目が合っても、すれ違っても無視。失礼な奴だ思われていた

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ブラッド・ピットはエスクワイア誌のインタビューで、自分が「相貌失認症」であることを告白しました。

「面と向かって話をした人であっても、なかなかその人の顔を覚えられないんだ。その機会が終わるとどんな顔だったかきれいさっぱり忘れてしまう。だから僕は嫌われてしまう。「人を見下してる」って思われてね」

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「相貌失認症」とは
一種の脳障害です。
目、鼻と言った顔のパーツの区別はつきますが、まとまった「顔」となると認識ができなくなります。顔そのものから表情の区別、知っている人の顔なのか、初対面の人なのかの識別ができなません。

その症状は、「人の顔を憶えるのがちょっと苦手」な人から
服装や場所が違うと、親しい知り合いが誰かすらわからない重篤な人もいます。

相貌失認症の人は、その人の髪型や声、学校やオフィスであれば座っている席、名札、持ち物などで個人を区別していると言います。なので学校外や会社外でその人に会っても、全くその人と認識ができません。

例えばこんな風に見えていたり、

出典 http://amefuji.blog22.fc2.com

相手の顔を認識する能力が欠けています。

あるいは、動物に例えると
黒い猫2匹、もしくは似たような柄の三毛猫2匹を区別するような困難さがあるそうです。

友だちはあんまりいない 家にいるのが好きなんだ

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ブラッド・ピットはこの苦境を乗り切ろうと、いろいろ考えました。

”だから思い切って、「前に一度お会いしてますか?」と聞くようにしてみたんだ。良くなるどころかもっと険悪になったよ。もっと相手を怒らせてしまうんだ”

”もしかしたらヒントになるかもって、「いつぞやはありがとうございました」と言ってみたんだ。ますます状況は悪くなった。「こいつはなんて独りよがりのうぬぼれやなんだ」って思われるだけだった"

"友だちはあまりいない。家の中は賑やかでカオスだけど、一番落ち着くんだ。家にいれば、(自分の言動で)傷つける人が少なくて済む”

未だ治療法は確立されていない
上記のように、髪、声による個人の識別に加えて、観察力を磨く訓練によって多少は改善されるもののようですが、未だはっきりとした治療方は確立されてはいません。

ハリウッドスターの中でも仲の良いことで知られるアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット。

アンジェリーナ・ジョリーも同じように「ほとんど友だちはいない。家族が全て」と語っています。俳優という仕事柄、おそらくかなりの数の人と接する機会があったはずです。スターになるまでのこの間に、自身の相貌失認症をカバーするのはさぞかし大変だったことでしょう。相貌失認症という困難を乗り越えるブラッド・ピットが心安らぐ場所の姿がそこにあるような気がします。

ご自分が相貌失認症の方のブログです。いろいろなエピソードを書かれています。

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発達障害(ADD・注意欠陥障害)の子供がいます。発達障害のことや料理、旅行のことなど自分の気になる諸々を記事にしていけたらと思っています。*海外の記事は意味が外れすぎない範疇で簡略・意訳してあります。

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