日本のプロ野球のシーズンが佳境に入ってきて、パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスが独走でいつ優勝を決めるかになり、クライマックスシリーズ入りの争いで埼玉西武ライオンズと千葉ロッテマリーンズが熾烈に争い、セ・リーグは阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツが優勝争いを繰り広げてます。

その中で今年のプロ野球は個人成績にも注目が集まっています。

注目されてる選手は?

今年のプロ野球の個人成績で注目を集めてるのはこの二人です。

山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)

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東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手。
山田哲人選手は履正社高校からドラフト一位で東京ヤクルトスワローズに入団しましたが、ドラフト一位と言っても斎藤佑樹(日本ハム)、塩見貴洋(楽天)の抽選に外れた上の一位指名でした。

入団会見時は「宮本(慎也)さんや青木(宣親)さんの様な選手になりたい。」と抱負を語り、外れの外れ一位とはいえ身体能力の高い選手として期待され、背番号もメジャーへポスティング移籍をした青木宣親選手がつけてた23を背負うことになりました。

山田哲人選手はその期待に応えるように入団一年目は当時守っていたショートのポジションがけが人が多く出てフェニックスリーグ(育成を目的にした若手選手が集まる秋のリーグ戦)での好調さが認められて、クライマックスシリーズに出場。
入団二年目には代打でシーズン公式戦初出場、初打席、初安打を記録し、巨人の内海哲也投手からプロ初ホーマーを放ちました。

山田哲人選手がブレークしたのは入団4年目の昨年、杉村打撃コーチの指導の下打撃成績が大幅に向上し、4月から9月にかけて日本のプロ野球史上初の6カ月連続初回先頭打者本塁打を達成。監督推薦でオールスターゲームにも出場し、8月には月刊MVPに輝き、阪神タイガースの藤村富美男さんが1950年に記録した右打者の年間安打数191安打を逆転満塁ホームランで更新しました。

その時山田選手は「どうしてでしょうね…わからないです」とその理由についてはうまい答えが返せませんでしたが、二人三脚で練習に取り組んできた杉村打撃コーチには「感謝したいです」とお礼を述べました。

昨シーズンの山田哲人選手の成績は

打率:324 試合数143 打数:596 安打数:193 本塁打:29 打点:89 得点:106 三振:95 四球:74 死球:8 犠打:2 犠飛:5 盗塁:15

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好成績どころか64年ぶりに記録更新という結果を残しました。

柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)

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柳田悠岐選手は広島商業から広島経済大学へ進学し、大学通算で82試合で打率.428、8本塁打、60打点の成績を残し、2010年に福岡ソフトバンクホークスからドラフト二位で指名を受けて入団しました。

プロ入り一年目で新人唯一の一軍キャンプに入り期待は高かったですが、開幕一軍こそならなかったものの一年目の5月に一軍に昇格。
フレッシュオールスターゲームにも4番センターで先発出場をしました。

プロ二年目に一軍に昇格しましたが二軍へ降格。再び一軍に昇格するとプロ初先発をし、斎藤佑樹投手から四球を選んでプロ初出塁。翌日の日本ハム戦には8番右翼手として先発出場し、2回の1打席目でからプロ入り初安打。6月28日の対オリックス戦でプロ初盗塁を記録し、8月5日の対埼玉西武ライオンズ戦でプロ初本塁打は推定135メートルの特大弾でした。

プロ4年目にレギュラーに定着し144試合全試合先発出場。5月には月間打率.395、安打数34(共にリーグトップ)を記録し月間MVPして監督推薦でオールスターゲームに初出場。オールスターゲーム第二戦で先発出場をするとバックスクリーン左へのツーランホームランを含む4安打を放ち、この試合のMVPを獲得。その後も好成績を維持して福岡ソフトバンクホークスの日本一へ大きく貢献をしました。

広島生まれの広島育ちですので幼いころからカープファンで「カープ男子」を自称しているそうです。

柳田選手の昨シーズンの成績は

打率:317 試合数:144 打数:524 安打数:166 本塁打:15 打点:70 得点:91 三振:131 四球:72 死球:16 犠打:0 犠飛:3 盗塁:33

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注目されてる理由は?

この二人の選手が注目されてる理由は「トリプルスリー」と言われてる成績を達成する可能性が高いからです。
トリプルスリーとは何かといいますと、打率3割、本塁打30本以上、盗塁30個以上の成績を残すことで、日本プロ野球史上で8人しか達成してない記録です。

日本プロ野球歴代トリプルスリー達成者

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現在楽天イーグルス所属の松井稼頭央選手以降一人も達成してなく、50年以上続く日本プロ野球の歴史でも僅かに8人しか達成者がいない記録です。

それがセパ両リーグ同時に達成されるのでは?ということでこの二人の選手に注目が集まっているのですが、この二人の選手の現在(9/4現在)の成績はと言いますと

打率:.328 試合数:121 打席数:547 打数:476 安打数:156 二塁打:34 三塁打2 本塁打:33 塁打:293 得点:102 打点:86 得点圏打率:.340 三振:92 四球:63 死球:5 犠打:0 犠飛:3 盗塁:27 併殺打:9 出塁率:.410 長打率:.616 OPS:1.025

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本塁打は既に30本をクリア。打率は現在リーグ二位でよほど調子を落とさない限り打率もクリアの可能性が高く、盗塁数も後3つの盗塁でトリプルスリー達成です。

山田哲人選手は打率リーグ二位の他に打点もリーグ二位で本塁打はリーグトップ、盗塁数もリーグトップで打率と打点がリーグトップでシーズン終了したら史上初の4冠王も狙える成績です!

