東日本大震災の復興支援のため、2012年に1年間限定で16年ぶりに再結成したプリンセス・プリンセス

震災直後からボーカルの岸谷香さんはじめ、メンバー達自ら何か出来ることはないかと考えた末に決まった再結成。その後の活動で集まった約5億1千万円の収益や寄付は、これまでに第1次、第2次と寄付先を発表してきましたが、8月27日に約3億1000万円を、仙台のライブハウス設立のための建設資金として寄付しました。

そこで今回は、岸谷香さんのブログより、彼女たちの震災後の活動の様子を詳しくまとめました。

震災を体験し「どんなに小さいことでもやったほうがいい」

私もみんなと同じく、3/11の地震で、身の凍るような恐怖を感じ、チビゴチビカと、離れないように一部屋に身を寄せあって、テレビのニュースに釘付けになり、『信じられない』と思いながら見つめ、あまりに可哀相で泣いていました。

かなり長い間、引きこもっていました。やっぱり、ただ家の中にいると、いろいろな事考えるよね。

私は、チビゴチビカが大きくなって、私も⑤も、もう死んじゃって、それぞれに家庭をもち、子供たちに囲まれている、ごく普通の、今の自分のような生活が、果たしてできる未来なのだろうか、今の大人がみんな死んじゃった後、残された放射能や原発の問題を、この子達をはじめとする若い世代みんなでなんとかしていく、って事が、可哀相で不安で。。。だから、何か一つでも助けてあげたい、困難を回避させてあげたい、と思ったの。

その時、私一人でやれる事は、もちろん、どんなに小さくてもやらないより、やったほうがいい、なにも意味がなくはない。

けれど、私には、もっと大きなことができる!
仲間がいた!

それを気が付かないふりして通り過ぎたら、きっと死ぬ時に後悔するにちがいない、と思ったの。

そしてメンバーに会い再結成を決意

あの地震の日から、ずっと本当にできるのか、やれるのか、メンバーやスタッフに会い、相談し、実際に音も出してみたの。

15年ぶりに。

そしてやっと、『よし、やれる!』となったのが、昨年末だったの。

これが、今回のプリンセスプリンセス再結成に至った私の思いです。

メンバー全員で現地に足を運び誓った再結成ライブの成功

今年、五人で被災地復興支援をするので、テレビとかではなく、この目で、被災地の現状を見て、義援金の使い道や、仙台でライブやるのに、何かヒントがあるのではないか、と、みんなで石巻や、仙台空港の近くのゆりあげ、という所に行ってきました。

まるで最初から荒野だったかのような、広大な土地の先に、まるで堤防のような瓦礫の山。

そこにあの日、家も学校も、全部飲み込んでしまうような黒い泥の壁が、どんなふうに襲ってきたのか、テレビで何度も見たのに、想像ができなかった。

やはり、実感がわかないほど、ものすごい惨事だったんだと思いました。

みんなで手を合わせて、ライブをきちんと成功させようと、心に誓いました。

「最高」のライブツアーがスタート

出典 http://ameblo.jp

仙台二日間、楽しかったーーーーー

歌いまくったー!

まだまだ歌いたかったー!

メンバー、半分帰宅。

あつおり、居残り組ー!

さぁ最高のライブのあとのビールはうまいぜよ
うっひー

武道館最終日にリハで号泣するマネージャー

出典 http://ameblo.jp

さぁ

武道館最終日だぁ!

この一年半の全てをかけて、楽しむぞー

みんなも、泣いていーよ

ちなみに、市やんは、もうすでに、リハ終わりで一回泣きました

マネージャーの「市やん」こと市村恵美子さんはリハ終わりですでに号泣したとか。

燃焼しきった一年半

出典 http://ameblo.jp

やったやったやった

楽しかった!燃焼した!やりきった!

この再結成を、最初の最初から一緒にたくらんできたディスクガレージの中西社長と、祝杯を

こんな幸せなビールはないよ!

みんな、ありがとう

音楽活動で集まったお金は義援金に

2012年、私たちプリンセス プリンセスは、東日本大震災復興支援のために、絶対ないと思っていた再結成をしました。今、私たちの持ち得る、全ての情熱と愛をそそぎ、音楽の力を信じ、この一年間を全力でやってきました。

最初はたった5人の小さな想いが、13万人の大きな想いになり、一人では決してできない大きな支援が形になりました。その義援金の使い道は、来年、早い時期にご報告させていただきます。

本日をもって、プリンセス プリンセスは、活動を終了いたします。ライブに来てくださった皆様、応援して下さった方々、スタッフ、そして、目には見えない力に、心から感謝いたします。

