未だロック・ポップスが男性中心だった70年代…女性たちの本領が発揮され始めた…

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毎度です。洋楽バーのマスターがお薦めするシリーズですが、今回は女性ボーカル特集70年代後半編となります。

この時代は日本では高度成長期、白黒テレビのアンテナを動かしていたと思ったら、カラーテレビが殆どの家に登場し、トランジスタ・ラジオを聴いていたと思ったら、ラジオ・カセット・レコーダー(ラジカセ)を父ちゃんがボーナスで買ってきた…。そんな時代だったと思います。

兄貴の部屋にはレスポールのギターと、雑誌「Fine」…そんな流れで今回も思い出したり、懐かしんだり…生まれた前だった方には新鮮だったり…。色々な感じ方で是非最後までお楽しみください。

Suzi Quatro - Can the Can

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では最初にご紹介するのは、この頃はいちいち「男勝りの…」とか言われて大変だったでしょうが、そういう形容をせざるを得ない、小さな体でベースを弾きながら熱唱するスージー・クアトロです。

力強いサウンドと反比例する可愛らしいルックスで、日本での人気が先行した感はありますが、セックス・シンボルというイメージも世界中に残しました。

76年発表。全米第56位。

Kate Bush - Wuthering Heights

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明石家さんまのTV番組の主題曲になり、近年日本のお茶の間でもお馴染みのこの曲。実は70年代洋楽なのです。

ピンク・フロイドのデビッド・ギルモアに見出された天才少女ケイト・ブッシュはデビューが若かったため、随分後にデビューしたマドンナと同じ歳。独自のサウンドと表現方法で唯一無二の世界観を構築しました。


77年発表。全米チャート入らず。

Abba - Dancing Queen

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フリーダ、アグネッタという美人実力派ボーカリストをフロントに据え、バックをこれまた実力派ミュージシャンが固めたスウェーデン産のポップ・グループ「アバ」の代表的なヒット曲です。

彼女らの最大のヒット曲で、発表された翌年の全米年間チャート12位となる成功を収めました。現在でも日本ではTVなどでも頻繁に使われ、老いも若きも知る名曲として残っています。

76年発表。全米第1位。

The Runaways - Cherry Bomb

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しかし、過激ですなぁ…。当時10代の女性を集めて下着姿で歌わされた彼女ら…。映像を観ると若干痛々しいのですが、これまた表現の世界では有効だったのでしょう。今でも「下着姿のあの人達なんだっけ…」とバンド名を忘れても皆さん言いますからねぇ…。

そんな彼女たちも、ただ過激だったわけではありません。音楽的な実力はしっかりしており、後にジョーン・ジェットやリタ・フォードなどの著名ロック・シンガーを輩出しています。

今回ご紹介するのは彼女らの初期作です。お楽しみください。

75年発表。全米チャート入らず。

Blondie - Heart Of Glass

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お待たせしました。オヤジの定番「BLONDIE」の最初の大ヒット作いきます!!

75年にニュー・ヨークで元ウエイトレスという異色の経緯のデボラ・ハリーを中心にデビューしました。そんな彼女たちがブレイクした出世作ということになります。

UKの影響を受けた東海岸ならではの、ニュー・ウエイブ、パンク等の流れを汲み、当時の新し物好きには大いに受けたことでしょう。日本でも一歩進んだ東京の私立高校のシャレオツな人達が聴いていたのかなぁ…筆者よりちょっと先輩世代の方、教えて下さい。

79年発表。全米第1位。

Carly Simon - Nobody Does It Better

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45年ニュー・ヨーク生まれの女性シンガー・ソングライター。60年代からフォークの世界で頭角を現し、70年代にはグラミーで新人賞を獲るまでに…そんな彼女の70年代後半の最大のヒット曲をご紹介いたします。

ジェイムス・テイラーの元妻としても有名ですし、ミック・ジャガーとの噂もありました。

この曲は如何にも70年代らしい、シンガーソングライターらしい、メロディアスでしっとりとした流れになっています。若い読者の皆様は「親が聴いていた!」かも知れません…。

77年発表。全米第2位。

Melissa Manchester - Don't Cry Out Loud

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51年ニュー・ヨーク生まれの女性シンガー。父親がオペラ・バンドの奏者な上、ポール・サイモンの元で音楽を学んだり、ベット・ミドラー等のバックアップ・シンガーを担当するなど、音楽的なバックボーンがしっかりしている人です。

そして主に75年~85年くらいまでの彼女の全盛時代の中で、大きなヒットとなったものの中から、今回はこの曲をご紹介します。

力強くメロディアスに歌い上げる美しいナンバーで、90年代のセリーヌ・ディオンあたりが影響されているかと思われる「正攻法」な歌唱が聴けます。

78年発表。全米第10位。

Donna Summer - I Feel Love

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既に故人となってしまいましたが、48年ボストンの生まれで、70年代や80年代はディスコ・クイーンとして、それ以降もディーヴァとして常に第一線で活躍した彼女。

今回ご紹介するのは、そんな彼女の大ヒット作の一つで、筆者のオススメな未来的(当時の)な打ち込みの格好良い、この曲です。現在のテクノやEDMにも通じる打ち込み的な技術を駆使し、彼女の歌唱を最大限引き出すことにも成功しています。

77年発表。全米第6位。

いかがでしたか?

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洋楽バーのマスターが選んだ、70年代後半の女性ポップ・ロックの特集をご覧いただきました。

日頃、店舗でお客様方からリクエストを伺う中でも非常に人気の高い時代です。現在40代後半から50代前半くらいの方が青春時代だった時の曲が多いようです。

80年代より前になると、プロモビデオの無い曲も多く、こちらで公式PVがご紹介できない曲も多いですし、音源も若干悪くなってしまいます。その点はご了承ください。しかし最近の再発CDなどでは音質もリマスターされたものも多く出回り、この時代のサウンドがクリアに聞こえるものが多数あります。ご興味のある方は是非CDショップへ行ってみてください。

このシリーズまだまだ続きます。今後もお楽しみに!最後までお読み頂き有り難う御座います。

この記事を書いたユーザー

奥村裕二 このユーザーの他の記事を見る

東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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