日本という国は、法律上は「ペット=物」扱いです。しかし実際には、ペットには心があり、物ではないですよね。

しかし、現段階では法律上そう決まってしまっている為、どの飼い主にも「所有権」というものがあり、それが時として問題になる事があります。

今まさに、その法律の問題を改めて考えさせられる一件が、SNSを中心に広まっています。

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※写真はイメージです

2013年6月21日、東京都三鷹市の井の頭公園に、泥だらけの1頭のゴールデンレトリバーが口輪をされた状態で雨の中、放置されていました。前日の夕方から繋がれたままで、前夜からの雨で身体は濡れ、自分で口輪を外そうとしたのか、鼻の上は擦り剥けて出血していました。いつまでもその場に繋がれたままのその様子が心配で、その犬を保護した方がいます。

繋がれていた場所へ自分の連絡先を記載し、公園事務所、保健所、警察に預かっている旨を連絡し、SNSで拡散したり、ほうぼう手を尽くして飼い主さんを探したのですが、飼い主さんは見つかりませんでした。

調べている間に、その犬は以前にも一度、公園に置き去りにされていた事がわかりました。その時には飼い主さんは2〜3日で自ら名乗り出ると、その犬を故意に置き去りにした事を認め、もう二度としないと約束して連れて帰っていたそうです。しかし、それからわずか2週間後に、この犬を再び置き去りにした事になります。

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保護主さんは、飼い主さんは名乗り出ないであろうと判断し、警察に拾得物の書類を提出します。そして「めぐ」と名前をつけ、所有権が自分に移るのを待って、家族として正式に迎える決心をします。めぐちゃんが一緒に暮らせる様にと、大型犬と住む事が出来る家に引っ越しもしました。3ヶ月後には拾得物の書類上は、保護主さんに権利が渡る事になっていました。しかし、所得物期限があと10日で切れるという日、元飼い主の方が名乗り出てきます。

元の飼い主の方は、自分の犬が保護主さんに保護されていたのは知ってたけれど、三ヶ月近くの期間、そのまま名乗り出ないでおり、今回、状況が変わったのでやはり戻して欲しいと思って返還を求めてきたという事です。

保護主さんは、その元飼い主さんと電話や面談で直接交渉しましたが、納得のいく話し合いができなかったという事で、めぐちゃんの身を案じ、返還を拒否しました。その後、元飼い主さんから弁護士を通して、返還しなければ裁判をする旨の通知が届き、返還に応じなかった為、裁判になったそうです。裁判内容は「所有権」は元飼い主さんにある為、犬の返還要求と慰謝料請求というものでした。

めぐちゃんは、今でも雨をひどく恐れたり、家族がいなくなるのを怖がって留守番が全くできなかったりなど、心配な点もあるそうですが、その不安を少しでもとりのぞける様にと、保護主さんは気を配りながら家族の一員として暮らしています。

もし裁判に負け、返還しなくてはならなった時に、「私達にも捨てられた。」と、めぐが思う事が何よりも辛く、悲しい事です。

出典 https://m.facebook.com

現在、元飼い主さんのコメントは出ていない為、保護主さんからの状況説明しかありません。一方からの情報だけで、何かを判断するのも難しい事だと思いますし、きっとそれぞれの捉え方、考え方などがあると思います。

ただ犬と暮らしている筆者としては、雨の中前日からずっと置き去りする事や、保護されているのを知りながらも三ヶ月近く名乗り出ず放置する事など、考えられない行動だと感じています。

この記事を見た方がこの一件をどう捉えるかはそれぞれだと思います。ただ、現在の日本の法律では「所有物」としてのめぐちゃんが、このまま保護主さんと暮らし続ける事は、難しいのだそうです。それは、犬が法律上「物」であり元飼い主さんには「所有権」があるからです。

保護主さんからのお願いと詳しい経緯の説明はこちら

当時の情報を集めていらっしゃいます。

2013年6月20日〜21日の午前9時頃までの間に、井の頭公園にて置き去りにされていたゴールデンレトリバーを目撃された方の情報を求めています。
原告でもなく、私でもなく、第三者の方の目撃情報です。

出典 https://www.facebook.com

2年程前に井の頭公園に何度も繋がれ、置き去りにされているゴールデンの事がTVニュースになっていた。との情報を頂きまして、そのニュースを見た方を捜しております。

出典 https://www.facebook.com

現在、めぐちゃんと保護主さんがこのまま一緒に暮らせる様にと、署名を集めていらしゃいます。ご賛同される方は、詳細はこちらになります(10月10日必着で郵送)

今回の件の詳しい経緯が説明されています。

また、現在保護主さんには大量のメッセージが送られている様なのですが、大事な情報が埋もれてしまわない様に、賛同される方は応援のメッセージなどは今は控え、記事のシェアや署名などで応援されると良いと思います。

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