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子どもはよく熱を出すもの。しょうがないとは分かっていても、働くママにとっては大きな悩みのひとつです。たまにならまだしも、頻繁に休んでると仕事もまわらないし、周りからの目線も痛い。熱が高いと保育園も預かってくれない…そんなとき、ママたちは一体どうしたらいいのでしょうか。

共働きやひとり親の家庭、核家族化が進む現代の家族事情の中で、そんな問題を取り上げた漫画『37.5℃の涙』が話題になっています。実際に読んだママたちはどう感じるのか。ストーリーと共にご紹介します。

病気の子どもを人に預けて働くのは「親失格」?病児保育士の活躍を描く「37.5℃の涙」

出典「37.5℃の涙」©椎名チカ/小学館

2015年ドラマ化もされ話題となった『37.5℃の涙』は、病児保育士の桃子が、子どもやその家族と向き合い、成長する姿を描いた漫画。仕事が大事で、身体の弱い子どもを邪険に扱う母親の話や、理解のない夫や同僚の間で苦しむ母親の話など、子どもを持つ母親なら無視できないエピソードが数多く収録されています。

37.5℃。それは、こどもが保育園に行ける、体温のボーダーライン。こどもが熱を出した。保育園には預けられない。病気のこどもを置いて仕事には行けない。でも働かなくては生きていけない――。身動きの取れない親たちに手を差しのべる存在、「病児保育士」。病気のこどもを人に預けて仕事に行くのは果たして“親失格”なのか?愛情とは家族とは親とは――答えの出ない問題に、笑わない病児保育士・桃子が真っ正面から切り込む!最後には必ず笑顔になれると信じて。

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「病児保育」とは、熱や吐き気などがあり、保育所にいけない体調に不安のある子どもを預かることをいいます。病児保育は、大きく分けて施設型と訪問型に分類されます。

そこで働く保育士は「病児保育士」と呼ばれ、『37.5℃の涙』の主人公・桃子は訪問型の病児保育士になります。

実際にママたちが読んだ感想は?

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多くのママが共感したエピソードとして挙げてたのが、1巻に収録されている第3話「母親の敵は常にすぐ側にいる」

このエピソードに登場するママは、デパートの美容部員である美咲(みさき)。夫・高志(たかし)のプロポーズを受けた際には「結婚しても、子どもを産んでも、今の仕事を辞めたくない」と伝えるのですが、育児と仕事の両立に次第に苦しんでいくことになります。

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当初は共働きに理解をしめる高志。

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しかし実際に職場復帰することになると、優しい言葉はかけるものの協力はなく、育児や家事の負担は美咲にかかることになります。

さらに、美咲が職場復帰をすると同時に、息子・奨馬(しょうま)は熱をよく出すように…

「自分が好きで仕事してる」と、なぜか全部「自己責任」に

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1番味方でいてほしい人が悪気はなくとも敵になる…美咲と高志のやり取りを見て、共感してしまうママたち。その切実な意見に、子どもを育てながら働くことの難しさを改めて感じます。

「お互い仕事をしているのに家事も育児も女性がしなきゃいけないのはおかしい」と思いつつも、頭のどこかで「家事、育児は女性がするものだ」という意識があるので、夫になかなか言えない。「自分が好きで仕事してる」と、なぜか全部「自己責任」にしてしまう。(Kさん・29歳/IT企業勤務)

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現在育休をとっていて、復帰予定ですが、未来の自分を見ているようです。復帰をしても、夫(父親)のほうが忙しく、お迎えや家事などはほぼ私になってしまうので、心の余裕はほぼ無くなる予感がしています。(Tさん・30歳/育児休暇中)

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漫画の中で「男性は何をどうしたらいいかわからない」「ありがとうと伝えよう」と出てくるけれど、これは甘えだと思う。「何をしたらいいかわからないから、教えて欲しい」と言えばいいのに、妻に言われるまで何もしないのは怠けていると思ってしまう。女性は産後不安定な身体で無理をして10個先の"TODO"まで考えながら家事、育児をしてる。そのうちの1つやっただけで偉そうにされても素直に感謝できないこともある。(Sさん・32歳/営業)

