記事提供:カラパイア

米カルフォルニア州には、家庭内暴力で苦しむ人々を助けるために、州内の保護施設(シェルター)数箇所と連携し、被害者たちが新しい生活を送れるように手助けしている引越し会社がある。

「ミートヘッド・ムーバーズ」(ミートヘッドの意味は“おばか”)がそれである。

この会社は、1997年に体育会系の学生たちによって設立され、2001年よりサービスを開始した。最近は、家庭内暴力の阻止に努めるNGOグループ「グッド・シェパード・シェルター」とも提携を始めた。

引越し会社CEOのアーロン・スティードさんは、「私たちの目的は、家庭内暴力で苦しんでいる人たちが、新たな生活を送れるように少しでも手助けをすること」と述べている。彼らは月に数件ほど、無料で引越しサービスを提供している。

スティードさんは、会社を創設して間もなく、家庭内暴力で苦しむ人たちから助けを求められたという。さらに、被害者の引越しを手伝っている間に加害者が帰宅して警察沙汰になってからは、被害者たちがどれほど大変な状況にいるのかを痛感したという。

「その時から、私たちは地元の家庭内暴力防止のシェルターと協力するようになりました。彼らと連携し、彼らのサービスを利用することで、被害者たちも無事に引越しができるのです」とスティードさんは話してくれた。

今では、カルフォルニア州にある7つの「家庭内暴力防止」団体がパートナーとなっている。引越し先も彼らが協力できる圏内にしてもらっているようだ。

ゴッドシェパードとの連携は始まったばかりだが、これまでに約半分の家庭が彼らの引越サービスに助けられたとゴッドシェパードの事務局長、マンディー・ギブソンさんは言う。

そして、「ミートヘッド引越会社を知る前までは、環境を変えるため引越したい母親たちは、家具を運び出すためにお金をかき集めなければいけませんでした。

でも、彼らのおかげで、新しい場所に越すことも可能となり、無理だと思ってた新しい生活も始めることができました。もう、虐待や暴力に怯えることなく暮らせる日がきたんです」と語ってくれた。

引っ越し会社ミートヘッド・ムーバーズのCEO、アーロン・スティード

私たちが引越しを手伝ってあげた人たちは口をそろえて「この上ない無料のサービス」と喜んでくれている、とスティードさんは語ってくれた。

「私の机には一枚の絵があります。それは、私たちが手助けした家庭の子供が描いてくれたもので、とても大切なものです」とスティードさんは笑顔を見せた。

もし、あなたも助けを必要としているなら、最寄のシェルターに相談してみるといい。

この記事を読んだ読者からは下記のようなコメントが寄せられていた。

なんて心温まる話なのかしら!しかも、引越し会社の職員たちは、このような暴力のある家庭事情を理解し、適切に対応できるよう、きちんとトレーニングを受けていて、常により良いサービス(手助け)を提供できるように努力している。

こんな感動的なことはないわ。とても素晴らしい会社よ。この記事に出会えて嬉しいわ!

出典 http://www.buzzfeed.com

ここ最近聞いた話の中で一番感動しました。家庭内暴力に悩まされている多くの女性(や子供)にとって、引越しというのは、新しい生活を築くための一番の障害です。

中には、たかが家具ぐらい諦めろよ、なんて心ないことを言う人もいるけど、家具も彼らの財産で、彼らには運び出す権利もあります。そんな人たちに支援の手を差し伸べる、この会社はとても素晴らしいと思います。

出典 http://www.buzzfeed.com

出典:buzzfeed

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