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記事提供:Doctors Me

Doctors Me 編集部です。
解離性同一性障害」という病名は、聞きなれない方も多いのではないでしょうか?この病気は、別名「多重人格障害」や「二重人格」と呼ばれたりもします。
今回は、この「解離性同一性障害」について医師に伺いました。

その原因とは……

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・幼いころに受けた性的・心理的虐待
・戦争や災害などのつらい体験による精神的ダメージ
・幼少期の愛情不足

…など
つまり、上記のようなつらい現実に耐えられず、そのため自分を守ろうと別の人格を作り上げてしまう、といったある種の防衛反応と考えられるでしょう。通常は、たとえつらいことを経験したとしても、気分転換を図るなどして、自分自身の人格内で対応できますが、「解離性同一性障害」では、主人格(もともとの人格)とは別の新たな人格を作り出し、体験そのものを、自分の中から排除し、なかったことにするという違いがあります。


実際にDoctors Meであった【解離性障害】の相談例

特徴的な2つの症状

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1:複数の意識状態がある
「解離性同一性障害」では、人格としての意識状態がまとまりをもって統合されていないため。

2:出現している人格によって記憶が異なる
別の人格が出現している間、その他の人格は、その間の記憶がない場合が多いため、当然生活上の支障をきたすことが多くなります。

治療は可能なのか

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念ながら、現状では「解離性同一性障害」に有効な薬はありません。そのため、数ある人格をまとまったひとつの人格へと「統合」させていくことを主眼においた治療が施されます。このために必要なことは、患者さんが安心できる治療環境を整えること、家族など周りの人が病気のことを理解することです。


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医師からのアドバイス

「解離性同一性障害」の主な原因は、大きな精神的なストレスです。しかも、それを他の人と共有できずひとりで抱え込んでしまう、といった状況にあります。そのため、治療ではまずは安心感を与えることが何よりも大切です。つまり、周囲の支え無しには、改善できないということでもあります。もし、家族などの近親者に思い当たる症状を発症している方がいれば、まずは医療機関で適正な診断を受け、周囲が一丸となって治療を進めていくことが大切です。長期戦にはなりますが、少しずつ積み重ねて、改善へと導いてあげましょう。

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