国際ボクシング殿堂入りを果たした"具志堅用高"に話を聞いた

具志堅用高さんの新書「具志堅良好!語録」で彼自身の人生や想いを語っている。「ちょっちゅね」が生まれた経緯から、ボクシングのこと、お金のことまでざっくばらんにお話を聞いてきたのでご紹介する。

「ちょちゅね〜」は片岡鶴太郎さんが生み出したモノマネネタって本当?!

具志堅用高の代名詞といってもいい台詞「ちょちゅね〜」。テレビで聞いて小さい子どもでもこれを聞けば「あの人だ!」と分かるのではないだろうか。実はこの名台詞、具志堅自身が流行らしたものではない。

「そうですね」という言葉が沖縄石垣島独特のなまりと重なり、片岡鶴太郎がテレビのモノマネ番組で具志堅のこのなまりを真似し「ちょちゅね〜」と使った事で爆発的に全国に広まった。

最初は本人も嫌がっていたそうだが、だんだんと自分のものにしていった。結果、いまはすっかり具志堅自身のネタとしても定着している。

六本木では元巨人軍"王さん"とも飲み仲間って本当?!

"減量中じゃないときは六本木にも繰り出すこともあった。良く行く行きつけのバーでは元巨人軍「王貞治」さんなどの一流スポーツ選手からコロッケさんなどの芸人さんまで一緒に飲み明かす事もあった。人との出会いは宝物。もう僕は無理だけど若い人たちはどんどん素晴らしい人たちと出逢う為に動いた方が良い。"

当時の六本木は今とは違って交通の便も悪くなかなか遊びに行く事も簡単では無かった場所。だからこその交友関係や繋がりが生まれていった思い出の場所でもある。

時には、お姉さんのいるお店にも足を運んだだが、当時はスマホだけでなく携帯電話すら無い時代。お姉さんから番号付きの名刺を大量に貰ったが家にまで掛ける勇気もなく、また自身の寮でも試合前の電話は禁止されていていてあまり良い思い出は無かったようだった。

ファイトマネー3000万円をポケットに入れて帰ったって本当?!

"試合後、ファイトマネーは小切手で貰っていた。財布を持ち歩かないのでそのままポケットに入れてよく帰った。今考えると怖い事だよね。"

ボクシングデビューしてからは1.5万円ほどのファイトマネーを貰っていた具志堅。防衛を重ねる毎にどんどんファイトマネーは高騰し、最後は7500万円のファイトマネーを稼いだ。税金などを引いて3000万程の小切手をジムで受け取り、そのままポケットに入れて帰ったというから驚き。いままで落とした事は無いそうだ。

減量するにはコツがある

"減量にはコツがある。ダイエットも一緒ね。大切なのはやりきる目標を決める事。これを絶対に成し遂げたい、絶対にやりきる。って決めるだけなんだ。ボクサーは試合日という目標があってそこに向けて全力でやりきる。ダイエットでも夏までにとか、いつ、って決めて全力でやれば誰でもダイエットなんで出来るのさ。"

具志堅「今まで見て来た中で最も強いボクサーは・・・」

"日本人から世界チャンピョンになった歴代の方々の中で、もし同じ時代に現役だったら一番強いのは輪島功一さんだね。元船乗りで身体が出来てる。リターンマッチ2回成功させ、世界タイトルに輝いている事は凄い事。"

「輪島功一」以外にあげるとすると、抜群のバランスを持つ「大場政夫」、そしてわざわざ具志堅も大阪まで見に行った「辰吉丈一郎」。
「辰吉丈一郎」についてはカリスマ性、雰囲気、作り上がられたスタイル、攻めが圧倒的に凄かったと語る。

最後に"具志堅用高"が期待している注目のボクサーを聞いた

"いまは大きな大会が少ないからね、もっと数を増やして欲しいな。注目しているボクサーは何人かいるよ。まずは「井上尚弥」。今最も注目している。"

"10回防衛している「内山高志」もいいね。僕の記録13回も越えるかもしれないね。「辰吉丈一郎」くんほどアグレッシブでは無いけど素晴らしいよ。"

"もう1人は「山中慎介」くんかな。破壊力は素晴らしい。既に8回防衛している。"

書籍「具志堅良好!語録」には具志堅が頂点を極められた独特の考え方・生き方が記録されている

最後に「具志堅良好!語録」には具志堅さんの生の声がたくさん詰まっている。書籍の項目を見るだけでも温度感が伝わってくるものが多い。

「やると決めたらやる。具志堅流はシンプル」
「練習が足りていれば恐怖は勇気に変わる」
「全力で戦ったあとは次の人生が待っている」
「一流になるためには出会いが大切なんだ」
「勝つか負けるか。究極の精神は世界を制する!」

読む人によって刺さるページが違うのも面白いポイントかもしれない。
勇気をもらえる温かい本。ぜひ見てみて欲しい。

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