アメリカの特別支援クラスを受け持つ一人の教師から、特別支援を必要とする子供を持つ保護者へのメッセージが反響を呼んでいます。

彼女は特別な意思を持って特別支援の教師になりました。そして彼女は特別な支援を持つお子さんのご両親な気持ちをよく理解しています。

なぜならば、彼女自身の双子の兄弟が自閉症だからです。

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「特別な支援を必要とするお子さんをお持ちのお父さん、お母さんへ」

どれほどあなた方が強く、素晴らしい方々かということからまずお話しさせてください。

あなた方は昼も夜もいかなる時も心を砕いてきました。お子さんがなにを必要としているのか、どんな小さな事にでも。特別なお子さんのために、人一倍、用意周到に注意深く、お子さんに心寄せる人にならざるを得なかった。

新学期が近づき、心配でたまらないことでしょう。学校へ子供を送り出すことが怖くてたまらない。またゼロからお子さんの環境づくりに取り組まなくてはならない。もう一度、信頼関係を構築していかなくてはならない。

一緒に試練を共有したい

わかります。ものすごくわかります。
私には双子の自閉症の兄弟がいます。わたし達は24歳になりますが、彼が新しいことに直面するたび、私の胃はきゅっとなります。

私は特別支援の教師として、子どもたちにとっての最善を尽くしたい。週末や長いお休みの間は私は子供たちが恋しくてたまりません。今、子供たちは何をどんなふうにしているのかと思いを馳せています。

私はいつも子供たちのことで頭がいっぱいです。学校でもそれ以外でも。私はそれぞれの子供たちの心に寄り添い、子供たちの、あなた方の困難さえも一緒に共有したいと思っています。

もちろん、他のお子さんより手がかかる日もあります。あなた方と同様、困難な日には私も敗北感でいっぱいです。最良の日には泣くこともあります。それはうれし涙です。時には子供たちには厳しく当たるかもしれません。けれどもそれはその力があるからこそなのです。子どもたちの成長は私の喜びです。あなた方と常に会話しながら、私自身のベストを尽くし、子供達にとって最良の一日で締めくくりたいのです。

子どもたちを心から愛しています
あなた方のお子さんと愛情深い関係を持ちたいのです。最終的に彼らがなりうる円熟し、自立した一人の人間となるための力になりたいのです。

そもそも私が教師になりたいと思ったのは、自閉症の兄弟の先生がこういう先生だったらいいなという思いがあったからです。どの教師にも「どうして自分が教師になりたいとおもったか」という理由がそれぞれあるはずです。

私はあなた方が、どれだけお子さんのための教育、病院、セラピー、療育、投薬や食事に、お金も時間も掛けているのかを知っています。同じようにわたしもあなた方のことを思い、どうしたらお手伝いできるかを常に考えています。心から子供たちを愛しています。

そしてあなたがたの強さ、お子さんに対する献身を心から称賛しています。

頑張って、負けないで。

心を込めて

ニコル・ホイットマン

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我が家には発達障害の一種、ADD(注意欠陥症)の息子がいます。息子は普通級に在籍しています。知的に問題はありませんが、やや行動が遅い子なので新しい年度には必ず先生に息子の特性をお話しさせていただきました。幸いお友達に恵まれ、これといったトラブルもなく、それでも先生に手間を掛けているのではないかといつも心苦しく思っていました。

軽度、重度にかかわらず、私と同じように思いながら子供を学校に送り出す、障害をお持ちのお子さんの親御さんは多いのではないでしょうか。

ニコルさんのような先生がいたらそんな心苦しさは軽減するかもしれません。こんな素晴らしい先生に出会えた子供達、保護者は幸せでしょうね。

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発達障害(ADD・注意欠陥障害)の子供がいます。発達障害のことや料理、旅行のことなど自分の気になる諸々を記事にしていけたらと思っています。*海外の記事は意味が外れすぎない範疇で簡略・意訳してあります。

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