プロレス界のチェ・ゲバラ…革命家ブロディ

20世紀のプロレス界に現れた超獣ブルーザー・ブロディ選手。彼のことをかつて元週刊プロレス編集長ターザン山本氏はこのようなキャッチフレーズをつけたことがあります。

「プロレス界のチェ・ゲバラ」
チェ・ゲバラとは1959年のキューバ革命を成功させた革命家です。


実はブロディ選手はプロレス界において「革命」という単語を使った先駆者でした。
世界中のリングを席巻した「ブロディ革命」。

その足跡の中で彼は数々の名言を残しています。
インテリジェンス・モンスターと呼ばれるブロディ選手はプロレス入りする前は新聞記者で頭の回転がものすごく速く、インタビューになると頭脳明晰な一面をのぞかせていました。

プロレス界の名言製造機といっても過言ではないのです。

今回はブロディ選手の名言をまとめてみました。
インテリジェンス・モンスターの発言を括目せよ!

自分が正しいと思ったことは最後まで貫け!

「プロになって金を取ったら楽しいという感覚は消える。あるのはストレスだけだ。そして、そのプレッシャーに打ち勝った者だけが真の成功者となる。 」

「都会でも地方でも、これまた当然だが、生まれて初めてプロレスを見に来る年配の方もいるね。でだ・・・。"あのチェーンをブルブル振り回すのは誰だっけ”と名前がわからなくても、そういう潜在意識を植えつけること・・・もう、それで俺の勝ち。 」

「人生でも最も大切なものはマネーなんかじゃない。(中略)俺はブルーザー・ブロディとしてレスリングをすることに対してマネーは貰っていたが、マネーを貰うことによって、魂まで売るつもりは全くなかった。(中略)自分が正しいと思ったら最後まで、それを貫き通す人間になって欲しいとブロディが言っていたと伝えてくれ。」

「わたしにとって1番大切なのはファミリーであり、第2にフランク・ゴーディッシュであり、ブルーザー・ブロディは第3番目だ。考えてもみたまえ、私が人生の中でブルーザー・ブロディでいるのは恐らく20年くらいだ。それ以外の人生の方がはるかに長いんだよ。」

出典 http://www.geocities.co.jp

猪木の目に"バーニング・スピリット"を見た!

「レスラーの良し悪しを決めるのに最も重要なことは、その人間の内面にある"バーニング・スピリット"だ。猪木の目を見ていると、私と同じ"バーニング・スピリット"を感じることができる。彼と私の闘いはマインドとマインドのぶつかり合いになるだろう。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

1985年、全日本プロレスを離脱し新日本プロレスに移籍したブロディが"燃える闘魂"アントニオ猪木とついて発したコメント

本当のスターというのは、持続して長いあいだ光を放つことができる人間だけをいうんだ

「子供の感情というものは、粘土細工のようなものだ。ちょっといじるとすぐに壊れるし、まわりの影響によってはすぐに悪くなってしまう。子供が小さいうちは、親がすぐそばにいることが望ましい。」

「本当のスターというのは、持続して長いあいだ光を放つことができる人間だけをいうんだ。(中略)何をやろうとしているかや、次の行動を読み取られてしまうような凡人はスターにはなれない。スターとは、普通の人間が考えつかないようなことをやってのける特殊なパワーを持った人間のことをいうんだ。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

1985年4月18日にアントニオ猪木戦が決定したブロディへのインタビュー

すべては時代とともに変わる。だから、本物しか生き残ることはできない。

「日本のファンはゲテ物ショーやサーカスを観に来ているんじゃないということさ。もちろん私もサーカスは嫌いなほうじゃない。(中略) サーカスは年に一度だけ町にやって来るからこそ価値がある。(中略) プロレスはスポーツであって大男のサーカスではない。プロレスは年々複雑になっている。だからこそ、多少のエンターテイメント的要素は不可欠だ。しかし、あくまで人々はレスリングの勝負を観に来ていることを忘れてはいけない。」

「バトル(闘争)こそ、スポーツのハートなのだ。レスリングに限らず、いかなるスポーツでもそうだ。プロレスのようにフィジカル(物理的)で、メンタル(精神的)で、しかもストラテジック(戦略的)なスポーツならなおさらのことだ。もし、これがただのレスリングごっこだったらファンは逃げてしまう。」

