決して、華やかでもなく、色鮮やかでもないススキに心奪われるのは、日本人ならではの感覚なのかもしれません。

秋になって、十五夜に欠かせないススキ。そんなススキが風に吹かれている場所に行ってみたくなりました。

箱根・仙石原

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箱根のススキを語る上で欠かせないのが仙石原のすすき草原です。「かながわの景勝50選」「かながわの花の名所100選」にも選ばれている名所で、毎年大勢の観光客が訪れるススキの名所スポットです。

台ヶ岳の斜面を覆い尽くす様に、数えきれないほどのススキが一面に広がります。その圧倒的な迫力に初めて見る方は特に驚かれることでしょう。すすき草原の中はススキをかき分けるように道が続いており、見渡す景色がススキに囲まれた幻想的な景色を楽しむこともできます。

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ススキ草原MAP!

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仙石原は江戸時代初期まで「千石原村」という地名でした。昔は一面、樹木もない広大な原野が広がっており、ここを開墾すれば千石もの穀物が穫れるだろうということから名づけられたそうです。

でも、火山灰土壌と湿地のため、それは夢と終わり、屋根葺き用のカヤを近隣の村に出荷するのが主な仕事だったとか。
カヤ、すなわちススキです。
いまは美しい風景として多くの人たちに楽しまれていますが、昔は生活の大事な糧だったのです。

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伊豆稲取細野高原

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伊豆天城連山の一角を担う稲取三筋山。相模灘、伊豆七島が遥かに霞む大海原を眼下に臨む伊豆で屈指の広大な草原を抱く、この山は大自然の宝庫。

稲取細野高原は四季折々の景色を奏で、その表情を多彩に変える。
春には自然の恵み、山菜の群生に心弾ませ、夏、新緑を堪能する。そして秋、広大な細野高原エリアでは、無数のすすきが、群生し、山裾へ吹き降ろす秋の息吹に穂を揺らす。その様は、まるで黄金色のすすきが醸し出す壮大な大海原の様。

晩秋の秋、伊豆稲取の地で、大自然の営みが織り成す壮大なドラマと絶景に出会えるなんて・・・
暁のすすき奏でる絶景に触れた時、何物にも代えがたい感動に、あなたは,包まれる。

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見事なススキです!

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曽爾高原(そにこうげん) 奈良

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日本300名山の一つの倶留尊山(くろそやま)。この山から亀の背に似た亀山を結ぶ西麓に広がるのが曽爾高原です。

曽爾高原はススキで一面に覆われた草原で、3月中旬頃には毎年山焼きが行われ、春から夏にかけては一面に青い絨毯がしかれたような爽快な姿をみせます。秋にはススキの穂が日差しを浴びて銀色・金色に輝き、毎年たくさんの観光客が訪れます。

出典 http://www.soni-kogen.com

曽爾高原散策マップ!

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曽爾高原は標高約700メートル、市街地と比べて2~4℃程度気温が低くなります。特に朝晩は冷え込みますので、重ね着できるものをお持ちになると安心です。夜の曽爾高原は自然のままに暗闇となります。各自懐中電灯等をお持ちください。雨が降った後の地面はぬかるみやすくなっておりますので、足下にお気をつけてお楽しみください。

出典 http://www.geocities.jp

ススキの分布図

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日本に集中していることに驚きました。

日本人の原風景ともいえるススキです。群生したススキを観たくて堪らなくなりました。

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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