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ここ数年、セックス依存症(性依存症)という言葉がメディアを賑わせています。有名なプロゴルファー、タイガーウッズがセックス依存症であることを告白したり、ハリウッドスターの中にもセックス依存症を克服するために入院治療を行った、という人が何人もいます。

依存対象はセックスだけはない!?

セックス依存症という言葉は、とてもインパクトがあるので、興味本位で取り上げられ、誤解されがちですが、じつは「過度にセックス好き」といった病気ではなく、「性的な行為をしていないと不安で、その気持ちから逃れるために行為に走る」という病気なのです。ここでセックスを性的な行為、と言い換えたのは、 性依存症の患者さんの依存対象は、必ずしも相手のある性交渉ではないからです。

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性依存の対象となる行為

・自慰行為
・ポルノへの極端な執着
・インターネットを介した性的な内容のチャット
・買売春

……など。中には、露出や覗きといったものに依存する方もいます。 つまり、性が関わる行為すべてが対象になるわけです。患者さんは依存対象と行為をしている間は、脳内が快感物質で満たされ、一時的に本来抱えている強い不安から逃れることができます。この仕組みを習得してしまうと、アルコールや薬物に対する依存症と同様、一時的な快楽に溺れることが習慣化して、自分をコントロールすることができなくなってしまうのです。

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性依存症の問題

過度の性交渉で体を壊したり、避妊をせずに多くの相手と性的な関係をもつことから、望まない妊娠や性病などにり患する確率も高くなります。また、相手欲しさに不法な買売春に手を染めることもあり、性依存症にかかると配偶者や家族への負担はもちろんのこと、本人の経済的、 社会的な損失は計り知れないものがあります。

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性依存症の原因とは

本人の成長過程で親などの肉親から十分な愛情をかけられなかったことに起因することが多いとも言われていますが、大人になってから生活上のストレスを機に発症する場合もあるとされています。

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気になる治療法は……

まだ決定的なものはありません。 海外では性依存症の治療プログラムを行う入院施設もあるようですが、日本では精神科でカウンセリングなどを中心とした治療を行うほか、一部、自助グループなども活動をしています。

(監修:精神科 吉田先生)

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