好きな映画はアクション・ホラー・ファンタジー!いわゆる「感動モノ」は興味がない筆者が【お涙系じゃないのに泣けた】名作映画をご紹介します。どれもこれも有名な作品ばかりなのでいまさら感もありますが、だからこそ「名前は知ってるけど観てない」人にぜひ見てほしいものばかり!もちろん純粋に泣ける映画を探しに来た方にもおすすめです。映画の醍醐味【ハッピーエンド】のものだけ選んでみました。
※解説はちょっとネタバレになる箇所もあるので注意です!

【となりのトトロ】世代を超えて愛される不朽の名作

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制作会社:スタジオジブリ
公開年月日:1988年4月16日
上映時間:88分

昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー。田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ、メイ姉妹と、“もののけ”とよばれる不思議な生き物「トトロ」との交流を描く。

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英誌Time Outでは「アニメ長編映画ランキング トップ50」で1位になったり、同じく英誌Total Filmの「史上最高のアニメ映画50本」でも6位になったり、本作は国外においても非常に高い評価となっている。

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もはや説明不要なほど知らない人はいないレベルの名作です。映画を見たことはなくても、トトロのキャラクターを知っている人は多いのではないでしょうか。物語が心地よいテンポで進み、キャラクターも可愛いだけではなく、昔の日本の田園風景に郷愁の想いを味わうこともできます。

【涙ポイント1】お姉ちゃんのサツキが、妹のメイがいないところ(おばあちゃんと話している時)で弱音をはいて泣き出してしまうシーン。お母さんが入院しているので、ほぼ家事全般をこなしながら妹の面倒も見ている「しっかり者のお姉ちゃん」が泣き出すシーンは胸にくるものがあります。

【涙ポイント2】自分が子供の頃は、おてんばでわがままで泣き虫なメイにちょっとイライラした人いませんか?ところが大人になってから見ると「かわいいな」と大人目線で見られるようになります。そうするとメイの涙にも自然に共感できるようになります。いえ、共感とはちょっと違う「子供を見守る大人のあたたかな心」で涙が出るのかもしれません。

この映画の良いところは色々ありますが、終始「悪い人がいない」ところは観ていて気持ちが良いですよ。みんな心の奥があったかくて、人とのつながりがとても自然なのです。ラストはもちろんハッピーエンドですし、親子で見られる本当に素敵な映画です。

おまけ

「トイ・ストーリー」「ファインディング・ニモ」のジョン・ラセター監督はこの映画のファンを公言しており、ピクサー映画『トイ・ストーリー3』には大トトロが友情出演しています。セリフはないけれど、歯をむき出して笑うあの笑顔が見られるらしいので要チェック!

一時期トトロに関する「怖い都市伝説」が流行りましたが、映画を普通に見ていた人なら「むしろどうしてそうなった?」と思うような内容でした。ジブリからも公式に否定され、主人公のサツキとメイはこの映画の数年後は良い娘さんに成長して結婚したというイメージを宮崎監督も語っているので、映画は素直な気持ちで見て大丈夫です。

【塔の上のラプンツェル】夢を叶えることの美しさ

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原題: Tangled
製作会社:ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
日本公開日:2011年3月12日(米国:2010年11月24日)
上映時間:100分

【あらすじ】魔法で光る金色の髪を持つラプンツェルは、魔女にさらわれて18年間高い塔の中で、外の世界を知らずに暮らしています。毎年自分の誕生日になると空を飛んでいく「光」を間近で見るために、塔に迷い込んできた盗賊フリン・ライダーと一緒に塔を抜け出して…。勇気と意志で閉ざされていた人生を切り開く物語。

ただ大人しく王子様(助けや希望)を待っているだけではなく、勇気を出して新しい人生へ踏み出していくラプンツェル。元気いっぱいに笑顔で外の世界を走り回りますが、ドレスや髪型・表情が可愛らしくて「女性らしいままアクティブ」な素敵なプリンセスです。

【涙ポイント】ラプンツェルの夢が叶う「空へ登る光を見る」シーン。ここで流れる『輝く未来』(I See The Light )という曲は、吹き替えが苦手な字幕派の方にもぜひ日本語で聴いてほしいです。勇気を出して飛び出した世界で、ちゃんと夢を叶えることのできる幸せに泣ける名シーンです。

日本語吹き替えは中川翔子さん。歌唱シーンは小此木麻里さんが担当していますが、セリフから歌に入るシーンもとても自然で違和感なく観られます。中川さんが歌を担当しない理由として有力なのは「ディズニー映画の劇中歌は、ミュージカル経験のある人が抜擢される」というものですが真偽は定かではありません。ちなみにこの役にとても思い入れのある中川さんは自身の公演で劇中歌を披露していますが、とても素敵な歌声です。

おまけ

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ラプンツェルの名シーンのランタン飛ばしですが、これは台湾に実際にあるお祭り「ランタンフェスティバル」で同じような光景を見ることができます。幻想的なあの光景を、ぜひ体験してみたいですね。

