ADHDだと気づかれにくいADD

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「ねぇ、聞いてる?」「今の聞こえた?」

わが家にはADD(注意欠陥障害)の次男がいます。
いつも息子はこう言われていました。
「ねえ、聞いてる?」「今の聞こえた?」

話しかけても反応が鈍い。聞いているのか聞いていないのかわからない。話を聞いているように見えないことが多かったのです。

ある時、息子が
「先生の声が聞こえない、友だちの言ってることがよくわからない」
と言い出したことから、児童精神科を受診して、ADD(注意欠陥症)診断が下りました。

ADDの息子の症状は
・忘れ物が多く、物をなくしやすい
・気が散りやすく、集中力が続かない
・興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
・ボーっとしていて、話を聞いていないように見える
・行動が他の子よりワンテンポ遅れる
・字が乱れる
・不器用(縄跳びなどが苦手)
・片付けられない
・あまり目立たない(ADHD であることに気づかれにくい)
赤字が息子に当てはまる部分です。

先日、モデルの栗原類さんが同じADDだと告白して話題になりました。息子には多動がなかったので、ADHDだと思ったことは一度もありませんでした。

学齢期に気付かれることが多いADHD

子どもはだれも落ち着きがないものです。落ち着きがない子なのかADHDなのかの見極めは難しく、学齢期になって問題が表面化する場合もあります。

ADHDの特徴としては
・着席できない、離席を繰り返す
・宿題に手を付けられない
・危険な遊びをする
・手が出てしまう
・順番を待てず、横入りしてしまう
・先生に当てられてもいないのに、先に応えてしまう
という症状があります。

しかし、上記は息子には一つもあてはまりません。息子には多動性はありません。ADHDは、多動性ともなわない注意欠陥障害の場合もあるのです。

気付いてあげてほしい ADHDの正しい理解のために

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ADHDの男の子が学校で困っている様子のビデオです。

適切な支援、対処があれば社会的自立が可能です。逆に叱られ続けてばかりいると、欝を発症したり、引きこもり、家庭内暴力など二次障害になる可能性もあります。

ADHDの適切な支援、対処法とは
適切な支援、対処法でADHDの症状を改善させることは可能です。

・こどもが適切な行動を学ぶソーシャルスキルトレーニング
・親が適切な対処法を学ぶペアレンタルトレーニング
・子どもの周囲の環境を整える学校や家庭の環境整理など

それに加えて
・カウンセリング
・医療対処(投薬など)で
子どもの困り感を減らすことができます。

好きなことにはのめり込む。誰よりも集中できる

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ADHD・ADD マイナスばかりじゃない

多動=アクティブ
ボーっとしている=空想、想像力豊か
忘れっぽい=切り替えが早い
空気が読めない=独自の発想、ひらめきを持てる
感心の無いことには興味を示さない反面、興味のあることにはとことん集中するという特徴があります。

マイナスの視点を変えれば、プラスになります。そういった心、感性を育てるには早期診断、療育、治療が必要になってくるのです。

家庭・学校の支援、理解が大事
診断を受けたからと言って、ADHDの症状がすぐに治まるというわけではありません。けれども医療機関で適切な対処法を学ぶことによって症状を改善させることは可能です。

多動性の症状は大人になると治まるとも言われていますが、その改善には家庭や学校の支援、理解が必要です。「そのうち治まるだろう」と放置すると悪い方向へ向かうこともあります(2次障害)

「うちの子、なんか変かな?」と思ったら、医療機関を訪ね、お子さんとの上手なつきあい方、接し方を見つけてください。

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Lucas このユーザーの他の記事を見る

発達障害(ADD・注意欠陥障害)の子供がいます。発達障害のことや料理、旅行のことなど自分の気になる諸々を記事にしていけたらと思っています。*海外の記事は意味が外れすぎない範疇で簡略・意訳してあります。

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