キョン大繁殖のニュースが連発!!

小柄な体につぶらな瞳、謙虚に突き出る角。動物園にいれば人気の的になるのだろう。かつて勝浦市にあったレジャー施設「行川アイランド」(平成13年閉園)から逃げたといわれるシカ科の動物・キョンが県南部で大繁殖しているという話を聞き、推定生息数が最も多い鴨川市へ車を走らせた。

出典 http://www.sankei.com

地元の人間にとっては、実に懐かしい「行川アイランド」。渥美清の映画や仮面ライダーの撮影の舞台にもなったことがあります。県の資料でも同施設からの逃走を要因と推定していますので確定はされていませんが、この話題の千葉のキョンのルーツは「ここ」という線が濃厚のようです。

キョンって何?

年齢的に私の場合はこちらを想像します。

しかし、お若い方にキョンと言えば、こちらを想像する人が多いようです。

繁殖しているのはこの子たちです。普通に出会ったらちょっと驚きそうな動物ですね。

キョンは中国南東部および台湾に自然分布しているシカ科の小型草食獣で、国内では千葉県の他、東京都伊豆大島で野生化している。成獣の体重は9~10kgほどであり、房総のニホンジカ(成獣の平均体重:オス60kg、メス40kg)と比べて著しく小さい。

出典 http://www.pref.chiba.lg.jp

減らない理由

そもそも2012年~2014年にかけて3万頭も増えているのですから、増やしてやっと年間1,200頭の捕獲数では焼け石に水なのは誰の目にも明らかです。つまり、減らないに決まっているのです。

キョンに関して
最近ひどく増加しているが、具体的なキョン対策は未だ存在しない。何を食べているかもよく分かっておらず、オリに誘うための餌に何を使えば良いのかも不明。 高橋さんいわく、くくりわなのワイヤーを3mmくらいの太さのものに変えれば、キョンはもっと捕獲できるようになるらしい。だが、4mm以下の太さのワイヤーを使ってはならない決まりになっている(イノシシなどがかかり、暴れてワイヤーを切ると危険)ため、それも出来ない。 行政は本当に根絶させる気があるのだろうかと、疑問に思うことも多いそうだ。

出典 https://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp

これはハンターへのインタビューの答えです。本気にならずして「生きよう」とする野生獣を捕獲するのは難しいだろうことは容易に想像されます。

【鳥獣保護法】という法律があって、資格を持ったハンター以外は野生動物を捕獲することは出来ません。
その捕獲を許されるハンター自体が「絶滅危惧種」だというのですから、大繁殖のキョンを減らそうというのは土台無理があるのです。なのに問題視されて何年もの間、何の対応もしていないのですから、想像の話で申し訳ありませんが、恐らく行政は減らそうとも、減らせるとも思っていないというのが、実際ではないかと思います。

増え続けた先にあるもの

強烈な繁殖力があり、更に言えば脱走時期からの増え方のカーブを見ると、昨今の気候等の環境変化が大繁殖の引き金を引いた可能性が高いと思われます。

生態系への影響が懸念されるというような悠長な話も聞こえますが、ここまで来てはそれは既にあったと考えた方が妥当でしょう。

ここまで本気で捕獲に向かわなった理由は、千葉と大島という限定した地域であったこと、そして小型動物で森に住んでいるので表だって見えないからだと思います。
よって、これからもスタンスは変わらないでしょう。このニュースも時と共にまた風化します。

3年で3倍なので、2018年には14万頭、2021年には42万頭というペースで膨らんでいきます。どの位の頭数になったら千葉の森からあふれ出すのか分かりませんが、この大繁殖の行く末は、行き場を求めたキョンが人間の居住区へ進出を始めることでステージを変えることになりそうです。

つまり人間の「生活圏=生態系」への影響です。
さて、その時に人間はどんな対応をするのでしょう。
なかなか素敵なハッピーエンドが思い浮かばず、切ないです。

元はと言えば「行川アイランド」に連れてこられた外来の愛らしい小動物でした。
出来るならば自然界の中で居場所を得てくれることを願いたいです。

最後は、千葉の自然の力だけが頼りかも知れません。千葉県民として何か出来ることがないものかと考える、それも千葉の自然の力のひとつかも知れません。

ガンバレ千葉!!

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花咲 未来 このユーザーの他の記事を見る

心にいつも熱い想いが詰まっている「夢多きアラフィフ」です。子育ても給料を運ぶ以外はほぼお役ご免になりましたので、これからの自分はどう生きるかを模索しながら、第二の青春を生きています。『アオハルはいつも間違える』ので、記事には誤字脱字のなりように気をつけます(^^;;

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