打率:.359 試合数:116 打席数:516 打数:435 安打数:156 二塁打:26 三塁打:1 本塁打:29 塁打:271 得点:92 打点:87 得点圏打率:.411 三振:86 四球:69 死球:11 犠打:0 犠飛:1 盗塁:26 併殺打:8 出塁率:.457 長打率:.623 OPS:1.080

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打率と本塁打数はリーグ二位。打点もリーグ三位と打撃三部門でトップスリーに入る好成績で打率は達成はほぼ決定。本塁打は後一本、盗塁数は後4つでトリプルスリー達成です。

あの選手も達成できなかったトリプルスリー

トリプルスリーが注目されるようになったのは1990年代に入ってからです。当時秋山幸二選手が1989年に達成してから注目されるようになり、1995年に野村謙二郎選手、2000年に金本知憲選手が達成してから更に注目を増し、達成者が過去にも少ないことと相まって益々注目をされるようになりました。

そして、トリプルスリーが実は達成困難な記録であるという理由の一つにあの名選手も達成できてなかったのです。

長嶋茂雄さん

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ミスタープロ野球といわれた長嶋茂雄さんは打撃三部門のタイトルを数多く取り、巨人のV9に大きく貢献した選手ですが、実は長嶋茂雄さんは足が早く通算盗塁数はプロ17年間で190と決して多くはないのですがプロ入り一年目に37、二年目には21、三年目には31の盗塁数を記録しています。

長嶋茂雄さんがトリプルスリーに最も近づいたのはプロ入り一年目で打率.305で先述したように盗塁数は37でしたが本塁打数は29で惜しくもトリプルスリー達成を逃しました。

トリプルスリー達成を逃した理由は実に長嶋茂雄さんらしい理由で実は本塁打を30本打ってたのですが、

9月19日の広島戦で放った打球は左中間のフェンスを越えるも、1塁を回る際にベースを踏み忘れて、塁審から「アウト」の宣告。この本塁打が取り消しになっていなければ、ルーキーでのトリプルスリー達成という初の快挙となっていた。

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あの有名なベース踏み忘れでトリプルスリー達成を逃したのです。

張本勲さん

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今では毎週日曜に某テレビ番組で「喝!」と言ってる張本勲さんですが、日本プロ野球の通算最多安打数の記録を持っています(イチローは日米通算です)。張本勲さんも今の姿からは想像がつかないのですがプロ23年で通算盗塁数が319という記録が残っています。

張本勲さんがトリプルスリーに最も近づいたのは1963年で盗塁数が41、本塁打が33でしたが、なんと打率が.280と23年のプロ生活で16回打率3割を記録して通算最多安打数の記録を持つ人が打率でトリプルスリーを達成できなかったのです。

イチロー

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イチローがトリプルスリーに最も近づいたのは1995年。打率は文句なしの.342で首位打者、盗塁数も49でこの二つは当然クリアしたのですが、本塁打数が25で本塁打が足りずにトリプルスリー未達成となりました。

しかし、この年のイチローは首位打者だけでなく盗塁数もトップで盗塁王、打点80で打点王にも輝き本塁打数は実はこの年の本塁打王が福岡ダイエーホークスの小久保選手が28でしたので本塁打王も狙える位置にいたのです。

もし本塁打狙いに徹していたら打率、打点、本塁打、盗塁の4冠王を取れたかもしれなかったのです。 

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他にももう少しでトリプルスリーが達成できた!という選手を見ても「打撃の神様」と言われた川上哲治さん、連続試合出場記録で国民栄誉賞を受賞した衣笠祥雄さんなど日本プロ野球の歴史に名を残す名選手ばかりです。

それだけパワーとスピードの両立は難しいのでしょう。

山田哲人選手も柳田悠岐選手も優勝争いをするチームの中心選手として活躍してトリプルスリー達成となれば今以上に大きく注目をされるでしょう。

阪神タイガース、読売ジャイアンツと激しい優勝争いを繰り広げてる山田哲人選手と

出典 http://akasannz.com

優勝マジック14(9/4現在)と優勝へ向かって爆進中の福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手の活躍にも注目してみましょう!

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政治・経済、思想・哲学、文学を学びつつ地元を中心にラーメンを食べ歩くフリーの物書きおじさんです。
spotlight公式/プラチナライターでもあります。仕事は随時受け付けしてますのでブログなどを参考に依頼待ってます。
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