取り壊しが決まっていた小さな村を、93歳のおじいちゃんが救ってくれました。そのきっかけは何とも美しい極彩色の絵画たち。おじいちゃんは、この村を守るために壁に絵を描き始めたのです……

村の名は「彩虹眷村」

台湾独特の「眷村」(一般的には軍人村)というエリアですが、第2次世界大戦後、蒋介石率いる国民党軍が台湾に進駐し、統治を始めた際に60万人(外省人と言われています)が移住してきたため、その人たちが暮らす住宅が必要となりました。

出典 http://www.taipeinavi.com

眷村とはこんな感じの住宅地です

出典 http://news.housefun.com.tw

これも独特のムードはありますが、やはり老朽化などで問題も多いのでしょう。

老朽化し、衛生面でも問題があり、住人も減少し、治安が悪くったという理由で、20年前から多くは取り壊され、国宅(国の補助により建てられた低価格マンション)に建て替えられました。

出典 http://www.taipeinavi.com

独身で年老いた老兵が多く、住宅も決して立派ではなく、若い人は、この眷村を嫌い、外の世界へと出て行きました。黄じいさんの暮らす眷村も同じく、住む人も減り、現在では3家族(うち、1家族のみ複数人、黄じいさんともう一人は一人暮らし)になり、台中市の再開発区になり、まもなく取り壊されるという運命でした。

出典 http://www.taipeinavi.com

「虹のおじいちゃん」こと黄永阜さん

出典 https://iladies.wordpress.com

86歳でこの村にやってきた、香港・九龍出身の元軍人。次々と住人が村を離れていき、過疎化が深刻に。村の取り壊し・再開発の計画も進められる中、2008年、突然壁に絵を描き始めたのです!

なぜ描いたの?と聞くと、「退屈だったから。」と答える黄じいさん。絵を描くことを習ったわけでもないので、思いついた絵柄をそのまま描き続けていったそうです。

出典 http://www.taipeinavi.com

救ったのはあちこちに書かれた壁の絵画

出典 http://www.ylsh.mlc.edu.tw

出典 http://blog.ytower.com.tw

落書き家からアーティストになったバスキアのように、独特のポップなペイントが印象的。閑散としていた村が一気に明るくなった気がします♪

出典 http://travel.ettoday.net

おじいちゃん、制作中!

村が息を吹き返します!

出典 http://www.xinhuaxia.jp

取り除かれる寸前にフェイスブックで請願署名活動を発起した後,参加したネットユーザーが2日間に3,000名も達しました。

出典 http://travel.taichung.gov.tw

「虹の村を救おう」と、ネットで呼びかけ、台中市の市長へ大量のメールが届けられました。芸術を愛する胡志強市長は2010年9月に自らここを訪問。黄じいさんの描いた絵で色彩豊かになった眷村に感動。直接話を聞き、ここを再開発計画から外し、台中市の特徴ある公園として残そうと約束してくれたのです。

出典 http://www.taipeinavi.com

よかった!!!

映画「愛你一萬年」のロケ地にも

出典 http://selena369.pixnet.net

ちょっと散歩してみましょう

出典 YouTube

すごい人ですね!今では観光スポットとして外せない場所になっているようです。

無料開放の場所ですが、住宅地として住民が暮らす地域なので、早朝や夜の訪問はご遠慮願います。

出典 http://www.taipeinavi.com

あくまでも住宅地であることを忘れないでくださいね。

おじいちゃんは今でも村に元気を与えています

出典 http://travel.ettoday.net

この記事を書いたユーザー

山田くらげ このユーザーの他の記事を見る

面白いモノを探して日夜ゆるゆる探検中。

得意ジャンル
  • 海外旅行
  • 国内旅行
  • おでかけ
  • グルメ
  • 料理
  • テレビ
  • 恋愛
  • 美容、健康
  • おもしろ
  • ニュース
  • 話題
  • 社会問題
  • インターネット
  • ライフハック
  • ゲーム
  • カルチャー
  • エンタメ
  • 感動
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス