出典 https://www.youtube.com

エジプトの株式会社OTMT(オラスコム・テレコム・メディア・アンド・テクノロジー)の会長を務めているナギーブ・サウィーリス氏。彼は2015年9月2日全世界にTwitterを通じて自らの意志を伝えました。その発表を全世界の人々が賞賛し話題になっています。けれど、彼がこの発表をする背景にはシリアの悲しい現実があったのです。

「イタリアか、ギリシャが所有している島の中で一つを私に売ってほしい。数十万人の難民が暮らせるようにし、彼らに職を提供する。その島を独立させ、難民たちを迎え、新しい国を作る。」

出典 https://www.youtube.com

サウィーリス氏がCNNのインタビューに応えました。島には、住居はもちろんのこと、病院や学校、ホテルなどの施設を建設、難民たちが働ける基盤を作り、スムーズに定着するまですべてを支援する。彼のアイデアと覚悟に多くの人から賞賛が集まっています。

サウィーリス氏の資産は3450億。買いたいと希望しているイタリアとギリシャの島々は大きさにもよりますが価格は12億〜120億。彼の財力であれば現実的な話。「20万人が住めるほど大きい無人島が、地中海にはたくさんある。島さえ買えれば難民たちを乗せたボートを泊める港だって作れる。島は大きければ大きいほどいい、両国が望む金額を払うつもりだ。」と話します。

出典 http://www.mirror.co.uk

サウィーリス氏が難民の為に私財を投じて島を買うと決意したのは、世界中が悲嘆したこの事件がキッカケでした。内戦の続くシリアを抜け出したアブドラさん一家。定員オーバーの船が波風に煽られ転覆、大破。海に投げ出された亡くなったのは3歳のアラン・クルディ君とお兄ちゃんのギャリップ君(5歳)そして母親のレハンさん(35歳)海岸に打ち上げられた小さな遺体。この心を抉るような悲しい写真は、サウィーリス氏を始め世界中、多くの人々の心を痛めています。

サウィーリス氏は「この写真が世界に広がったのは神の意志だと感じる。この出来事に私の良心が目覚めた」と語ります。

HOPE/希望

出典 http://www.mirror.co.uk

アラン君やギャリップ君のような子供はまだまだシリアにたくさんいます。未来ある彼らを救う為にもサウィーリス氏は早速、行動にでました。イタリア・ギリシャ両政府にこの計画を書いた手紙を送りましたがまだ、返答はないそうです。一部メディアではギリシャがサウィーリス氏に島を売ることが財政的にも役立つと伝えています。

サウィーリス氏購入した島の名前を「HOPE/希望」と名付けたいとコメントしています。

サウィーリス氏以外にも島を買い難民を救出するとアメリカの不動産王が名乗り出たのですが当時、誰からも相手をされざず実現できなかった過去があります。しかし、今、シリア難民を救おうという声があちらこちらから上がり始めました。9月7日イギリスのキャメロン首相は、シリア国境周辺の難民キャンプから今後5年間で最大2万人のシリア難民を受け入れる考えを明らかにしました。

国連も各国に受け入れを要請。ドイツも2万人のシリア難民を受け入れました。しかし、400万人にまで急増したシリア難民。現実的に難しいこの問題の背景には様々な問題が山積みされています。国家権力により翻弄される民間人。内戦が始まってから亡くなった人は、約22万人以上。その中の半分が、民間人だったそうです。そして、地獄のような故郷から逃げ出し、難民になった人は約1160万人とIRO(国際難民機関)から発表がありました。

悲しいかな無政府状態になっているシリアでは国が自分の安全の保証や最低限の基本的権利を擁護してくれるというようなことは、もう望めません。アラン君やギャリップ君のような悲しい出来事を繰り返さないためにも、国際社会は今、様々な問題と向き合い難民に目を向け必要な支援をする時がきているのかもしれません。サウィーリス氏のアイデアがこの国際社会に一石を投じHOPE/希望になること、また実現できることを心から願います。ご訪問ありがとうございました。

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