先ずは先日の豪雨災害の被災者の方に対してお見舞いを申し上げます。

我が国は豪雨だけでなく、東日本大震災を筆頭に様々な災害に歴史上見舞われてきました。ともすると忘れてしまいがちですがどういった災害が我が国に遭ったのか?
今回の豪雨災害だけでなく、我が国は災害に遭ってきたのかを忘れないで欲しいという願いを込めて紹介します。

昨年だけでもこんなにある

我が国はたくさんの自然災害に遭ってきました。忘れてしまいがちですが昨年だけでもこんなにたくさんの自然災害が遭ったのです。

2014年2/8・15 関東甲信地方で大雪

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東京都千代田区大手町で観測史上8位となる最深積雪27cmを記録するなど東京都心でも1994年以来20年ぶりの積雪20cm以上・45年ぶりの積雪25cm以上を記録

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14日夕方から15日朝にかけては特に甲信地方の山梨県で記録的な大雪となり、甲府市(1894年観測開始)で114cm、河口湖(1933年観測開始)でも143cmといずれもそれまでの過去最深積雪を大幅に塗り替える積雪を記録した他、関東地方でも秩父市(1926年観測開始)で98cm、前橋市(1896年観測開始)で73cm、熊谷市(1896年観測開始)で62cm、宇都宮市(1890年観測開始)で32cmと過去最深積雪を記録、東京都心でも8日に続いて東京都千代田区大手町で最深積雪27cmを記録。大手町から1キロ離れた北の丸公園試験観測場では大手町を大きく上回る39cmの積雪となった

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6/24 東京都三鷹市で大量のヒョウ 道路が冠水

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撮影 フォトグラファー玉置明人さん

雹が降ったのは、調布やつつじヶ丘、三鷹周辺でなんだか凄い量の雹が降った模様です。
ベランダに大粒の雹や道路に雹が7センチも積もっていてビックリです。
冬の銀世界と勘違いしてしまいそうな光景ですが初夏を迎える東京の一風景なのが信じられません

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2014年8/3 台風12号 四国で大雨 高知市で33万人に避難勧告

今回の大雨が史上どのくらいなのかをアメダス集中豪雨で確認すると、48時間雨量や72時間雨量では20位台後半にランクインしているため、今回の大雨は長時間型の大雨と言えます。消防庁の取りまとめによると、高知県や徳島県などでは約40棟の床上浸水、約350棟の床下浸水が生じています。

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2014年8/10 台風11号 西日本で大雨 四万十川が溢れる

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台風11号は日本各地に被害を与えた。高知・馬路村に通じる県道の複数か所で土砂崩れが発生し、村全体の941戸が孤立状態になっている。四万十川も氾濫し、浄水場に濁流が流れ込み飲料水が作れず自衛隊が救助に入った。
和歌山県新宮市を流れる熊野川も氾濫、道路や田畑が冠水する被害があったほか、三重県では気象庁が県全域に特別警報が発表され、県民の3分の1にあたる57万人に避難指示が出された

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2014年8/17 京都福知山で豪雨 自衛隊派遣要請

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京都府福知山市では 17 日未明から降り続いた猛烈な雨の影響で市内の広範囲で冠水や浸水などの被害が相次いで発生している。気象庁によると、5 時 50 分までの 24 時間で 303.5mm もの猛烈な雨を観測。京都府では浸水の為、孤立した住宅から住民らを救助する為に、自衛隊に災害派遣を要請した

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2014年8/20 広島市安佐北区で大雨 土砂災害で死者は74人に

広島市災害対策本部のまとめでは、8月22日時点で少なくとも土砂崩れ170か所、道路や橋梁への被害290か所が確認された。また国土地理院が8月22日までに航空写真を解析した結果、安佐南区から安佐北区にかけての約50か所で土砂流出が発生したとみられている

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2014年8/24 北海道礼文島で観測史上最大雨量 土砂崩れにより2人が犠牲に

札幌管区気象台によると、北海道北部を中心に激しい雨が降り、礼文町では24日午後1時40分までの24時間降水量が183ミリで観測史上最多を記録した。当時、礼文町には土砂災害警戒情報が出ていたが、避難勧告や避難指示は出ていなかった。同町内では少なくとも16か所で土砂崩れが起き、住民が小学校などに避難している。

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2014年9/11 東京で猛烈な雨 台東区では1時間に100ミリ

この大雨で東京・台東区で午後5時半までの1時間に100ミリ、江東区亀戸では午後6時までの1時間に87ミリを記録した。亀戸では歩道と車道の区別がつかないほど冠水し、新小岩駅では駅構内のコンコースが水浸しとなった

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2014年10/14 台風19号が列島を縦断し94人が重軽傷

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NHKが各地の放送局を通じて午後6時現在でまとめたところ、台風の影響で土砂災害の危険性があるとして、千葉県の一部で避難指示が出ているほか、関西や東海、それに関東などの13の府と県で93万人以上に避難勧告が出ています。

出典 http://www3.nhk.or.jp

NHKが、各地の放送局を通じて14日午前6時現在でまとめたところ、台風の影響で鳥取で男性1人が死亡したほか、静岡と愛媛で男性2人が行方不明になっています。
このほか、大阪や兵庫、福岡や沖縄など21の府と県で合わせて93人がけがをしました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

これ以外にも台風18号や御蔭山の噴火、京都や名古屋でも昨年豪雨による被害を受けて、埼玉県では濃霧注意報で東北自動車道が通行止めとなることもありましたし、長野県では震度6の地震がありました。

