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イギリス女王であるエリザベス女王。

現在89歳で歴代の英国王の中で最高齢ですが、9月9日には在位期間も歴代最長タイとなる63年7ヶ月を迎えます。退位予定もないので、今後在位期間の最長記録はどんどん更新されるとも言えますね。

そこで今回は、重責を一人で担い続ける女王の人生と、女王を支えたロイヤルファミリーの素敵なエピソードを紹介します。

生い立ち

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女王は、ヨーク公(後のジョージ6世)とエリザベス妃の長女として誕生しました。この写真の一番右の女の子が、幼き日の女王です。父のヨーク公とそっくり!

幼い頃から非凡な一面を見せていたようで、イギリスの名宰相チャーチルは次のように述懐しています。

王女がまだ2歳だったころ、チャーチル(その時は財務大臣)が「幼少であるにもかかわらず、威厳を漂わせ、思慮深さを感じさせる」と感嘆の声をもらしたことが伝えられている。

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2歳で威厳を放つ少女…流石としか言えません。

まさか後に女王になるとは、チャーチルも予想していなかったのではないでしょうか。

祖母の意向でしっかり勉強をしていた少女時代

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当時、上流階級の女の子に学問は不要と言われる時代でした。しかし、女王は祖母のメアリー王妃の意向で、歴史、音楽、文学などを中心に家庭教師から学んでいたのです。

女王の伯父であるエドワード王太子は、女性関係でスキャンダルが絶えませんでしたし、父のヨーク公も病弱だったので、メアリー王妃は孫娘の女王とマーガレット王女(女王の妹君)に万一の時の保険をかけていたのかもしれません。

しかし、その選択が吉と出る事態が起きてしまいます。

1936年に女王の祖父であるジョージ5世が亡くなり、伯父のエドワードが国王として即位したのですが、離婚歴のある女性と結婚するために在位1年足らずで退位してしまったのです。これが世に言う「王冠を懸けた恋」というものです。

伯父のエドワード8世の退位を受けて、父のヨーク公がジョージ6世として即位し、女王は10歳にして王位推定相続人になりました。

これを機に、女王は君主になるために必要な帝王学、法律、フランス語などを中心に学び、王位継承者として忙しい日々を過ごすことになります。

さて、普通の王女から王位継承者、そして君主という重責を背負った女王。その重みは、なったものにしかわかりませんが、女王のそばにはいつも支えてくれるロイヤルファミリーがいるのです。

幼少の頃から現在まで女王を支える「家族」

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元々イギリス王室は代々愛犬家の王が多く、飼っている犬は「ロイヤルドッグ」と呼ばれています。

女王も幼い頃から愛犬と共に暮らし、自身の新婚旅行や公務にも同行させる程の愛犬家です。

忙しく公務をこなす女王にとって、ロイヤルドッグ達は癒しの存在なのではないでしょうか。

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女王自らお散歩。

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公務の時も一緒。ロイヤルドッグたちもお行儀がいいです。

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家族団らんのひと時も一緒。幼い頃のチャールズ皇太子と、アン王女と一緒に遊んでいます。

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2012年のロンドンオリンピック開会式にも、女王の愛犬が登場していました!

そして、最も女王を支えているのは、やはり夫君であるエディンバラ公です。

夫して女王を支えるエディンバラ公

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女王とエディンバラ公は、元々遠い親戚同士の関係です。そんな二人が初めて出会ったのは、女王が7歳、エディンバラ公が12歳の時でした。この時は、まだ女王も王位継承者ではなかったですし、7歳という年齢でしたから恋愛感情などもなかったようです。

しかし1939年に再会した時、成長したエディンバラ公に女王は一目惚れ!以降、文通で愛を育んでいきました。

結婚するまでに障害がたくさんあった

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実は、この女王とエディンバラ公が結婚するまでには、数々の障害がありました。

それは、エディンバラ公の出自と当時の世界情勢が関係していたのです。

1947年7月9日に正式に婚約が発表されたが、婚約に至るまでの経緯は決して順風満帆とは言えなかった。その要因は、フィリップが経済的に自立していなかったことや、外国生まれであることのほか、フィリップの姉がナチスとの関係を持ったドイツ系貴族と結婚していたこと等にある。

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エディンバラ公は、元々ギリシャ王室の出身ですし、ヴィクトリア女王の玄孫でもあるため、血筋に問題はないように思えるのですが、姉達の結婚が障害となっていたのです。

この障害を失くすために、エディンバラ公はイギリスに帰化、さらに名前をイギリスの家系である母方の姓に変更、宗教もギリシア正教会からイギリス国教会に改宗、そしてギリシャ及びデンマーク王子としての地位も放棄したのです。

女王の伴侶となるために、自身の名前も地位も捧げた末に結婚が成立しました。

女王が一番大切にしている指輪の秘密

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女王が数あるジュエリーの中で、最も大切にしているのがエディンバラ公から贈られた婚約指輪だと言われています。

それには深い理由がありました。

ギリシャ王家出身のフィリップ殿下とエリザベス2世女王陛下の婚約指輪にまつわるエピソードがあります。

未来の女王への贈り物として捧げられた指輪は、3カラットのダイヤモンドの周囲を5つのダイヤモンドがプラチナ台とともに取り囲んでいるもので、フィリップ殿下ご自身でデザインされました。

この指輪に使われているダイヤモンドは、もともとはフィリップ殿下の母上のティアラにあったもの

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自らデザインをしただけではなく、母上のティアラにあったダイヤを贈るということに、愛情の深さを感じます。

ところで、ロイヤルファミリーはサプライズが大好きなことでも知られています。

エディンバラ公も例外ではなく、女王にこんなドッキリを仕掛けていました。

衛兵のコスプレで女王をお見送り

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女王の笑顔で全てが分かりますね(笑)

こんなユーモアのある行動も出来てしまう雰囲気こそ、イギリス王室が世界で愛される理由の一つ。

今年で結婚68年を迎えますが、エディンバラ公の支えが女王の原動力なのは間違いないのではないでしょうか。

おわりに

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89歳とは思えないほど精力的に公務を続ける女王。

激動の時代を生き抜き、イギリスの絶対的存在として君臨し続ける女王のパワーに圧倒されるばかりです。

どうかこれからもお元気で、在位記録を更新し続けて欲しいですね。

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