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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
望まぬ妊娠が発覚したさいに行う「人工妊娠中絶(中絶)」。いざそうなってしまった時に、なかなか聞きづらいこともありますよね。今回は、中絶に関する素朴な疑問について医師に答えてもらいました。

■ 中絶はどのように行うの?

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中絶のためには、子宮内の胎児とその付属物を全て除去する必要があります。
具体的には、子宮口(子宮の一番下側)を開き、そこから特別な器具を入れ、子宮内を綺麗に掃除する方法が一般的です。このとき痛みを伴うため、軽く麻酔をかけて行うことが多いです。

胎児がもっと大きくなってから中絶が必要になったときには、子宮収縮剤を投与することで、あたかも胎児を分娩するかのように中絶する方法があります。

中絶は妊娠22週まで認められていますが、これは22週までは体外で胎児が生存できないためです。23週以降は超未熟児として生存が可能なため、それ以降の中絶は行えません。中絶後は子宮の状況を確認し、次回の月経も問題なく発来すれば、一連の診察が終了ということになります。


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■ 費用はどのくらい?

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中絶に関しては、基本的に健康保険の適応にはなりません
中絶前の診察や中絶手術の費用、さらには中絶後の診察も合わせると、早期中絶は約10万円、遅くなると費用が高くなり、20万円以上かかることもあります

■ どんなリスクがあるの?

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中絶のリスクは、手術に伴って子宮に傷を付ける可能性があることです。この傷は自然に回復しますが、その過程で癒着(子宮の一番内側の膜同士が、傷が治るときにひっつくこと)が起こると、その後の妊娠の可能性が低くなります

また、妊娠、出産、あるいは中絶時には、身体の中の多くの種類のホルモンが大きく変動するため、その後の正常な月経発来に悪影響を与えることがあります。


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【医師からのアドバイス】

日本では母体保護法で中絶が制限されており、妊娠によって母胎の健康や生活に多大な影響を与えるときに限られています。望まぬ妊娠を避けるためにも、きちんと避妊するなどしてしっかり管理しましょう。

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