古今東西、赤ちゃんといえば泣くもの

古今東西、赤ちゃんといえば泣くものです。

当然といえば当然なのですが、泣いてばっかりいる赤ちゃんを抱っこしてなだめるのはママにとっては大変なことですよね。

昔は「抱き癖がつくため、泣いている赤ちゃんをすぐに抱っこすることはやめたほうが良い」と考えられている時代がありました。

しかし、最近では赤ちゃんが泣いている場合、できるだけ抱っこしてあげるように言われていますよね。

でも、その理由までご存知の方はもしかしたら少ないかもしれません。

自分の意思を伝えるすべを知らない赤ちゃん

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まず、赤ちゃんが泣くということはどういうことなのでしょうか?

ただ甘えているだけと思う方もいるかもしれません。

しかし、言葉を話すことのできない赤ちゃんにとって自分の意思を伝える方法は当然限られていますよね。

赤ちゃんは”泣くこと”、”笑うこと”で自分の意思を伝えます。

泣くことは赤ちゃんにとっての数少ないコミュニケーション方法のひとつ。

つまり、赤ちゃんが泣いているということは、理由はなんにせよママとコミュニケーションをとりたいと思っているということになります。

コミュニケーションを拒否された相手はどう思うのか?

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人はコミュニケーションをとろうとしているとき、相手に拒絶されると残念な気持ちになりますよね。

まあ、これは当然です。自分の意思を拒絶されて気分の良い人はいませんよね。

そして多くの人は、それを繰り返されることで次第にその相手に対してコミュニケーションをとらなくなる。

つまり自分の意思を伝えても無駄だと考えるようになります。

これは大人も赤ちゃんも同じ。動物としても当然のことだと言えます。

泣いている赤ちゃんを放置するとサイレントベビーになる

これもまた有名な話。泣いている赤ちゃんを放置することで、赤ちゃんは相手に対し自分の意思を伝えようとすることをやめます。

「これだけ自分の意思を伝えても伝わらないのであれば伝えても無駄」

コミュニケーションを繰り返し拒否された赤ちゃんは泣くことをやめます。
これがサイレントベビーです。

そして、この屈折した感情を抱くことは、本人にとって負の影響を与えることになる。

しかも、それは基本的には一生涯続くものと考えられています。

では、「どうしてそのようなことになってしまうのか?」について考えてみましょう

エリク・ホーンブルガー・エリクソン(ErikHomburger Erikson,1902年6月15日-1994年5月12日)は、アメリカの発達心理学者で、精神分析家。「アイデンティティ」の概念を提唱したことで知られる。

出典 https://ja.wikipedia.org

「人間は赤ちゃんのころに”基本的信頼感”を形成する」

発達心理学者であるエリク・H・エリクソン博士は人々にこう説きました。

エリクソン博士は、今では広く認知されている概念”アイデンティティ”を提唱していたことで知られるアメリカの発達心理学者です。

エリクソン博士が提唱した「基本的信頼感」とは?

基本的信頼感
子どもが養育者との間に強い情緒的絆を形成する中で、自分が他者から愛され、大切にされているのだという感覚を身につけることを言う。
それに失敗すると、誰かに裏切られたり、見捨てられたりするのではないかという不信感を常に拭い去れないままになる。

出典 http://ameblo.jp

基本的信頼感をエリクソン博士は「人を信じ、自分を信じる力」と説明しています。

簡単に言ってしまえば、自分を含めた世界を信じることができるかどうか。

漠然と聞こえるかもしれません。

もし、そう思うのであれば、自分を信じられない、世界中のことが信じられないということがどういうことなのかをもう少し考えてみてください。

自分の他人も信じられないということがどれだけ生きにくいことなのか。
生きていくうえで、それがどれだけ人の人生に影響を与えるのか。

エリクソン博士は”基本的信頼感は人間が生きていくうえでの土台となるものである”と考えていました。

赤ちゃんはどうやって他人を信頼するのか?

すでに上述しましたが、赤ちゃんは”泣くこと”と”笑うこと”で自分の意思、感情を表現します。

そして、それに応えてくれる周りの大人がいて初めて人を信頼することができる。

そうして生まれるのが基本的信頼感です。

赤ちゃんのころに培われる基本的信頼感によって人は、大人になってからも生きることに安心し他人とも仲良くできる。

つまり、基本的信頼感があるからこそ人は人と関わりながら安心して生活していくことができるのです。

他人と自分を信じることが出来ないことで生まれる弊害

基本的信頼感を持たず大きくなった子どもは、やがて大人になってからも他人を信じることができません。

他人を信じられないということは、人と関わることで被害的な感情を抱くようになるということ。他人に対して暴力的な人間になるかもしれません。

また、自分を信じることもできないので自分の思う何かをやり遂げることも難しくなるでしょう。

そういった人間はそうでない人間に比べて、他人との信頼関係を築くことが難しくなるでしょう。

もしも、自分が他人と信頼関係を築けず、自分を信じられないとして、幸せな人生を築くことができるのかどうか。

泣いている赤ちゃんを放っておくことが、その子の人生にどういった影響を与えるのかを考えてみませんか?

終わりに

この記事を読むと子育てに真剣なママほど考え込んでしまうかもしれません。

でも、そういうわけじゃないんですよ。子育てって別にママだけでするものではないですよね。

パパはもちろんですし、ママの両親だったり、赤ちゃんに兄弟がいるのであればお兄ちゃんやお姉ちゃんだって子育ての一員です。

ママだけで大変なときは、遠慮せずに周りの人間い協力してもらいながら、赤ちゃんが基本的信頼感を持てるようにしっかりサポートしてあげましょう。

この記事を書いたユーザー

amaneck このユーザーの他の記事を見る

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