最近シングルマザーが増えているが、決して楽なことではないと思う。忙しい中での子育ては夫がいてもストレスがたまりがちだ。一人で二人、三人の子育てをする場合はもっと大変に違いない。

そして、シングルマザーという立場だからこそ、周りに見くびられないようにきっちりと子供を躾けたいと思っている人も多いのではないだろうか。ここ、イギリスのノーサンプトンシャー州にも、二人の子供のシングルマザーがいる。

彼女は今回、メディアに相談するまでは子育ての葛藤から毎日一人で涙していたという。

シングルマザー、カーリー29歳

出典 http://www.dailymail.co.uk

カーリーは、ルビー(6歳)とジャック(3歳)の子供のママだ。元夫スティーブン(38歳)は週に2回子供と会っている。カーリーが子供と一緒に住んでおり、一緒にいる時間も長い。

しかしカーリーはフルタイムのママではない。保育士としてフルタイムで働いているのだ。多忙な毎日の子育て。1日が目まぐるしく過ぎることだろう。そんなカーリーは日々の子育てに悩んでいた。

「二人の子供の扱い方がもうわからなくて。しょっちゅう二人で喧嘩するし、同じ部屋に置いておけないの。ジャックなんて、激しく愚図るともう手がつけられなくなるんです。あっちへ行け、ママなんか大嫌い!って言って叩いたり蹴ったりしてきて、何時間も続くの。」

色々人からアドバイス受けたこと、自分で良かれと思ったことを試してきた。しかし、効果はなかったというカーリー。「結局最後には私が怒って叫ぶようになるの。そしたら子供達も叫んで。毎回悪循環。」

「正直、保育所の他人の子供達の方が扱いやすい」

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二人の我が子よりも、保育所の子供達のほうが数倍扱いやすいというカーリーは言う。「仕事してる時の方がリラックスできるんです。家に帰ったら正反対。すっごくストレス溜まるわ。」

どうしたらいいのか全くわからない、お手上げだーそんな気持ちが毎日寝る前にのしかかる。「私なんていない方が子供達にはいいのかも。」いつもガミガミうるさく言ってしまう自分に気付きながらも、正しい子育ての仕方を見失ってしまった。毎晩、涙で枕を濡らす日々。

しかし、カーリーは決心した。イギリスのテレビ番組で出演しているお助けナニーでもあるキャサリン・ミューズに相談しようと。そしてキャサリンはカーリーの元を訪れた。

「カーリーとスティーブは正反対の育児をしているわ」

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3日間集中してナニー・キャサリンに子育てを見てもらうことに。カーリーのガミガミうるさく言う姿を見てキャサリンは言う。「小さなことまで本当に厳しく言い過ぎね。子供達と話をするんじゃなく、一方的に言ってるだけ。言われたことをしなさい、って。だから子供との会話にもなってない。」

子供には、どんなことでも子供が自分で自信をもって何かをするようにするまで、見守る姿勢が大切なのだとキャサリンは言う。「カーリーは、正しい子育てをしようとして必死な姿が伝わってくるけど、子供達がミスをして、それを注意するのを待っているかのような感じが見受けられるわ。」

「子供達から目を離さないのはいいことだけど、信用してない雰囲気が伝わってくる。子供はしょせん子供。完璧にさせようと思っても絶対そうはいかないもの。だけど、それをしようとしてガミガミ言うことになるから、逆に子供たちは聞かなくなるんですよ。」

「ルビーは6歳なんだから、ある程度自分でできるはず。だからそれを見守って。」とアドバイスするキャサリン。

一方、元夫のスティーブとも会ったキャサリン。

「子供と一緒にいると自分も子供に戻るタイプね」

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「子育ての大事な躾は元妻にまかせて、自分は子供達を楽しませようーそんな雰囲気がありありと伝わってきたわ。好感はかなりあるけど、私には子供3人に見えたわ。」とスティーブに対しての感想をピシャリ。

週に2回、子供達に会うだけ。カーリーのようにガミガミ言うこともない。怒らない。一緒に遊ぶだけ。「子供達にとっては、父っていうより楽しく遊ぶ人、ってなってしまってるんです。」とカーリーは言う。

そんなスティーブだからこそ、自分がしっかりして子育てをしなければ、とカーリーが意気込んでしまうのだろう、とキャサリン。

二通りの子育ては子供には良くないこと

出典 http://www.dailymail.co.uk

子育てのアドバイザーといわれるキャサリン・ミューズは「二通りの子育ては子供を困惑させるだけです。イライラして、余計に注目を浴びたがり機嫌を損ねたら愚図りが止まらなくなるんです。」

これまで、シングルマザーとして日々、葛藤してきたカーリー。「昼間は仕事だから時間もないし、子供二人は喧嘩ばっかりするしでとにかくストレスがいっぱいで。子供の宿題もアイロンがけも早朝することもあるわ。」

「なんで言うこと聞いてくれないの。」そう思い毎晩泣いていたカーリーにキャサリンは、元夫スティーブも子育てに参加しなければいけないとアドバイスした。

たとえ別れても、子育ては一通りに

出典 http://squidey.blogspot.com

「元妻が躾をしているから、自分はその面は考えなくていいとかそういうやり方ではダメなんです。今まで全く怒ったことがないというのは躾けてないのも同じです。子供がダメなことをしたらきちんとダメと言うこと、それが大事なんです。」

キャサリンのアドバイスを聞いて、カーリー同様に子育ての躾に一歩踏み出したスティーブのおかげで、今ではカーリーの気持ちが少し楽になったという。

イギリスでは、夫婦が離婚しても別居しても、子供を頻繁に預かる父親もいる。しかし、子育ては二通りではいけないのだ。躾の方法は一つに決める。そうすることで、子供も二親に耳を傾けることができるようになるのだ。

筆者も時々、もうすぐ5歳になる息子に手がつけられない時がある。相方は、筆者よりも温和なのでどうしても筆者がつい、息子にガミガミ言いがちだ。だが、カーリーの息子のように一旦愚図るととんでもない状況になる時がある。その度落ち込む筆者だが、それはきっと相方との躾のバランスができてないのではないかと、この記事で気付かされた。

子育ては難しい。しかし、やりがいのある仕事だとも思っている。この記事を読んで下さった読者のみなさん、共に子育て、頑張ろう!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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