筆者、新橋で12年間洋楽バーを経営しています。

出典弊店公式写真家「サワ」氏撮影

そんな筆者の酒場に対する思いなどを書いていこうと思います。

お店を運営する側からの話しになりますが、お店に好かれるお客様、お客様に好かれるお店…そういったことを考えた場合、やはり避けて通れない考え方なども含まれます。

是非最後まで宜しくどうぞお付き合いください。

それでは、本編に入ります。

出典弊店オフィシャル・カメラマン「SAWA」氏撮影

筆者は東京新橋で営業13年目になる洋楽バーのマスターと呼ばれる立場の者である。

毎日夜になるとお店を開き、沢山のお客様と接しながら、やがて夜は更け店を閉めるという毎日を過ごしている。

元々は知らない人を自分が投資して築いた大切なお店の中に入れ、酒を飲ませるという非常に危険な仕事であるので、日々お客様の「酒場力」を見抜き、尚且つ自分自身の「人間力」を養うよう努めるようになった。

出典弊店専属写真家「サワ」氏撮影

お客様の発想としては、お金を使うわけであるし、どの店も誰でも歓迎してくれると思っているのだろうが、店を守る立場としては、店内の秩序の維持やお客様同士のトラブル防止など、細かい注意点が山ほどあり、どんな状態の誰でもお客様は歓迎というわけにはいかない事情がある。

当然のことであるが、商売はお金が生々しくその場で取引されることから、商売人は下手に出てこそ利益を得ることが出来る場合が多い。サービスを受ける者は対価を払うという当たり前の関係にありながら、商売人との間には絶対的な上下関係が発生する。

出典弊店専属カメラマン「サワ」氏撮影

よく「お客様は神様です」とか、「お客様は選べない」といった慣用句にも近いであろう言葉が周囲からは頻繁に聞こえるが、そういった発想が支配的だった為、商売人の地位は低かったと言える。その結果「俺は客だ文句あるのか!」というマナーの悪い人たちを増殖させてしまった悲しい歴史があると考えてる。

出典弊店専属写真家「サワ」氏撮影

そこで筆者は「お客様は人間です」、「お客様は選ばれた方です」というのを方針として取り入れている。お客様の殆どは筆者の店で筆者が出来るサービスを可能な範囲で受けて頂いて料金を払われ、それなりの時間を過ごした後に帰るというのが通例だ。

しかし、お客様は人間であるので、時々酔いすぎて周囲に迷惑を掛ける可能性が出てくる、人間なので過ちがある。時々ということであれば、それは折角通って下さるお客様ということで、お店側が時間を掛けて「教育」することにより、より神様に近いお客様になっていただくことが出来るが、いくらお金があるからと言って、それを使うからと言って、酒場という公共の場(因みにPUBは英語のPUBLIC『公の意』の略とされる)で、自分だけが楽しもうとし、大声を出したりカウンターを叩いたりして、周囲の同じ空間で同じ目的で来ている筈の人々の迷惑になるとしたらどうだろう。

筆者は、あえて「お客様を選ぶ」ことによって、そんな「酒場力」の低い迷惑な方の出入りを断り、その他多くの「安全」に飲んでくださる「酒場力」の高いお客様の満足感を高めた方が良いのではないか。そう思うのである。

出典弊店担当フォトグラファー「サワ」氏撮影

お客様の多くに、「始めて行くお店は緊張する」と聞く。その通りであろう。店側としても是非緊張してもらいたい。何故なら、迎える側も緊張するからだ。当然のことながら、互いを知らないわけである。その距離を埋めるには個人差はあるが若干の時間が必要である。

出典弊店外注写真家「サワ」氏撮影

一般的に初来店から常連面をするお客様が店側に好かれない理由は、店側が心を許す前に、その中に土足で入ってくるからだ。先ずは様子を見て「この店、僕が来る前は他のお客さんどんな流れだったのかなぁ」、「ここは、店員が喋るタイプの店かな…お客さん同士で話す感じの店かなぁ」等、様子を見る(空気を読む)べきで、折角縁があってお店に入ったのに、店側や既存のお客様に悪い第一印象になってしまう。これで損をするのはお客様側である。

気分の良いサービス、楽しい時間は、お客様の協力も多少必要になるということである。こういった顧客教育が押し付けがましくないカタチできっちり出来ているお店が、「選ばれたお客様」に逆に選ばれるお店として、今後の生き残っていくものと思うので筆者はそういったお店にしていきたい。

出典筆者撮影

筆者は「選ばれたお客様」の為に「人間力」を高めて皆様を満足させたい。お客様は「酒場力」の高い方々の集う「選ばれたお店」で、最高の時間を過ごして頂きたい。そのベクトルの向こうに「最強の酒場」という目標がある。

最後までお読み頂き有り難う御座います。

この記事を書いたユーザー

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東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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