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第97回高校野球選手権大会は激戦の末、神奈川県の東海大相模が45年ぶり2回目の優勝で幕を閉じました。

今年は、この大会が始まって100周年という記念すべき節目の年でしたが、特に東海大相模にとっては運命的なことが重なった大会でもありました。

そこで今回は、同校の試合を振り返っていきたいと思います。

1. 神奈川県大会決勝で名門・横浜高校を撃破

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予選である神奈川県大会では、決勝戦で松坂大輔選手を輩出したことでも有名な名門・横浜高校と対戦。

結果9対0で横浜高校に得点を許さず、東海大相模が見事勝利しました。

通常勝利チームの監督が胴上げされるのが慣例なのですが、この試合では今夏で勇退する横浜高校の渡辺監督を胴上げし、勝った東海大相模の門馬監督はそっとベンチに下がっていたのです。

当時の状況を渡辺監督は次のように語っています。

今年の神奈川大会決勝で横浜は負け、退任する私は胴上げされました。

本来ならば門馬監督がされるべきところ。彼は私に花を持たせるため、ベンチ裏へ引き揚げていました。本当に気配りのできる男。なので、甲子園で彼が胴上げされるチャンスがあればいいと願っていました。

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優勝したにも関わらず、渡辺監督へ敬意を払い胴上げを辞退していたのです。また、今年は渡辺監督の就任50年目であったことも運命を感じずにいられません。

ちなみに、甲子園で胴上げされた門馬監督は10回以上宙に舞っていました。きっと県大会の分も胴上げされたのではないでしょうか。

2. 主将とエースとショートは中学時代も日本一だった

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今回一際注目を浴びていたのが、エースの小笠原選手と主将の長倉選手によるバッテリーでしたが、この二人とショートの杉崎選手は中学時代も同じチームメイトとして日本一に輝いていました。

当時のチームメイトのお父様も応援していました。

中学、高校と日本一を取るというのは並大抵のことではありません。当時から輝く素質を持っていたのではないのでしょうか。

3. 45年前の試合が再現されていた

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東海大相模は、45年前の1970年に初優勝をしています。

この45年前の試合日程とスコアが全く同じだったのです。

なんとも感慨深いものがありますね。ちなみに45年前に優勝した時の監督は、巨人・原監督のお父様である原貢さんでした。

4. 門馬監督は原貢さんの教え子

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門馬監督は、東海大学の選手時代に原貢さんから指導を仰いだ教え子でした。

尊敬する恩師と同じ舞台で優勝することが出来たことを、門馬監督は次のように語っています。

オヤジさんを超えることは絶対にないけど、少しでも近づきたい。

優勝旗を持って行けば、少しはほめてくれるかな。

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日付とスコアばかりではなく、監督までも縁があるとは…もう偶然とかのレベルではない気がします。

そして、誰よりも優勝を喜んでいるのは原貢さんではないでしょうか。

さて、奇しくも8月20日は原貢さんの息子である巨人・原監督と、孫の菅野選手も阪神戦に臨み、見事勝利を治めていました。

母校の45年ぶりの優勝に、OBであるお二人もコメントを寄せていました。

「こんな感激はない」

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45年前の優勝も10-6だった。私は小6で、父の胴上げをテレビで見た。

100年目の甲子園で、何かの縁を感じますね。優勝がいかに難しくて、遠いものか。こんな感激はない。

OBとして『ありがとうございました』と言いたいです。

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原監督も高校時代に甲子園に出場した経験がありますが、惜しくも準優勝という結果だったため、優勝することの難しさを身を持って知っているのです。

それだけに今回の優勝は、原監督にとっても大きなものだったのではないでしょうか。

お立ち台で涙も…

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試合前のインタビューでは、にこやかに母校の優勝を称えていた菅野選手でしたが、試合後のヒーローインタビューでは男泣きしながらのコメントをしていました。

後輩たちの結果が自分の励みにもなった。今日は絶対に負けていられないなと。

先輩としての意地を見せられてよかった。

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巨人にとって、自力優勝の消滅がかかった3連戦の最終日だっただけに、菅野選手自身も相当のプレッシャーを背負い投げていたのです。

後輩の活躍が、菅野選手の背中を押した結果となりました。

これらの出来事を「運命的」と感じる人も多く、Twitterでも様々な声が上がっていました。

数々の運命が重なった8月20日、東海大相模の選手たちがこれから更に飛躍することを期待したいですね。

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