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パパも頑張ってくれていることは分かっています。それでも、実際に育児をするママなら、こう感じてしまうのはしょうがないのではないでしょうか。素直な感想です。

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奨馬は、その後も体調を崩すことが多くなり、美咲は職場を休む頻度が高くなっていきます。

同僚からの風当たりも強く、追いつめられていく美咲…。

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大切な奨馬にも強く当たってしまうようになります。

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余裕がなくてイライラ…誰か助けて

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可愛い我が子に当たってしまうのは、何よりも辛いこと。仕事と育児の間で、追いつめられ、余裕も自信を失い、泣き出してしまう美咲に共感しない母親はいないのではないのでしょうか。

私も復帰して早々に子供が初めて熱をだして、仕事を何日か休んだことがあったので、共感しました。初めての熱だったから、どうしてあげたらいいんだろうと不安だったし、復帰してすぐに休むことにも迷惑をかけているなと思って辛かった。
赤ちゃんのときはよく泣いていたけど、体調が悪いときはさらに機嫌も悪くて、ずっと抱っこじゃないとダメで、家のことがまったくできなかった時もありました。一人だと本当に何もできなくて、余裕がなくてイライラしてしまった。(Rさん・29歳/飲食メーカー勤務)

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子どもはよく高熱を出す。うちの子が、熱を40度以上出して、2週間くらい機嫌が悪くて24時間ずっと抱っこしていたときは、さすがに全身ボロボロになった。言葉が通じないのが一番辛かった。(Kさん・29歳/IT企業勤務)

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保育園に預けていると、月1ぐらいで風邪をもらってくるから、そばにいる親も風邪をひく。しっかり自己管理をしないと子供から私、私から旦那、また子供といつまでも治らなくて辛いことに。(Aさん・31歳/デザイナー)

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漫画の後半で、美咲は桃子と出会い、病児保育を利用することを決意します。

最終的に美咲は明るく前向きだった本来の自分を取り戻すことができるのですが、ママたちは病児保育に対してどんな印象をもったのでしょうか。

できれば一緒にいてあげたい。だけど…

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「できれば一緒にいてあげたい」。そんなの当たり前に決まっています。でも、どうしてもそれができないとき。ママたちに、もうひとつ選択肢が増えたようです。

夫にお願いして、ダメなら自分が休む。「自分が働いていて休めないとき」という状況を作らない。子供が小さいうちは、子供を第一優先にしたい。子供は母親が一番の薬だと思うので。(Kさん・29歳/IT企業勤務)

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熱をだしたら、なるべくは隣にいて、看病をしてあげたいです。少しでも苦しくないように、早く治るように、お世話をしたいです。しかし、少しの熱で機嫌がいい場合、仕事と天秤にかけてしまう気持ちもとてもわかります。子育てはとっても大事で母親の仕事ですが、それと同時に会社での自分も大切にしたいです。
仕事柄、会社での人とのコミュニケーションが必要な職種なので、日程が決まっている大きな会議などもあるため「休めない日」が確実に存在します。そんな時に、病児保育を利用したいです。(Tさん・30歳/育児休暇中)

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初めは体調が悪いときこそそばにいてあげたいと思ってたけど、インフルエンザや突発性発疹にかかると4~5日は休む可能性があるので、そういった場合には病児保育も必要だと感じました。(Rさん・29歳/飲食メーカー勤務)

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仕事がどうしても休めないという時には、旦那に相談するか両親にも協力できないか聞いていますが、それでもダメだったら、病児保育を利用してみるかもしれません。(Aさん・31歳/デザイナー)

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『37.5℃の涙』には、他にも様々な事情を抱えたママが登場します。ママやこれからママになる女性だけでなく、男性にも読んで欲しいエピソードがたくさんです。興味が湧いた方はぜひご覧になってください。

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