来年、受験を控えた子ども達にとって、夏はガッツリ勉強に取り組める期間でもあります。一方、ランドセルを買うタイミングでもあり、(お盆でおじいちゃん、おばあちゃんに会ったりするので)来年のことを漠然と意識し始める時期かもしれません。

特に、子どもが小さい場合は本人というより、“親”が、いろいろと意識始める時期ですよね。

みなさんは、何を基準に学校を選ぶのでしょうか? みなさんにとって“良い学校”とは何でしょうか?

■価値が一元化している?

今、日本では盛んに「多様性が大事」と言われており、教育にも「多様性」が求められるようになってきています。

例えば、文部科学省では高等学校等において、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を平成26年度から開始しています。

先日、あるSGHの生徒のワークショップをやりましたが、とても活発で、さすがだなあ…と思った経験をしました。

これなども、多様性重視の一つの表れとも考えられますが、一方で日本人の一般的な教育観は、昔からあまり変わっていないようにも思います。

■価値の一元化は子どもの幸せを奪う?

ここで、このブログでは毎度お馴染み、元京都大学名誉教授で心理学者の河合隼雄さんの著書『子どもと学校』から引用してみます。

<教育の「実状」を考えてみると、日本人のすべてが、「勉強のできる子はえらい」という、一様な価値観に染まってしまっている、と言えないだろうか。親は子どもの点数のみ、序列のみを評価の対象にする。少しでもよい点ををとってきて、少しでも上位に位する子は「よい子」なのである。>

出典河合隼雄(1992)子どもと学校ー岩波新書

この一様のランク付けが、子どもの可能性や、幸福を大いに奪っている可能性があるとも言っています。

この考えのベースになっているのは、「よい大学」を卒業して、「よい会社」に勤めることができると幸せになれる、ということだと思うのですが、今の時代、果たして、本当にそうでしょうか?

超一流と言われた大企業でさえ倒産したり、定年まで絶対に安泰と思っていた会社の業績が目も当てられないくらいの不況に陥ったりすることは、すでに全く珍しくありませんよね。

こうした時代に、今までと同じ価値観で、子どもの教育を考えないほうがいいのではないか?と思うのです。

実際、日本でもこうしたことに気づいた素晴らしい大人たちが、いろいろな行動を起こしています。子どもの成長は待ってくれないので、親自身がいろいろ考えて行動することが必要ですよね。

みなさん自身、あるいは周りにこうしたアクションをしている人がいたら、ぜひ教えてください。

うちは、長男が来春、小学校入学の年ですが、この夏にはランドセルも買わずに、いろいろ悩んでいます。もちろん悩んでいるのは親、ですが…。

詳細は転載元である「おとなになったらよんでほしい」をご覧ください。

この記事を書いたユーザー

吉田和充 このユーザーの他の記事を見る

吉田和充/東京都出身

クリエイティブコンサルタント/クリエイティブコネクター

得意分野は、食や農、遊び、学び、育ち、子どもといった「人の真ん中」に携わる部分。

経営戦略、広報広告戦略の立案、プロデュースや、商品、新規事業開発、海外進出プロデュースなどの企業や店舗、個人の課題解決をしています。

海外のいろんなところに住んで、世界中で仕事をしたい、という中2的妄想を持つ40代クリエイター。

2015年保育士免許取得(←予定!)
2014年次男誕生に際して1年間の育児休暇を取得。
男子2児の父。

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