不妊症の定義

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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
子どもができないという悩みは、意外に多いものです。不妊症、という言葉が、一番この状態に合うでしょう。不妊症とは、日本産科婦人科学会では、「定期的な性生活を送り、とくに避妊などをしていないのに、2年以上妊娠しない場合」と定義しています。
米国の生殖医学会では、2013年に、「不妊症と定義できるのは1年間の不妊期間を持つものであるが、女性の年齢が35歳以上の場合には6ヶ月の不妊期間が経過したあとは検査を開始することは認められる」、と更に厳しい基準になっています。

夫婦10組に1組が不妊症に悩んでいる!?

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健康な男女が結婚して通常の性生活を営んでいる場合、1年以内に約80%、2年以内では約90%が妊娠しているとの結果が出ています。つまり、夫婦10組に1組が不妊症に悩んでいるということになります。不妊症になりやすい人とは、どのような特徴があるのでしょうか? 女性側、男性側と分けてみていきましょう。

不妊になりやすい人の特徴~女性編~

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[1]月経周期の異常
月経の間隔が長い(39日以上)、またはほとんど来ない(90日以上)、逆に極端に短い(24日以内)と、排卵をしていないことが多くあります。極端な肥満や、逆にやせ過ぎでこのような月経周期の異常が起こることがあります。

[2]月経量・期間の異常
月経の量が極端に多い、あるいは長い(8日以上)と、子宮筋腫などで子宮の内腔の形が変形していることがあります。逆に月経の量が極端に少ない、あるいは短い(2日以内)と、月経があっても排卵していなかったり、過去に人工妊娠中絶や流産の処置を受けたことがあったりして、子宮の内腔の一部が癒着していることがあります。

[3]月経にともなう症状の異常
月経の際の痛みが若いころに比べてどんどん強くなる、月経時に下痢をいつも起こす、あるいはセックスの時に以前になかった痛みが出てきた、などは子宮内膜症の可能性があります。子宮内膜症があると、1周期あたりの妊娠率は1/10ぐらいと言われています。

[4]性感染症、骨盤腹膜炎
クラミジアや淋菌といった性行為感染症にかかったことがあったり、以前に骨盤腹膜炎を起こしたことがあったりすると、主に卵管が原因の不妊症のリスクを上昇させます。


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不妊になりやすい人の特徴~男性編~

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[1]小児期の病気
小さい頃にヘルニアの手術や、停留精巣の手術を受けていると、精子を運ぶ管が詰まったり、精子の数が少なくなることがあります。また、おたふくかぜにかかって、高熱が続いたり、睾丸炎を起こしたりした場合、他にも、ガンなどの治療を受けた場合には、精子をつくる能力が低下している可能性があります。

[2]糖尿病
大人になったあとでは、糖尿病に気をつけなければいけません。糖尿病は、軽度の場合には勃起障害や射精障害と言った性機能障害を起こし、病気が進んでくると精子をつくる力そのものが低下します。


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医師からのアドバイス

35歳未満の人では、1年間以上、35歳以上の人は6ヶ月以上、定期的な性生活を送っても子どもができない場合には、早めに産婦人科を受診し、検査を受けましょう。まずはあなたの"妊娠力"をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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