記事提供:カラパイア

中国、重慶市で農場を営んでいる陳欣銀(48)は、7歳の時に電気に感電し両方の手を失った。それでも残されていた2本の足を自分なりに鍛錬し、なんとか人並みな生活を送れるようになった。そして20歳の時、今度は父親を失う。

当時から母親は重い病を抱えていたが、陳が農作業をこなし、なんとか支え合って暮らしていた。だが1か月前、91歳の母親の両手が麻痺してしまった。

陳は農作業のみならず、母親の介護をすることとなった。自らの足を手に変え、母親にご飯を食べさせてあげることが日課となった。自らの歯でスプーンをくわえ、母親にご飯を食べさせる。

体の不自由な陳に対し、近所の人たちは「物乞いしたほうが稼げるよ」という。だが陳はそれに甘んじない。

「自分にはこんなに立派な足がある。腕がなくても人さまに物乞いするほど不自由はしていない」として、毎日農作業をこなしながら母親の世話をする。

陳は14歳の時から農場で働くようになった。努力に努力を重ね、自らの足を使うことを覚えた。足を使って炊事もできるし農作業もできる。

足を使ってすべてを行おうと決心し、最初に包丁を使おうと思った時足に大きな傷ができた。だが屈しなかった。たゆまぬ努力により陳の足は完全に腕として機能しているのだ。

それは足だけではない。体のすべての部分を駆使する。

兄弟らはすべて家をでてしまった。今母親の面倒をみるのは自分だけだ。陳は農作業の他に体が麻痺した高齢の母親の世話をしている。

陳は一人で農場にいる牛や羊の世話をする。家畜の餌である食物を育て収穫もする。野菜を育て、料理もする。

幼い頃から鍛え上げられた陳の足は手と同等、それ以上の働きをする。

たった1人で、農場すべての管理をする。

「私には手がない。だがすごく良い足がある。こんなに立派が足があるのだから、物乞いなどで人さまにお金をもらうことはできないよ」陳はそう語る。

出典:9news

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