めんどくさいことをしたくないから、とんでもないサービスを考えつくんです

意外にも、めんどくさがり屋というのは、いいサービスをします。
というのも、楽したいがために最小の労力で最大の効果を上げることに真剣に取り組むからです。

楽するためなら、いくらでも知恵を絞ります。
きついのイヤだから、脳みそに汗かきます。ストレスがイヤだから、楽しむ工夫をします。

ってやってたら、いきなりトリッキーで画期的なサービスを思いついたりして、うっかりそれが後々のスタンダードになることもあります(笑)

精神論的には、合理性や効率を求めることは美徳でないような風潮もあるけど、時と場合によるんじゃないかなと僕は思うんです。結果、サービス空間というものは、自分もお客様も楽しめていればいーんですから。

例えば、レストランのフルコースディナーのサービスでは、お客様がカトラリー(フォーク、ナイフ、スプーン類)を床に落とすこともしばしば。普通ならば、まずサービスマンが即座にテーブルへ駆けつけ、何を落としたか確認して同じカトラリーを取りに戻り、またお客様のとこへ行き、新しい物と交換します。

しかし、テーブルに行って戻ってまたテーブルに行く…これ時間と労力の無駄ですね。
では、ここでめんどくさがり屋はどうするか…いちいち何を落としたか確認に行くようなめんどいことしません。

どののカトラリーが落ちたか、落ちた時の音で聞き分けて、一発でテーブルに持って行きます

フルコースディナーの場合、全てのカトラリーを合わせるとお客様一名に対して最大12種類ぐらいがセットされる場合もありますが、それぐらいならすぐ覚えることができます。

別に職人技というほどのものでもなく、カトラリーによって音が違うということに気づき、音に意識さえしておけば、さほど努力しなくても一年もしないうちに身につくスキルです。

但し、その着眼点、発想、意識……それがなければ一生出来ない、というか気づかないサービスでしょう。

でも、たったそれだけで、無駄な時間も労力もいらずに、より高度なサービスがとっても簡単に出来るようになるのです。

後は、お客様の料理の進行状況さえ頭に入っていれば充分です。
「あ、あの重い音はナイフで、今メインディッシュあたりだから、ミート用のナイフだな」と特定できます。遠目にお客様の右手を見たら、手にしてるはずのナイフがありません。

そこで即座にミートナイフを持ってテーブルに行けば、楽に任務完了しつつ、どうかしたら「良くわかったね!」と、たまにお客様から感動されます(笑)。

サービスって、ある意味レジャーだから、そういうゲームセンスを持って楽しめた方がいいことも次々に連鎖して起こりやすいです。これは僕の経験上そうなるとしか言えないんですけどね。

合理的とか効率的なサービスを考えるって、それだけ洗練させていくもので、それだけ時間に余裕を少しでもつくっていきながら、ゆとりをもって深いサービスができるのだから、決して悪いことではないですよ。

もちろん、合理的なサービスばかり考えてないで「その分、汗かきゃいいやん」ていう考えも好きですけどね。僕はむしろそう教わってきたし。

要は、楽をしたければサービスに楽しみを見出す―。これもやはり、ゲームセンスです

意外にも、めんどくさがり屋というのは、いいサービスをします。
というのも、楽したいがために、最小の労力で最大の効果を上げることに真剣に取り組むからです。
楽するためなら、いくらでも知恵を絞ります(笑)。
いきなりトリッキーなことを思いついたりして、それが後々スタンダードになったりします。
精神論的には効率を求めることは美徳でないような風潮もあるけど、時と場合によるんじゃないかなと僕は思うんです。

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Mother Treeの事務局・運営・企画をしています。
マザーツリーでは、「愛される“心”のつくりかた」をコンセプトに、自分の心と身体に向き合う場として、様々なセミナーやワークショップ、イベントを提供しています。

その他、カラダ調律師、フェイスデザイナーとして個人でも活動中。
カラダ調律、フェイスデザインとは、お客様のカラダに負担をかけずに極僅かな力とタッチで、数値ではなく見た目の『形』そのものを劇的に、また瞬間的に変化させるこれまでの常識を超えたまったく新しいボディデザインメソッド。
オールハンドで肌に軽く触れるだけで、小顔で美しいフェイスラインを創りあげる『フェイスデザイン』や、カラダの可動域をひろげ疲れや痛みをケアします。

現在、年内書籍出版に向け執筆中

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