記事提供:カラパイア

あれ?昨日あそこにいたよね?っと言われ、そんな場所にいるわけないのに何いってんの?っと思ったことはないだろうか?いわゆる他人の空似ってやつだが、世界には自分のそっくりさんが3人はいると言われている。だがもしかしたらもっと多いのかもしれない。

その理由は、顔の特徴を決める遺伝子の数が限られているからだ。

「出回っている遺伝子の多様性は限られています」と説明するのは、米コーネル大学でハチやマウスなどの外見の多様性と遺伝子について研究するマイケル・シーハン氏だ。

これについて、カードのデッキを何度もシャッフルすれば、どこかの時点で同じ手札が再度配られる、と同氏は例えている。

カードのデッキは非常に分厚く、例えば、髪や目、肌の色といった顔の特徴を決定する遺伝子の数を現在のところ科学者は把握していない。

だが進化は人間の顔のつくりが多種多様になるよう後押ししているようだ。シーハン氏らは昨年発表した論文で、人間の顔は例えば手などよりも幅や長さにおいて多様であると論じた。

また、人体の他の部分に比べて、より多くの遺伝子が顔のつくりに関連していることも判明している。

その理由として考えられるのが、社会的な動物である人間は、他人を区別することで有利になれたということだ。これによって益をもたらす者には近寄り、害なす者は避けるということが可能になる。「誰が誰であるのかに関心が寄せられます」とシーハン氏。

血統的に近く、民族が同じなら似る確率は高くなる

もちろん、家族同士は赤の他人よりも平均すると似ており、人間の顔のつくりが遺伝することを示している。まったく同じ遺伝子を持つ一卵性双生児のきょうだいが、区別も難しいほどに似ているのはこのためだ。

そのため、容姿が似ている者同士はおそらくは血統的に近いと考えられるのも当然だろう。

さらに、同じ民族に属する人同士は、他民族に比べてより多くの共通した遺伝子セットを有している。東南アジア人が黒髪と浅黒い肌を有しているのに対して、スカンジナビア人が金髪と白い肌を有しているのはそのためだ。

「2人のそっくりさんがいたとして、片方がアジア人でもう片方はヨーロッパ人である可能性は低いでしょう」と米ベイラー医科大学のアーサー・ボーデット氏は話す。近い祖先を持つものほど、かなり共通した遺伝子を有しているのだそうだ。

民族という用語は文化や言語などの非遺伝的側面も含めて捉えられるため誤解を生じさせる概念であるが、これを遺伝的に近い人たちのグループとみなすのならば、理論的にはその中でそっくりさんが生まれる可能性が高いはずだ。

最大の民族は、漢民族(約13億人)とヒンドゥスターニー人(推定約12億人)だ。あなたがこのグループに属しているのであれば、自分のそっくりさんに出会う確率は理論的には多少なりとも高い。

民族交配によりそっくりさんの数も変化する

しかし、人々が遺伝子や地理的分布を共有しており、容姿が似ているという見方は、現代社会の世界的な移動のために揺らぎつつある。過去数千年もの間孤立して存在した民族グループに属する人々は、今では他民族の人々と子孫を残すことが多くなってきた。

長い間、高緯度の寒冷気候や赤道の熱帯気候など、特定の環境において暮らす人々の集団には、独特の遺伝的突然変異が起こり、これが民族の特徴を形成してきた。

今日、かつては孤立していた人間の集団がそれぞれ独自の遺伝子を持ち寄りあっている。そっくりさん効果が増す可能性も、薄まる可能性もどちらもありうる。

人口増加でそっくりさんの数がアップ

だが、何と言っても20世紀初頭には10億程度だった世界人口は、今では70億人にまで爆発しているのだ。血統が薄れた世界各地の人たちは、見事なまでにそっくりな他人の空似が発生する確率を上げるかもしれない。

「人口が十分に多くなれば、自分とほとんど同じような容姿をした赤の他人に会うことになるでしょう」とシーハン氏は語った。

グローバルなインターネット社会となり、最近では自分のそっくりさんを探すウェブサイトも登場したようだ。

TWIN STRANGERS(ツイン・ストレンジャー)という無料サイトに登録し、自分の写真をアップすれば、世界中から自分にそっくりな人を探し出してくれるという。

私は私の親友とよく間違えられるのだが、実際には顔もスタイルも似ていない。だが漂っているオーラに近いものがあるみたいだ。髪の長さも一つの要因かもしれない。似ていないのに似ていると言われるそっちの研究も是非してほしい。

ということでみんなは、誰かに間違えられたことはないだろうか?その人は実際に自分とそっくりだったであろうか?

出典:livescience
出典:dailymail

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