記事提供:カラパイア

世界でもっとも美しいオパールを見たいなら、そのチャンスがある。アデレードにあるサウスオーストラリア博物館で、9月にヴァージン・レインボーというこのオパールが初めて一般公開されるのだ。

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100万豪ドル(9000万円)以上の価値があるこの地質標本は、まるでパレットにぶちまけられた絵の具に光が反射してできたような模様がことのほか美しい。

ほかのオパールと同じように、シリカ(珪素)と水でできていて、恐竜の化石がケイ化したものから、とつてつもなく長い年月を経てできたものだ。

眩いばかりのこの宝石は、南豪でオパール採掘が始まって100周年を記念する企画である博物館の大規模なオパール展示会のほんの一部だ。

かつてここの土地は、海洋恐竜の住むシリカが豊富な内海だったが、現在は世界の90%以上のオパールを算出する熱く乾燥した土地になっている。

世界でもっとも過酷な土地から、世界一美しい宝石が出てくるのはある意味皮肉なことだ、と言うのは博物館長のブライアン・オールドマン。

これらのオパールは、中央オーストラリアがまだ内海で、恐竜が地球を闊歩していた時代に作られたため、文字通りとてつもない年月の展示会と言える。

博物館に所蔵されているオパールの一部は、傷ひとつない宝石に磨き上げられているが、多くは下の写真のように、恐竜や古代の海洋生物の化石に埋まった原石のままだ。

オパール展示会の見学者たちは、宝石を見るだけでなく、採掘作業の歴史や文化を学び、スターウォーズで有名なタトゥーインそっくりのクーパーペディにある鉱山町を見ることもできる。

この驚くべき町はほとんど地下に作られ、極端な温度差や砂嵐から労働者や家族を守ることができるようになっていた。

「我々は、オパールの歴史や美しさを見てもらいたいと同時に、オパール採掘の厳しい労働や献身についても知ってもらいたい」とオールドマンは言う。クーバーペディから土を持ち込んで、博物館の中に地下のオパール採掘場を再建する計画もあるらしい。

以下の写真は、展示されるオパールコレクションのほんの一部。展示会は9月25日に始まり、来年の夏まで開催される。

オパールの起源

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出典:mnn

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