その他★続編のミニ映画『ラプンツェルのウェディング』が、「シンデレラ ダイヤモンド・コレクション」 にボーナスコンテンツとして収録されています。

【アナと雪の女王】アカデミー賞受賞!史上初Wヒロイン

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原題:Frozen
製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
日本公開日:2014年3月14日(米国:2013年11月27日)
上映時間:102分

雪と氷の魔力を持つ女王エルサ、そのエルサと王国を救うため冒険の旅に出る妹アナ、この2人の姉妹を軸に、真実の愛が描かれる。

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同じくディズニーから「アナと雪の女王」。この映画は何といっても曲が素晴らしいです。姉のエルサが孤独に雪山を上るシーン、日本語ではなく訳文だとよりその切なさと解放感が伝わってきます。意訳ですが『私を支配していた恐怖には、もう二度と追いつかれることはないわ』というところはグッときます。一度乗り越えた(経験してしまった)恐怖にはもう捕まることはない。名言です。
もちろん感動のラスト&エンドロール後の一幕も素敵ですよ。

【涙ポイント】ここではあえて曲をメインにご紹介します。

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オープニングで流れてくる印象的な合唱曲。ノルウェーの作曲家フローデ・フェルハイムによる「Eatnemen Vuelie/大地の歌」という合唱曲がもとになっているそうです。祈りの歌のようにも聞こえる素敵なメロディです。

歌とも掛け声とも聞こえるこの曲は、ノルウェーからロシアにかけて居住するサーミ民族に古くから伝わる「ヨイク」という伝統音楽がベースになっています。

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マルチランゲージ(多国語)バージョンの「Let it go」はご覧になりましたか?それぞれの国の歌声が見事につながり圧巻です!

子供向けだと思い込んで未見の人もいるのでは?物語が面白いのはもちろんですが、美しい曲と雪の世界を楽しめますよ!個人的には字幕で見て原曲の美しさや歌詞を感じてほしいです。

おまけ★続編のミニ映画「エルサのサプライズ」が、実写映画 『シンデレラ』 と同時上映されました。

【サマーウォーズ】かけがえのない絆の強さ

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監督:細田守
封切り日:2009年8月1日
上映時間:115分

仮想空間OZが人々に浸透した近未来。内気な高校生・健二は憧れの先輩・夏希に頼まれ、彼女の実家を訪れる。個性的な家族の面々に振り回される中、健二は謎の数字が書かれたメールを受信し…。

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00年代といえば、SNSが急速に普及し始めた時代です。仮想空間OZはまさにSNSそのもの。時代設定は近未来ですが、主人公とヒロインがいるのは「THE・日本」という感じの夏休みの田舎です。広間に親戚一同が集まっている様はどこか懐かしい光景です。

【涙ポイント】おばあちゃんが電話で関係者にはっぱをかけるシーン、大事な人が突然いなくなってしまうシーン、人との絆を武器に最終決戦に挑むシーン、ラストのあの人の笑顔…など「人とのつながり」であたたかな涙が流れるシーン盛り沢山。個人的には茶髪の若者(陣内翔太)が大事な氷を別の用途に使ってしまうシーンも泣けました。

おまけ

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メインキャラクターの一人、池沢佳主馬がOZで使用しているウサギ型アバター「キングカズマ」。OZにおける格闘世界チャンピオンです。主人公のアバターが弱そうな2等身リスなのに比べて人間風でイケメン、根強いファンが多いです。フィギュア発売時は、主人公のアバターが付属品扱いになっていました…。

田舎の絆モノのように見せかけて意外とSF。人と繋がることのありがたさや大切さ、日本の夏の風景など大事にしたいもの・懐かしいものがたくさん詰まった作品です。

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同監督の「時をかける少女」もおすすめ!タイムスリップというSF要素が入った青春映画です。夏の肌触りがする名作。

原作は筒井康隆の同名小説『時をかける少女』。原作の映画化ではなく、原作の約20年後を舞台にした続編。アクティヴで前向きな主人公が初夏の町を、文字通り駆け抜けていく爽快な青春映画の決定版。

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この監督は日本の夏の描写が素晴らしいですね!

【ターミネーター2】問答無用!SFアクションの金字塔

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原題:Terminator 2: Judgment Day
監督:ジェームズ・キャメロン
日本公開日:1991年8月24日(米国: 1991年7月3日)
上映時間:137分(公開版)、154分(完全版)

核戦争後の世界で戦いを繰り広げる機械軍VS人間軍。機械軍は、人間軍の指導者となるジョン・コナーを少年のうちに殺すため1994年のロサンゼルスに新型殺人マシーンを送り込んだ。一方、人間軍もそれを阻止するため別のマシーンを送り込んだ。2体のターミネーターの壮絶な闘いが始まる!

