2015年8月の24時間テレビ放送後に公開されたこちらの記事。もう一度振り返ってみましょう。

『24時間テレビ』が大嫌い

今年も、夏の風物詩ともいえる、あの番組が放送された。

日本テレビ『24時間テレビ 愛は地球を救う』だ。今年は、ミュージシャンでタレントのDAIGOがマラソンに挑戦して見事に完走したそうで、また、例年と変わらず、「障がい者」の皆さんが過酷なチャレンジに「挑まされて」いたようだ。最後に『サライ』も歌ったのだろうか。

やけに伝聞を強調しているが、僕は1分も放送を見ていない(もしかしたらザッピングしているときに数秒くらいは目に映ったかもしれないが)。僕はこの番組が大嫌いなのだ。

チャリティーを謳うに値しない、笑えない実態

まず納得いかないのは、チャリティーなのに出演者にギャラが発生するということ。このことは、さまざまなところで漏れ伝わってきており、もう周知の事実という段階まで来ている。

「週刊誌記事は鮮烈でした。メインパーソナリティを務めた嵐には5000万円、マラソンを走った大島美幸には1000万円、司会の羽鳥慎一と上戸彩には500万円のギャラが生じている、と報じています。対して、日テレは『基本的にはボランティアで務めていただいている。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払いをしている』と回答。高額なギャラについては否定する構えをみせましたが、過去にマラソンを走った萩本欽一が『だって、ギャラがいいんだよ。(指を2本たてて)これだもん』と2000万のギャラがあったことを暗に示し、炎上した過去があります。また、出演者だけでなく、24時間テレビは制作会社に支払われるカネも通常よりいいと評判です」(週刊誌記者)

出典 http://news.livedoor.com

「募金して下さいね~」って、毎年、アイドルや人気タレントたちは笑顔をふりまいているが、それに心を動かされた健気な子どもたちがささやかなお小遣いを持って来る様子を見て、心痛まないのだろうか。少なくとも僕の中では、そのアイドルや人気タレントの好感度はだだ下がりだ。いつもテレビにいろいろクレームをつけるPTAの皆さんには、この問題にこそ立ち上がってもらいたいとさえ感じる。

そして、莫大な利益を生んでいるのも見過ごせない。その利益とは、広告収入。

『FLASH』が2013年に報じた記事によると、番組の総制作費は4億2000万円。一方、広告収入は22億2750万円と、莫大な利益を生んでいる実態が浮き彫りになった。

出典 http://news.livedoor.com

「チャリティー」を謳うなら、ボランティア、つまり出演者も放送局も奉仕に努め、文字通りを「すべて」を募金に回すべきだ。

放送局からすれば「運営費が・・・」うんぬんかんぬんと述べそうだが、町の小さな民間団体がイベントを開催しているわけではない。日本を代表する大きな企業が、山ほど給料をもらっている人間がたくさんいる企業が、大義名分を掲げてやっているわけだから、そんな細かいことを言うべきではないだろう。

『24時間テレビ』あなたは必要だと思いますか?

最後に、僕がこの番組が大嫌いなのは「偽善」であるということに尽きる。無理に感動を煽る、あの演出がどうも気に入らない。

「ほら、頑張ってるでしょ!泣けるでしょ!」って袖を引っ張って言われてるような感覚で「うっさいねん!」って振り払いたくなる。感動って偶然生まれるものだと思う、本来は。

『24時間テレビ』の企画会議で、「今年は義足の人に、どの山に登ってもらおうか?」「目の見えない人の方がドラマティックじゃないですか?」「こんな難病があるらしいですよ。今年のドラマのテーマにしません?」といったような会話がなされてると想像すると、ぞっとする。

「偽善」でも「何もやらないよりは良い」という意見は否定しない。実際に、多額の募金が集まっているわけだし。ただ、さも真っ当な大義を掲げ、障がい者の皆さんを「使って」感動を煽り、弱者から搾取するのはいかがなものか。

『24時間テレビ』あなたは必要だと思いますか?

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公式プラチナライター。ライター歴、約10年。現在、関西を拠点に活動中。大のテレビっ子です。たまに、ちゃんと取材した記事も寄稿しています。

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