記事提供:カラパイア

車好きにとっては、エンジンを解放できるワインディングロードは魔法の場所だろう。シフトレバーを操作しながら、タイヤを転がす喜びは何物にも変えがたい。

しかし、残念ながら、ほとんどの道路は、信号と渋滞に遮られた退屈な直線でしかない。血湧き肉躍るコースにめぐり合うことは滅多にない。

ドライブを躊躇してしまうような道路に遭遇することはさらに珍しい。だが、そうした道路は確かに存在し、命知らずの物好きたちを惹きつけてやまない。有名な場所もそうでない場所も含め、そうした世界で最もデンジャラスな道路を紹介しよう。

5. ハナ方面道路(ハワイ、マウイ島)

本ランキングでは最も安全な道路だろうが、だからといって世界有数の危険な道路ではないということではない。

カフルイ-ハナ間を結ぶ約100kmの峠道は、海抜1400mの地点でうねりまくっており、しかも多くの区間で両脇にほとんどスペースがないようなタイトな道路が続いている。全部で620ヶ所のコーナーがあり、そのほとんどがヘアピンカーブだ。

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路面は滑りやすく、ガードレールはほとんどない。誤って谷底へ落ちればほぼ助からないだろう。それにもかかわらず、観光向けの交通はかなり多い。しかも周囲の景色が実に美しく、脇見運転を誘発する危険な罠となる。

4. 太魯閣道路(台湾)

ハナ方面道路と同じく、美しくもこの世で最も危険な道路の一つだ。山間部を縫うように走るタイトな道路は、車1台分の幅しかない。

すなわち、対向車に鉢合わせようものなら、突然チキンレースが始まるということだ。また、見通しの悪いコーナーも満載で、毎年多くの衝突事故が起きている。

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さらに天候も危険度に寄与する。台風が来るたびに道路は浸水し、路面が非常に滑りやすくなる。立ち往生する車もあるほどだ。それだけではない。地滑りや落石も頻発し、毎年のように死傷者が出ている。なんとも楽しそうだ。

3. カブール-ジャラーラーバード間1号線(アフガニスタン)

標高600mの地点まで登りつめる80kmの区間では、あまりにも死傷者が多いために累計をやめてしまった。

死亡事故の主な要因は、狭いうえに、見通しの悪いアップダウンやコーナーが満載であることと、無謀運転になれてしまったアフガニスタン人ドライバーが速度超過を起こすことだ。

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粗雑なセメントのガードレールしかないことを考えれば、ここを走ることはあまり賢い選択とはいえないだろう。

2. フェアリー・メドウズ道路(パキスタン)

世界で9番目に高いナンガ・パルバット山の標高2400m目掛けて伸びる道路である。道路とはいっても実際は砂と瓦礫だらけの未舗装のダートだ。わずか9.6kmの区間は、地元民が数百年前に崖を切り崩して造って以来、整備されたことはない。

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道路全般は足場の悪い砂利で、ガードレールの類は一切なく、一部徒歩か自転車でしか通行することができない区間もある。車幅は標準的なジープ・ラングラー1台分でしかないが、交通量は多い。一度ヘマをすれば、長い長い落下が待っている。

1. 死の道路(ボリビア、ユンガス)

ここで紹介したどの道路も危険極まりない場所だが、ユンガスの道に比べれば赤子のようなものだ。死の道路という異名が付けられたことにももっともな理由がある。区画は全て砂利道で、ガードレールなど一切ない64kmの道を3600mまで登っていく。

また、気候も危険さに拍車をかける。この辺りは大抵霧に包まれているうえ、突然豪雨や地滑りに見舞われることもある。

ボリビアの首都ラパスと熱帯雨林を結ぶルートが他に存在しないため(2006年に北へ迂回する国道3号線が完成している)、毎日数百人がここを通行している。

車2台がすれ違うには狭すぎるため、ギリギリまで車を寄せて無理やり通過するか、広い場所まで後退しなくてはならない。いずれにしても落ちれば死は免れないだろう。

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その危険さを身を持って体験するために、イギリスの自動車番組『トップ・ギア』で死の道路のドライブを実施したことがある。すれ違うために、崖のギリギリ数センチまで車を寄せたシーンは、まさに緊張感溢れる瞬間であった。

出典:bmwblog

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