この夏も話題の韓国映画が日本でも公開。まったくジャンルが違うので、もし1本だけ見るなら自分の好みで選ぶのがBest!

■笑いながら泣きたい。そんな希望を叶える家族の愛の物語

『世界で一番いとしい君へ』

出典 http://www.itoshiikimi-movie.info

© 2014 ZIPCINEMA All Rights Reserved.

2015年8月29日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開!
(原題:『どきどき僕の人生』 2014年/韓国/117分)

原作は韓国で発行3ヵ月にして14万部も売れたベストセラー小説『どきどき僕の人生』。優秀文学図書にも選ばれている。

17歳でデキ婚した両親と、急速に年老いていく息子

出典 http://www.itoshiikimi-movie.info

デス(カン・ドンウォン)とミラン(ソン・ヘギョ)は17歳にして“デキちゃった結婚”をし、家も学業も夢も捨て、生まれてきた息子アルム(チョ・ソンモク)と暮らしている。
互いに支え合い、幸せに暮らしているが、アルムは成長が急速に進む先天性早老症という病気。16歳の若さでありながら80歳の身体年齢を持つという数奇な運命を生きていた。
17歳を目前にアルムは、高額な治療費を補うためテレビ番組に出演。また、自分の年齢で自分を生んでくれた両親の“初恋物語”の執筆も始める。
ある日、そんなアルムに1通のメールが…。

イケメンのカン・ドンウォンが父親役を熱演したものの…

出典 http://www.itoshiikimi-movie.info

カン・ドンウォンは父親役を演じるにあたり10kgも増量したというが、元がスマートなので、どこに肉がついたかはまったく分からない。
回想シーンの髪型はデスの性格を表すため、あえて安っぽくブリーチしたという。オキシドールで脱色したような色だけれど、それでもカッコ良く見えるのはカン・ドンウォンなので仕方がない。

こうしたテーマは普通なら「お涙ちょうだい」の号泣モノで終わりそうなのに、本作はそれぞれのコミカルなキャラが立っているせいか、泣きながらも笑える。
途中、心の痛むシーンもあるけれど、極悪人の登場率がすこぶる高い韓国作品において、根っからの悪人が出てこない設定にも救われた。

子供を育てる親が自分たちもまた子供から教えられ、成長していくのだとあらためて実感する。心がズーンと重くなるのではなく、むしろホッコリと温かくなるような余韻が残った。
「少女時代」のユニット「テティソ」も特別出演しているが、K-POPアイドルの本格的スクリーンデビューといえば、お次の『レッドカーペット』。

■2PMのチャンソンがちょっぴりエッチなラブコメに出演

『レッドカーペット』

出典 http://redcarpet.jp

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2015年8月15日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開中
(原題:『レッドカーペット』 2014年/韓国/117分)

アダルト映画のヒットメーカーとして知られる監督ジョンウ(ユン・ゲサン)。彼は元子役のウンス(コ・ジュニ)とルームシェアすることに。
ジョンウの書いた脚本を読み、女優として再起を誓ったウンスはある誤解からジョンウの元を去るが、人気女優となる。
一方、ジョンウは念願だった自主映画の撮影を決意。ウンスが主演することになったが…。

2PMのチャンソンのスクリーンデビュー作だけれど…

出典 http://redcarpet.jp

ストーリーはあくまでジョンウとウンスのハートコメディ中心に進んでいく。
チャンソン演じる新入社員のデユンもいい味を出しているものの、あとで思い返すと、いてもいなくてもストーリーに支障はない。けれど日本向けにはチャンソン推し。

というわけで、基本的に本作はK-POPグループの2PMやgod、または俳優としてキャリアを積んでいるユン・ゲサンのファン向けの映画。
加えて、暑い毎日が続いているので「難しいことや面倒なことは何も考えたくない!」という方が気軽に楽しむのにもいいかも。
ただし、この映画のために1,800円の一般料金は高いと思うので、レディースデイ等の割引サービスの利用を激しくオススメします!
こうした緊張感のないラブコメよりもサスペンスが好きな方は『コンフェッション 友の告白』を!

■あまりにも残酷な衝撃のラストシーンまで息もつけない

『コンフェッション 友の告白』

出典 http://www.confession-movie.info

© 2014 OPUSPICTURES, All Rights Reserved.

2015年8月1日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開中!
(原題:『良い友達』 2014年/韓国/114分)

中学時代から親友のヒョンテ(チソン)とインチョル(チュ・ジフン)、ミンス(イ・グァンス)。
ある日、ヒョンテの両親が経営するゲーム賭博店で強盗放火事件が発生。突然、母親を殺されてショックを受けるヒョンテ。彼は母親を殺した犯人を追うが、3人の友情はやがて疑惑に変わっていく。

一つ選択を間違えると、人は底なしの泥沼から抜け出せなくなる。そんな教訓を思い起こさせる作品かも。
同情すべきはムードメーカーで善良なミンス。インチョルのずさんな計画に誘われたがために彼は破滅へと向かう。善良な人は何があろうと、悪いことに手を染めてはいけない。
最後に明かされる真実も残酷で救いを見いだせず、先の『レッドカーペット』のノー天気さとは対照的な作品といえる。
ちなみに、冒頭のインチョルの少年期は「大国男児」のJayが演じている。

オッサンくさくなったチュ・ジフンがいい味を出している!

出典 http://www.confession-movie.info

役作りのために10キロも増量したというチュ・ジフン。先の『世界で一番いとしい君へ』のカン・ドンウォンと同じ10キロ増でも、こちらはオッサンくささまで加わっている。
お調子者で計算高いインチョルというキャラクターを見事に作り上げて、圧巻の演技を見せてくれた。
存在感といい迫力といい、主役のヒョンテ(チソン)が完全に食われている感がなくもないけど、チュ・ジフン演じるインチョルなくして本作を語ることはできない。その演技はファンでなくとも必見!

*****今月の感想*****
終盤、少しダレた感があるけど、個人的に好きだったのは『コンフェッション 友の告白』。でも今月は『メビウス』ほど印象的な作品はありませんでした。

今月、大学院生が弁護士の局部をハサミで切断し、トイレに流すという事件が報道されました。その際、まず頭に浮かんだのが韓国映画『メビウス』でした。秀作か駄作かは別として(どちらかといえば後者?)、あれぐらい強烈な作品は珍しく、それと比べると今月の3本はやや地味感が拭えません。

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