「プロレスそのものが以前よりずっと発達しているからこそ、プロレスの試合はソフィスティケーテッド(洗練されているさま。都会的)しているといっているんだ。20年前の野球のフィルムを見たらどこらおかしいと思うだろう?すべては時代とともに変わるのさ。だからこそ、本物しか生き残ることはできないのさ。そして、私の強さは私の体の大きさからだけ生まれてくるものではない。私はここ(頭を指さし)を使って闘っているのだ。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

日本のプロレス界はつねにテレビによってすべてが左右されてきた。猪木と馬場の闘いとは、テレビ朝日と日本テレビの闘いだ。

「私は新日本サイドの視聴率は私ひとりの活躍にかかっているとさえ思っている。責任を感じているといっても過言ではないほどさ。日本ではテレビ番組の視聴率を調べるリサーチ方法がニールセンとビデオ・リサーチのふた通りがあることも知っている。プロレスのビジネスそのものがテレビというメディアの影響を強く受けているのだから、テレビの視聴率が大きなバロメーターとなるのは当然のことさ。(中略) 日本ではプロレスが誕生して以来つねにテレビによってすべてが左右されてきた。猪木と馬場の闘いも、究極的にはテレビ朝日と日本テレビの闘いなんだ。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

レスリングは肉体だけで勝負できるスポーツではない。一瞬の判断力、経験、洞察力がものをいう。

「レスリングとは肉体だけで勝負できるスポーツではないのだ。一瞬の判断力、経験、洞察力がものをいう。もちろん、フィジカルな部分だけで闘おうとする選手もいる。ただし、それは数あるタイプのうちのひとつでしかない。たった24日間に4試合もタイトルマッチが用意されたら、肉体の強さだけで闘うなんて無理なことだ。」

「どんなスポーツでも大切なゲームの前には、時間をかけたコンディション作りが必要だ。私のいうコンディションとは、フィジカルな調整だけでなく、メンタルな休養も意味する。フットボール選手を見てほしい。シーズン中でも公式試合は毎週日曜日に一度だけだ。この試合をベストな状態でおこなうために、あとの6日間はトレーニング、作戦会議、そして休養のためにたっぷりと費やすのだ。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

レスリングはチェスのゲームのようなもの。

「プロレスリングに限らず、プロと名のつくスポーツで生計を立てている者は、その分野のエキスパートなのだ。フットボールでも野球でも、ゲームに勝つためにはまず、自分の関わっているスポーツをとことん知ろうとすることだ。『ベター』と『ベスト』の違いは、知識とスピリットで決まる。」

「大切なのはメンタルな部分をコントロールするバランス感覚だ。感情が先走ると物事がクリアに見えてこないものだ。」

「レスリングの試合はチェスのゲームのようなものだからね。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

他人より少しでも優れていなかったら、生き残ることはできない。

「レスラーという職業は技術で勝負するものなんだ。他の者より高い技術を持っていれば、必ず上へ上へと昇っていける。そうすれば、結果的にビッグマネーを稼ぐことができる。もし、技術がなかったら、この世界で金を稼ぐことはできない。金にならないのだったら、何か他の仕事を見つけた方がいい。レスリングは単なるスポーツじゃないんだ。生活を賭けたビジネスなんだよ。」

「プレーをしはじめたころの数年間は楽しくて楽しくてしょうがない。自分の好きなことをやっていて。こんな大金をもらっていいのかという気分になる。だが、長くプレーを続けその世界の超一流とトップ争いをするようになると、あれほど好きだったスポーツが苦痛になってくる。リングに上がっていていかに楽しみながらレスリングをしようと思っても、もう楽しめるはずがない。あるのはプレッシャーだけさ。他人より少しでも優れていなかったら、生き残ることはできない。自分よりベターな選手が現れた時は、潔く退くことだ。」

出典DECADE(デケード) 1985~1994 プロレスラー100人の証言集(上下巻)斉藤文彦 著 (ベースボールマガジン社)

ブルーザー・ブロディ選手は1988年7月16日、プエルトリコ・バヤモンのバヤモン・スタジアムでのWWCの興行中、レスラー兼ブッカーのホセ・ゴンザレスと口論の末、ドレッシング・ルームにて腹部をナイフで刺され、翌7月17日、出血多量により亡くなりました。享年42歳でした。

生きていれば今年(2015年)で69歳になるブロディ選手。
今のプロレスについてブロディ選手がどのように感じて考察するのか非常に興味があります。

ブルーザー・ブロディ選手、永遠に…。

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