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続編やサイドストーリーが次々と制作されているので、そろそろ1&2を観たことのない方も出てきているのではないでしょうか。今でも「ターミネーターは2で完結した」と言われているほど素晴らしいラストです。

【涙ポイント:ネタバレ注意】もはや有名すぎますが、シュワルツェネッガー扮するターミネーター(T-800)が溶鉱炉に身を沈めるシーンです。ロボットは自殺をすることができないので、自分で飛び込むことはできません。そこでサラ・コナーに機械を操作してもらい、マグマのような溶鉱炉の中へゆっくりと沈んでいきます。親指を立てるあのシーンは、いつまでも色褪せません。

いなくなってしまうのならハッピーエンドではないともとれますが、あれは殺人マシンだったT-800が人間の感情を理解し、そこに自分が存在してはいけない(ジョンのため)と判断して選択した結末だと思えば…。ラストのモノローグでサラも「機械にできて私達人間にできないはずはない」と一縷の希望を持つようなことを言います。

SFアクション好きならずとも、一度は観ておいて損のない映画です。

おまけ『I'll be back』

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「ターミネーター」で有名になった『I'll be back(また戻ってくる)』のセリフは、シュワルツェネッガーも気に入ったのかいくつかの別映画でもセリフが出てくるようです。良い意味でのめちゃくちゃアクション映画「エクスペンダブルズ2」でも確認済み!

【ダークナイト ライジング】もう一人のヒーロー

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原題:The Dark Knight Rises
監督:クリストファー・ノーラン
配給会社:ワーナー・ブラザース
日本公開日:2012年7月28日(米国:2012年7月20日)
上映時間:165分

【あらすじ】ゴッサム・シティーの正義のために、自ら汚名を被って逃亡者となったダークナイト(バットマン)。ブルース・ウェインはそれから8年の間バットマンとしての活動を控え、表向きの事業のみ行い潜伏していた。しかし覆面テロリスト・ベインの出現により、再びバットマンの衣装を身にまとうことになる…

バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』と続いてきた「ダークナイト」シリーズ、これにて完結!言わずと知れたスーパーヒーロー映画です。覆面テロリストの他に女怪盗・キャットウーマン(アン・ハサウェイ)も登場します。『ダークナイト』の悪役ジョーカーが圧倒的存在感だったために、この最終話がイマイチだったという感想も散見しますが、3部作通して観てきた人ならじんわりする名シーンがあります。

ゲイリー・オールドマン扮するゴッサム市警のジェームズ・ゴードンは、3部作通して腐敗したゴッサムの良心であり続けます。さらには主人公顔負けのアクションで大活躍もする、本シリーズになくてはならない存在です。若い警部補時代に、両親を殺された幼いブルースと出会っています。しかし3作目まで、バットマンの正体がブルースだとは気付いていないままでした。

【涙ポイント:ネタバレ注意】本作でバットマンがゴッサムシティを守るために身を挺して爆発物処理へ赴く直前、正体を知りたがります。自分はずっと正体を気にしなかったけれど、(自分たちを守ってくれたヒーローのことを)市民は知るべきだと。そこでバットマンが言います。
『ヒーローはどこにでもいる。少年の肩に上着をかけ、世界の終わりではないと励ますような男だ』
かつて両親を殺されて途方に暮れていたブルース少年に、ゴードンがしてあげたことです。その時のことを思い出し、やっと気が付くゴードン。少年の時から、バットマン(ブルース)にとってのヒーローは他ならぬゴードンだったんですね。もうここでもジワッときますが、事件終了後のシーンもまた素敵です。バットマン不在のまま時が経ち、新しく作り直されたバットシグナル(バットマンへ合図を送る照明器具)をじっと見つめて撫でるゴードン。次の瞬間の微笑みにまた泣けます。

ちなみに英語だと「A hero can be anyone(ヒーローには誰でもなれる)」と言っているようです。

2作目の「ダークナイト」が陰鬱な雰囲気なので、そこで見るのをやめてしまった人がもしいたらもったいないです!ヒーローにふさわしい素晴らしいラストなので、ぜひ完結編である「ライジング」も見てみてくださいね!

おまけ★「特殊スーツに身を固めたバットマンと違い、生身で命がけのアクションをこなす」、「感情にブレがあるブルース(バットマン)と違い、一貫して良心的存在であり続ける」そんなゴードンに「もはやダイ・ハードのジョン・マクレーン並みの活躍」だと喜びながら鑑賞しているファンもいます。

以上7選(となりのトトロ、塔の上のラプンツェル、アナと雪の女王、サマーウォーズ、時をかける少女、ターミネーター2、ダークナイトライジング)!もちろん世界にはもっと泣けたり感動する名作も存在します。それでも「これは観ておいて損しないから!」という作品を7つ選りすぐりました。ダークナイトは3部作通して観た方が良いですが、その他はターミネーター含めそれ単体で見て楽しめます。まだの方も、ずっと昔に観たきりの方も、ぜひご覧になってみてくださいね。
A hero can be anyone、Ⅰ’ll be back!

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