今後も、メンバーそれぞれのかたちで、音楽の力を信じ、復興支援を続けていきたいと思います。
ありがとうございました。

第一次支援は「地域医療支援のため」

私たちプリンセス プリンセスは、昨年、復興支援のために再結成し活動した収益金の寄付先について、相談を重ねて参りましたが、このたび第一次寄付先を下記の通り決定しましたので、ご報告させていただきます。

●【第一次】寄付先
寄付先 寄付金額
1:岩手県 50,000,000円
2:宮城県 50,000,000円
3:福島県 50,000,000円
4:新潟総合学院(FSGカレッジリーグ) 20,000,000円

震災直後、自分の無力さを思い知らされていた時、
1人でも多くの命を救おうと、自身も被災しているにも拘わらず、骨身を惜しまず、力を尽くす医療の現場の方たちに、只々、祈るような気持ちでエールを送っていたこと、ずっと忘れないでいます。

岩手県、宮城県、福島県へ寄付をさせていただくにあたりましては、被災地の地域医療・看護体制を支える看護のお仕事に携わる方々、看護のお仕事を志す若い方を応援する事業に役立てていただきます。

第二次支援は「自然環境教育を進める大学へ寄付」

2014年新しい年がスタートしましたが、皆さまいかがお過ごしですか?
さて、私たちプリンセスプリンセスは、東日本大震災復興・復旧支援の第二次支援先として、
以下の通り寄付させて頂くことを決定致しましたのでご報告させていただきます。

【第二次支援の内容】
○支援先 東北福祉大学
○寄付金額 30,000,000円
○目的 東北地方の豊かな自然環境を活用した自然環境教育プログラム創成

東北福祉大学では、東北の未来創りを担う子どもたちが、地域の資産である豊かな自然を体験し、
学び、郷土を深く愛する心をもって元気に育って欲しいとの願いを込めて、「自然環境教育の指導者育成」と「施設整備」のプログラムを今春から始められるとのことです。
私達は、そのプログラムの充実に活用していただきたいと思い上記の通り寄付させて頂くことに致しました。

東北の豊かな森や山や川や海が、子どもたちの豊かな心を育てますように。

そして第三次支援は「ライブハウス設立」

東日本大震災から4年半の時が経ち、今もなお、多くの方々による様々な形での支援が行われています。
これまでプリンセスプリンセスも、私たちなりに思いを込めた第1次支援、第2次支援に関するご報告をしてまいりましたが、ようやく第3次支援先の具体的な内容が整いました。

【第3次支援の内容】
○支援先 チームスマイル
○寄付金額 309,976,233円
○目的 音楽の通しての支援かつ、一度きりの支援ではなく、ずっと支援が続けられるための
 ライブハウスを設立。

“音楽”を通じてたくさんの方々が寄付してくださったお金なので、メンバー一同、“音楽”にまつわる形での寄付ができればとずっと考えていました。

今回、このライブハウス設立により、多くのミュージシャンの活動はもちろんのこと、音楽に限らず、演劇や学校などの発表の場としても活動を行えます。

一度きりの支援ではなく、ライブハウスが運営されている限り、ずっと支援が続けられること、それがこの寄付を選んだ点です。

震災4年が経って思うことは…

最近、私は本当に、音楽に戻ってきた感満載で、逆に、ほぼ10年間も、よく、音楽とは無関係な人生を送ってきたもんだ、、、ぐらい思う。
でも、あの時は、もう2度と音楽人生を送らなくてもいい、子供達の為に、ずっと楽しく生きて行こう
…ぐらい思っていたのに

それもひとえに、3/11、4年前の今日という日を境に、私の人生は、こんな風に、また、音楽をやる人生に変わったのだ。

先日、歌詞地獄の最中に、歌詞ができないもーやだとブーたれていた時、石井の彩子に、こう言われてさ、、、香ちゃんはさ、東日本大震災で旅立って行かれた方々に背中を押してもらって、こーやってまた、音楽の世界に帰っていったんだね~って。

ハッとしたの、本当に。今まで、災害で旅立って行かれた方々、また、今なお苦しみと戦っている方々に、何かできることはないか、、、と考えてきたつもりだったけど、実は私がそんな方々に背中を押してもらって今があるんだ、、、って。

「音楽に引き戻してくださったことに感謝」

だから、あの日から4年目の今日は、災害で旅立って行かれた方々、今なお苦しんでいる方々に、心から、手を合わせ、エールを送るとともに、私を再び音楽に引き戻してくださった事を、心から感謝し、その気持ちを添えたいと思います。

本日、週末の名古屋イベントのリハーサルで、たくさん歌ってきました。

心の中だけで、ひっそりと、空の向こうの沢山の方々にとどけー、と、歌ってきました!

2015.3.11.

心を込めて。

岸谷香

岸谷香さんのブログでは音楽活動のことはもちろん、子育ての様子など様々な話題が掲載されています。ぜひチェックしてみてください!

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