記事提供:カラパイア

この世には左利きにまつわる話がたくさんある。左利きには天才肌が多いだの、右利きと比べて何が違うのかなど、科学的組成、脳の働き方、さらには性的指向まで、右利きと左利きを比較した興味深い研究もたくさんある。

今回は、海外の科学的研究に基づく左利き特有の10の事実を見ていくことにしよう。もちろん左利き全員がそうであるわけではなく、あくまで統計的なものであるということをお忘れなく。

10. 精神的な問題を抱える確率が右利きよりも高い

統合失調病、双極性障害、鬱病などの認知行動障害には左利きの人の方がなりやすいと言われている。

実際、米国エール大学が行った研究では、左利きの人は、現実相関に弱いと結論づけられ、左利きの人には一般の治療法とは異なる、左利き用の治療法を施すことも提唱されている。

アメリカ人の約10人に1が左利きであり、アメリカで精神疾患と診断されている人が同じくほぼ10人に1人。統合失調病を例にとると、その40パーセントが左利きである。

9. 恐がりが多い

左利きの人は、右利きの人よりも強い恐怖を感じるといわれ、心的外傷後ストレス障害で悩んでいる人が多いそうだ。悩むとまではいかなくても、恐い映画を見たり、ショッキングな出来事を体験すると、心的外傷後ストレス障害の兆候を見せる人もいるという。

その理由として、左利きは恐怖などの感情をコントロールしている右脳をよく使うため、恐怖を人一倍感じやすいからだと言われている。

8. 聖書では左利きは神に選ばれし「救出者」

聖書には左利きの素晴らしい英雄たちがたくさん登場している。聖書では、左利きであることは利点であるとされているのだ。

聖書の時代の左利きの多くはベニヤミン族(ベニヤミンとはヤコブの12番目の息子)の者で、ある宗教学者らは現代においても左利きの人は何かしらベニヤミン家と繋がりがあるのでは、と考えている。

そのベニヤミン族のエフドは、神に「救出者」と選ばれ、当時の悪であったモアブの王を倒している。彼は剣を隠し、王に近づき左手で剣を抜き、不意ふちを狙ったのだ。

ベニヤミン家が一族の者を左利きとしてトレーニングしていたのか、左利きは生まれつきの特質なのかは分かっていない。

7. 音の聞こえ方が違う

左利きは、音の変化をより正確に聞き分けることができる人が多いそうだ。左脳と右脳では処理する音のタイプや効果音が異なる。そのため、右脳をよく使う左利きの人はより正確に音の変化を聞き取れるという。

特に、音節やイントネーションの細かい変化によく気づくらしい。

科学者や研究者たちは、左利きで脳卒中や他の病気を患っている人のために、これらの事実を基にして、新たな治療の解決法を模索している。

6. お金持ちになれる

左利きの人にとっては朗報だ。左利きは右利きに比べ、お金持ちになりやすいらしい。左利きは一般的に、右利きよりも創造的で、(業種によるが)職場では右利きよりも魅力のある社員が多いという。

また、左利きの人は脳の使い方が右利きとは異なり、普通の人が思いつかないような、驚くべき才能を持っている。つまり、左利きの人ならではの発見などにより、有能な社員になれる可能性が高い。

IQが高い人だけが入会できる国際組織のメンバーMENSAには左利きが多いし、かの有名なダヴィンチ、アインシュタイン、ミケランジェロなどはみんな左利きである。彼らはいずれも偉業を成し遂げた人物たちである。

5. けんかに強い

ボクシングの練習試合で、相手に左利きを選ぶのは止めた方がよさそうだ。右利きの人は、右利きと戦うのには慣れているが、左利きには弱い。その反面、左利きは、右利きでも左利きでも両方に対応できる。

これは、この世は右利きを前提にすべてが動いているためだ。右からくるもの、右手でつかみむ物など、すべて右がデフォルトである。

左利きの人は日常生活レベルで、この「右の社会」と戦わなければいけない。しかし、彼らはまた「左の社会」の支配者である。だから、いざという時は左利きを味方につけると良いかもしれない

4. アレルギー体質の人が多い

あくまでも統計的なものだが、ある研究によると、左利きの人は右利きにくらべアレルギー体質の人が多く、アレルギー反応も強いそうだ。さらには、偏頭痛やアルコール依存症にもなりやすいという。左利きがよく使う右脳はアルコールに弱いからなんだとか

3. 空間認識度が高い

左利きと右利きでは物の捉え方が違うという説はすでに確証されている。このことから、左利きは、右利きよりも3次元空間をとらえるのが得意とわれている。

左利きと右利きでは脳の使い方が異なるため、脳のテストを行うと左利きの人は右利きとは異なるテスト結果になる。彼らは創造的に問題を解決し、目の錯覚などに強い。

大きなイメージの中の隠されたイメージを見つけるテストでは、右利きをはるかに凌ぐ、優れた結果を出している。

2. アルコール依存症になりやすい

すでに前述しているが、左利きとアルコール依存症には確かな関係性がある。その因果は長い間、研究の対象となっていたが、その理由として左利きの人は右利きの人よりもアルコールを飲む頻度が高いということが分かった。

アルコールはご存知のとおり、脳の働きを弱め、現実をゆがめる効果がある。右脳は、このアルコールの効力との繋がりが左脳より強い。左利きの人は、左脳よりも右脳を使うため、アルコールの影響を受けやすいのだ。

もう少し、もう少しと飲んでいくうちに、気づいたらアルコール依存症に陥ってしまうのである。アルコール依存症を克服するセミナーでは左利きの人が多い。

1. 不眠症が多い

さまざまな研究で左利きは健康に弊害をもたらす確率が高いと証明されている。その中の一つが不眠症である。一説によると、その原因は出産や妊娠中のトラウマによるものだとされている。これは、不眠症やその他の左利き特有の悩みにもつながる。

不眠症にはもちろん、その他の様々な要因も絡んでいるが、左利きには精神的な障害が多いということを考えれば、不眠症が多いことも納得できる。

左利きの人は、昔からハンデのある状況に置かれていた。今でも、子供が左利きだと強制的に直そうとする親もいるし、ある国では、左手で何かを行うという行動自体が非難の的となってしまう。

自動販売機も、机も、リモコンも右利きをデフォルトとして設定されているし、世界は左利きに対して厳しいというもの事実だ。

しかし、やっとその状況も変わろうとしてきている。今では、左利き用のはさみ、机、ペンなどが発売されるようになってきた。

出典:yale.edu
出典:biblicalarchaeology
出典:everydayhealth
出典:dailyinfographic
出典:slate
出典:abcnews

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