南原清隆さんといえば…

日本テレビ系お昼の帯番組「ヒルナンデス!」のメインMCでお馴染みのお笑い芸人・南原清隆さんは芸能界屈指のプロレスファンです。かつてフジテレビ系で放映されたクイズ番組「カルトQ」のプロレスの回に、プロレスファンとして解答者として出演したことがあるほどです。

そんな南原さんの結婚披露宴が1993年6月26日に行われましたが、会場の空気は余りにも重苦しく、祝福を祝うという雰囲気とはほど遠いものでした。

実はその36時間前に、南原さんはあるテレビ番組の収録中にある事故に遭遇したのです…。

ショッキングなその事故とは…

外国人ミュージシャンが死去、相方・内村光良さんも重傷…幸せを打ち砕く収録中の転落事故

フジテレビ「ウッチャンナンチャンやるならやらねば!」の収録で、ゲスト出演した香港のロックバンド「ビヨンド」のメンバー・黄家駒(ウォン・ガークィ)が高さ2メートル30センチのセットから転落し、頭部を強打し意識不明の重体になっていることが判明。一緒に落ちた内村光良も軽傷。関係者によると午前1時から同局4スタジオで行われた収録で高さ2メートル30センチのセットの上で渡辺正行、小宮孝泰、なべやかんらがもみ合っているとき、ガークィと内村が足を滑らせセット後ろのベニヤ板の壁を押し出す形で床に転落。2人は救急車で東京女子医大病院に搬送されたが、ガークィは急性硬膜下出血、脳挫傷で意識不明。

その後6月30日・午後4時15分、急性硬膜下血腫と脳挫傷などのため東京女子医大病院で死去。(31歳)

ウッチャンナンチャンの2人は「私たちも回復を祈っていましたが、このようなことになり残念でなりません」とのコメント。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

1993年6月24日未明、フジテレビ第4スタジオで人気コーナー「やるやらクエストII」の収録中、ゲストとして参加していた香港のロックバンドBEYONDのメンバー黄家駒がセットから転落して頭部を強打し、重体(急性硬膜下出血、頭蓋骨骨折、脳挫傷)となって東京女子医科大学病院に搬送される事故が発生した。この事故では内村も転落しており、全治2週間の打撲傷を負った。

6月26日、番組冒頭に「先日番組収録中に事故があり、皆様にご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます。負傷されたウォン・ガークゥイさんの一日も早い回復をお祈り申し上げます」とのテロップを表示し、通常通り放送された。番組の最後には、内村が「来週のやるやらはまたナイターでお休みでございます。再来週7月10日にお会いいたしましょう」と予告した。

6月30日16時15分、黄家駒が収容先の病院で死亡した。その夜にフジテレビの村上光一編成局長(当時)が緊急記者会見を開き、番組の今後について「当面、放送自体が野球ですとかJリーグですとか、24時間テレビといったようなことで、たまたま休みが入りましたので、その間にしかるべき結論を出したいという風に思っています」と発言した。

7月1日、フジテレビの記者会見で番組の打ち切りが正式に決定され、『タイム3』で詳細を公表した。

出典 https://ja.wikipedia.org

日本テレビ史に残る転落事故…。それは一人のミュージシャンの命を奪い、人気番組の打ち切り、日本を代表するコント師の精神的深手を負ってしまうほどあらゆるものを打ち砕く悲劇でした。


この事故から36時間後に行われた南原さんの結婚披露宴は延期も取りざたされるほどでした。相方の内村さんも重傷のため出席できません。

「このままやるせない空気のまま結婚披露宴が終わってしまうのか…」

そんな重苦しい空気を変えてくれた人達がいました。
それは南原さん自身が憧れを抱いたプロレスラー達でした。

結婚披露宴を救った心優しきプロレスラー達

誰もが、事故を気にしつつ、壇上の南原を気遣っていた。お笑いタレントの披露宴らしからぬ、あまりにも当たり障りのない祝辞。そのままの空気の重さととも、披露宴は終わろうとしていた。その時だ。

出典泣けるプロレス ベストマッチ: 心優しきレスラーたちの32のエピソード 瑞 佐富郎 著(アスペクト)

祝辞のマイクを握ったのはプロレスラーの藤波辰爾選手だった。南原さんにとって藤波選手はプロレスにはまるきっかけでした。


「ナンチャン!」

それまでにない、力強い声が響いた。演技なのか、本気なのか、多少怒気が交えている。

「いいか、奥さんを不幸せにしたら、この俺達が許さないぞ!」

あまりに真剣な表情に、皆、呆気にとられた。それは祝辞のマイクを持った藤波辰爾だった。

「奥さんを泣かせたら、俺達がお前に、得意技をかけてやるからな!覚悟しろ!」

「クスクス…」「フフフ…」「アハハ…」空気が変わり始める。壇上の南原の口元も緩み始めた。藤波が目で合図した、マイクを受け継いだレスラー達が口々に言い始める。

「俺はニールキックを…」「俺はムーンサルト…」「俺はドロップキック…」

藤波を中心とした、レスラー達の、そんな不器用だが優しさがこもった祝辞が終わる頃には、会場は和やかな笑いに包まれていた。翌日のスポーツ紙にはささやかだが、こんな小見出しが踊っている。

「心優しきレスラー軍団、ナンチャンを救う」

出典泣けるプロレス ベストマッチ: 心優しきレスラーたちの32のエピソード 瑞 佐富郎 著(アスペクト)

なんと南原さんの結婚披露宴を救ったのは藤波選手をはじめとする新日本プロレスのレスラー達だったのです。

お笑い芸人とプロレスラーの心温まるいい話ではないでしょうか。
ちなみにこの話には続きがあるのです。
それは…。

レスラーという人間の素晴らしさを伝えたい…

なんとこの結婚披露宴から10か月後、南原さんはプロレス・格闘技をテーマとしたバラエティ番組「リングの魂」(テレビ朝日系)がスタートするのです。

「レスラーという人間の素晴らしさを少しでも僕が伝えることが出来れば…」

出典泣けるプロレス ベストマッチ: 心優しきレスラーたちの32のエピソード 瑞 佐富郎 著(アスペクト)

南原さんは「リングの魂」スタート時にこのように語ったといいます。

その後、「リングの魂」は深夜枠で実に7年の長きに渡り放映される人気番組となり、プロレスラーの素顔や意外な一面を引き出したのでした。

南原さんは見事にプロレスラーの素晴らしさを伝えることによって、あの結婚披露宴での恩返しを果たしたのです。

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