映画『ハリー・ポッター』の中では魔法界の重要重要人物でもあり、クイディッチの名選手を演じているダニエル・ラドクリフ。

しかし素顔のダニエル・ラドクリフは靴ひもを結ぶのさえ困難な「dyspraxia:ディスプラキシア」(協調運動障害)という障害を持っています。

簡単に言うと、半端なく不器用・運動音痴。

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ハリー・ポッターシリーズで軽々とほうきを乗りこなす姿を見ているとそうとは思えませんが、2008年、19歳の時にブロードウェイミュージカルのインタビューで自らの苦悩を告白しました。

協調運動障害とは(ディスプラキシア)

「学校では全部ダメ」だったダニエル・ラドクリフ

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「学校では全部ダメ。つらかった。できることなんて何にもなかったから」

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とにかく僕は手のかかる子だった。いつも走り回って、そのおかげで僕の両親は他に子供をほしがらなかったからね。僕で十分だったんだろう。僕は純真で愛すべき子供だったと思うけど、学校の通知表はいつもいつも「ダニエルはとても良い子ですが、とにかくダメですね。そしておしゃべりしすぎです」だったよ。

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学校では「ダメ」のレッテルを貼られたダニエル・ラドクリフは活躍の場を学校の外に求めます。

ダニエルの両親はともに俳優の経験があり、5歳の時にダニエルが「俳優をやってみたい」と言った時には母親は、“Oh no you don’t.”’(だめよ、あなたには無理)と反対します。

しかし、最初は反対していた母親も、9歳の時には、BBCのドラマ「デヴィッド・コパフィールド」のオーディションを受けることをついに認める。子供時代のデヴィッド役でデビューを飾ったダニエルは、その2年後には大役ハリー・ポッターを射止めることになる。

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ハリーポッターとして人気が出る反面、学校では嫌がらせも

ハリーポッターシリーズの俳優として成功を収める反面、その人気に嫉妬して嫌がらせをする生徒もいたそうです。

”ハリーポッターの主役で知られるダニエル・ラドクリフは長い間クラスメートのいじめにあっていたと語った。いじめの理由は「ダニエルがダサいから」”

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僕は決して人気のある生徒ではなかったと思うね。僕に〇〇を投げつけたいと思う生徒はいっぱいいたと思うよ。もちろんそんなのこっちだって願い下げだけど。

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「僕は決してかっこいい子供じゃなかったけど、学校のかっこいいやつなんてたかが知れてる。オタクこそがフィルムを作って、「かっこいい」ものを作れるんだ」と言ってます。殴られることもあったそうですが、最後は立ち上がって(暴力ではなく)自分を守るために戦ったとか。

それでもユーモアを忘れない

ねえねぇ、マジックテープのスニーカーが流行らないのはなんでだと思う?

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「かっこいいマジックテープの靴がない」と靴ひもが結べない自分の不器用さを笑いに変える強さがダニエルにはあります。

今のところのダニエル・ラドクリフの症状は

(ディスプラキシアの第一人者の神経科医師が、ダニエル・ラドクリフのカミングアウトを受けて)
「ハリーポッターシリーズの大ファンでしたが、本当に驚きました。ダニエルがディスプラキシアだったなんて。症状は重いものではないようですね。しかしそれを一切感じさせないと言うのは素晴らしい演技スキルですね。同じようなディスプラキシアの症状で困っている人のお手本になるのではないでしょうか。

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また、ダニエル・ラドクリフのスポークスマンも

ええ、ダニエルはディスプラキシアを持っています。隠そうとは思っていません。幸いなことに症状は軽いもので、今困っていることと言えば、靴ひもがうまく結べないのと字がきれいに書けないことくらいですから。

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別のインタビューでは、本人曰く、シャツのボタンをはめたり、手紙を書くのに困難があると言っていました。

ダニエルから、ディスプラキシアの10歳の少女へ

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あるとき、The WallStreet Journal Speakeasy(以下WSJS)はファンからダニエル・ラドクリフへの質問をfacebookで募集します。ファンからの質問は殺到し、ダニエルのひげのことやハリーポッターのことについてのコメントで埋め尽くされます。WSJSはその中の21の質問と回答をピックアップしてウエブに公開しました。

そのうちの20番目が、ダニエル・ラドクリフと同じ障害のディスプラキシアを持つ親御さんからの質問でした。

Question :私の10歳の娘はディスプラキシアです。娘を励ます言葉をもらえませんか?

Answer:負けないで。ディスプラキシアは僕の妨げにはならなかった。僕の知っている賢い人の中には学習障害を持っている人もいる。より困難だということは、君の意思をより強くもするし、より努力させるし、困った時にはより知恵を絞る術を教えてくれるんだよ。

出典 http://blogs.wsj.com

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Lucas このユーザーの他の記事を見る

発達障害(ADD・注意欠陥障害)の子供がいます。発達障害のことや料理、旅行のことなど自分の気になる諸々を記事にしていけたらと思っています。*海外の記事は意味が外れすぎない範疇で簡略・意訳してあります。

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