更に遡ると

昨年だけでもこれだけの自然災害がありましたが、更に遡るともっと自然災害がありました。

出典 http://www.jice.or.jp

昭和20年以降だけでもこれだけの自然災害の被害に遭ったのです。
そして外国で起きた割合と比較しますと、

出典 http://www.jice.or.jp

グラフにすると一目瞭然です。外国と比べると明らかに自然災害が多い。

出典 http://www.jice.or.jp

そしてこのグラフは昭和20年以降に自然災害によって死者・行方不明者の数をグラフにしたものです。平成7年は阪神淡路大震災があり、平成23年は東日本大震災があった年です。

昭和20年以降だけでもこんなにたくさんの自然災害があるとお分かり頂けたかと思います。わかっていたけど忘れてしまっていた方が多いでしょう。しかし忘れてはいけないんです。自然災害はいつ起きるかわかりません。だからこそ普段から意識をしないといけないんです。

関東大震災の被害

そして史上ワーストの災害である関東大震災。その大地震は大正12年9月1日11時58分に起きました。

 1923年9月1日,土曜日。前夜からの風雨が収まって陽射しも出はじめ,まもなく正午になろうとしていた。11時58分32秒。神奈川県西部から相模湾,さらには千葉県の房総半島の先端にかけての地下で断層が動きはじめた。関東地震のはじまりである。
 東京中心部が揺れはじめたのは11時58分44秒ごろ。昼食時の火の使用と重なって,倒れた家屋から各地で出火し,東京と横浜は大火災に見舞われることになる。

出典 http://www.kajima.co.jp

大火災の拡大は,当日の気象状況にも原因があった。図1に示すように,能登半島近くに弱い台風があり,地震発生時刻には関東地方でも相当の強風が吹いていたのである。

出典 http://www.kajima.co.jp

東京の延焼の模様を示す資料が図2だ。地図を右上から左下に流れるのが隅田川である。黒く塗られた部分が延焼区域だが,地震発生1時間後の午後1時には隅田川の両岸に点在する程度であった。ところが時間の経過とともに火勢は拡大していき,翌日午前3時には東京の下町の大部分が炎に呑み込まれていた。
 こうした火災被害については,じつは関東地震の以前から警鐘が鳴らされていた。当時,東京帝国大学地震学教室の大森房吉教授と今村明恒助教授のふたりは,東京で地震が起こればあまり強い揺れでなくとも,水道管が破壊されて消火活動の大きな障害となり,大火災が発生する危険性を警告していたのである。

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警告に対して当時の政府は具体的対処をせず二次災害として火災が起きて結果として、

関東大震災における被害

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死者・行方不明者の合計は約10万5千人にのぼると言われている。マグニチュード7.9の地震が神奈川県を中心に広い範囲に甚大な被害をもたらし、日本災害史上最大級の被害を与えた。死者・行方不明者数では東日本大震災の5倍の被害をもたらし、当時の日本社会に大きな混乱をもたらした。この震災により多くの市民が職を失い、震災によって東京市の人口が減少した。

出典 http://www.madameriri.com

このような甚大な被害をもたらしました。防災減災の備えは普段からの心構えが必要だということで9月1日は「防災の日」として避難訓練を行うようになったのです。

自然災害に備えて

鬼怒川の豪雨災害は民主党の事業仕分けが原因だ!などあちこちで犯人探しがネット上で行われるようですが、犯人探しをするのはご自由ですが次はどうしたらいいのか?ということを考えないと同じことが繰り返されるだけですし、4年前の東日本大震災を教訓に政府は「国土強靭化」と防災減災計画を現在進めています。

しかし、今回の災害の背景については「国土強靭化」の提言者であり内閣官房参与の防災減災ニューディール担当の藤井聡京都大学大学院教授は

今回の洪水の最大の重要背景は、「治水予算の過激な削減」ですが、それだけでなく、「民間活動を自由にさせすぎる風潮」の影響もありました。
「堤防の決壊」ではありませんが「越水」(水があふれ出す現象。決壊よりは被害は小さいが、当然、洪水被害がでます)が起こった地点の一つで、

 「ソーラーパネルを設置する民間の事業で
  堤防が削り取られていたため、
  それが原因で越水が起こった」

という地点があることが報道されています。

この件は市議会で問題視され、応急処置として大型土のうが置かれていたとのことですが、そこから水があふれ出たとのことです。
なお、この地点も堤防対策が予定されていたとのことですから、予算があそこまで過激に削られていなければ、ここの対策ももちろん、とうの昔に終わっていた可能性も考えられます。この地点は、築堤さえしておけば、ほぼ100%越水はなかったであろうと思われます。
もうこれ以上我が国は、無根拠な公共事業バッシングのみならず、自由化だ民営化だ規制緩和だと言って思考停止しながら騒ぎ続ける愚挙もまた、やめねばなりません。適正な規制や適切な政府の活動があってはじめて、様々な危機を乗り越える強靭性が確保されるのであり、それがあってはじめて、民間の活力が生まれるのです。

出典 https://www.facebook.com

無根拠な公共事業バッシングをしてきたのは我々日本人です。日本人が「日本は災害大国である」ということを忘れた結果で同じ日本人が災害被害に遭いました。
無根拠な公共事業バッシングなど止めて必要な予算を必要なところに適切に与えるという考えの根本に国民の生命と財産を守るために使うために予算や規制があるというのを忘れないで欲しいと筆者は思います。

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政治・経済、思想・哲学、文学を学びつつ地元を中心にラーメンを食べ歩くフリーの物書きおじさんです。
spotlight公式/プラチナライターでもあります。仕事は随時受け付けしてますのでブログなどを参考に依頼待ってます。
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