または記憶と向き合っていく治療なので、切り離した記憶はすべて患者さんにとって、苦痛で逃げ出したいほどの苦しみです。

解離は当たり前におおくの人が心理防衛に用いる手段なのです。記憶がないことで、社会的、日常生活に支障を感じたら、その状態はいつからはじまったのか、現在のストレスはあるか、人間関係、体、心の症状など、書き留めておきましょう。記憶の症状は切り離しやすいので、こうして書き留めて早めに専門治療の医師、心療内科、神経科、精神科へ受診しましょう。

解離を直すお薬は存在しません。
よって、自分のいまの心の耐性を強化していく段階で、対症療法も行われます。

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紗矢 このユーザーの他の記事を見る

ドラマチェックと行動力が早いのが取り柄です。
生みだす表現力に人生をかけています

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