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記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
ふと気がつくと、顔や体に増えているほくろ。
若い頃より、なんだかほくろの数が増えているような気がする、そんな体験はないでしょうか。
実際にDoctors Meに寄せられる相談の中にも…

■相談者(39歳/女性)

私は人よりほくろが多いのですが、なぜですか?そもそもほくろって何の意味があるのですか?あまりよいうわさを聞かないので気になります。教えてください。

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このようなほくろに関する相談があります。

実際のところ、ほくろは増えるものです。
ほくろの数が増えてくると、美容的に気になったり、皮膚がんなどの重い病気の前触れではないか、と不安に思ったりすることもあると思います。
では一体なぜ、ほくろは増えるのでしょうか。

■ そもそも“ほくろ”ってなに?

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ほくろは「色素性母斑」、あるいは「母斑細胞母斑」とも呼ばれ、メラニン色素を持つ母斑細胞という細胞が増えることでできるものです。

メラニンが作られる過程において、メラノサイトが過剰に増えたり、刺激によって異常を引き起こしたりすることがホクロの原因となります。ほとんどのほくろは医学的に何の問題もありません。

■ ほくろはなぜ増えるの?

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ほくろは、生まれたばかりの赤ちゃんにはありません3歳頃から思春期にかけてできることが多く、中には一生増え続ける人もいます。

ほくろはメラニン色素の集合体であるため、シミと同じく、紫外線を浴びることによって生成されます。また、ストレスによるホルモンバランスの崩れなどでもほくろが増える原因になるので、紫外線対策をきちんとした上で、なるべくストレスをためずに、規則正しい生活を心がけるようにすることが、ほくろを増やさない秘訣です。

ちなみに、妊娠中にはホルモンバランスの影響でほくろが増えたり、色が濃くなったりすることが多いといわれており、一度できたほくろが自然に消えることはありません。もし気になる場合、大きさや形にもよりますが、皮膚科で比較的簡単に除去することができます。


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■ ほくろとがんの関係

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メラノーマ(悪性黒色腫)と言われる死亡率の高い悪性腫瘍は、“ほくろのがん”ともいわれ、一見普通のほくろに見えるのですが、放っておくと進行する場合があります。

メラノーマの多くは足の裏に現れ、とても進行が早いのが特徴です。そのため、急に大きくなったほくろには要注意。

■そもそもメラノーマとは?

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メラノーマとは、悪性黒色腫という非常に悪性の皮膚がんのことです。部位や形態などにより主に次の4つのタイプに分けられています。

1:末端黒子型
足の裏や手のひら、手足の爪などに発生しやすく、全体の30%を占めている日本人に最も多いタイプです。

2:表在拡大型
胸・腹・背中など体の中心部や手足の付け根に近い部位に発生しやすく、白色人種や日本人でも肌の色が白い人に発生が多いタイプです。

3:結節型
とくに部位は関係なく、結節のようながん細胞の塊がだんだん大きくなってくるタイプです。

4.:悪性黒子型
主に高齢者の顔面に発生しやすく、不規則な形の色素斑が徐々に拡大してくるタイプです

■メラノーマの恐ろしさ

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皮膚がんといってもさまざまな種類がありますがメラノーマは非常にたちの悪いがんであることから怖がられています。

・他の臓器がんとくらべて転移しやすい
・初期のメラノーマとほくろを見分けるのは非常に困難で早期発見が難しい
・皮膚がんの中でもとりわけ成長が早く、傷つけることで転移を促す可能性も考えられ、手術の際は広範囲を切除する事が多い

まとめ

上に述べたように、メラノーマのうち日本人で最も多いタイプは足の裏に多く発生します。しかし、すべてのほくろがメラノーマなわけではなくそのほとんどが良性なので、必要以上に怖がる必要はありません。
ただ、次にあげる4つのポイントについてチェックし、2つ以上あてはまるようなら、皮膚科専門医を一度受診することをおすすめします。

1:形が左右対称性でない
2:まわりがギザギザしている
3:色が均一でなく、濃淡が混じっている
4:直径が7mm以上ある

その他急激に大きくなった、出血するなどの症状を伴う場合も皮膚科を受診した方がいいでしょう。

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