日本語の探求に力を注ぐ飯間浩明さん

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国語辞典編纂者。
『三省堂国語辞典』編集委員。
1967年香川県高松市生まれ。

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先日ラジオ出演されていた飯間さん。辞書の編集ということだけにこだわらず、日本語とは何なのか?日本語はどのように変化しているのか?新しい日本語の使い方とは?非常に探究心あふれる日本語のスペシャリストです。「ワードハンティング」を日課にし、日々新しい言葉を探されているそうです。

タモリの「お疲れ様」発言

タモリが先日のテレビ番組で、「お疲れ様ですは目上の者に使うものではない」発言をしたことがかなり波紋を呼びましたね。その話題にたまたま絡む質問を受けた飯野さんはこのように発言されています。

「お疲れさま」という言葉は非常に無難な雰囲気を持ちあわせていると感じていたのですが、相手によっては気にする方もいれば、全く気にしない方もいらっしゃるわけで。

なかなか勇気のいることかもしれませんが、本人に聞くというのは確実な方法かもしれません。

朝晩のない芸能界という特殊な世界の影響で、「お早うございます」がどこでも使われやすくなった印象があります。

昼から始まる仕事でも、夜のお仕事でも「こんにちは」や「こんばんは」ではなく、「お早うございます」。

まぁ1日のスタートという意味で「お早うございます」は不適切ではない気もしますが。

そうですね。貴様という言葉は本来「あなた様」という相手を敬う言葉だったわけですが、いつの間にやら使い方が変わっていますものね。

言葉の意味の捉え方

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ラジオに出演された際に飯野さんが触れた言葉の言葉の一つに「軽々しい」が挙げられていました。

軽々しいと聞くと、軽率という意味がすぐに浮かびます。政治家に最近多い「軽々しい発言」など。しかし、実際にはお手軽という意味で使うのも今では定着してしまっているとのこと。

例えば「軽々しく持ち上げる」という使い方。違和感を感じる方はもちろんいるでしょうが、気にも止めない方は普通に使っているはずです。

ら抜き言葉

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言葉の変化ということを考えていた時に、最近はあまりうるさく言う人も少なくなってきましたが、「ら抜き言葉」を思い出しました。「それは食べれない」「ボタン付けれる?」「感じれる強さ」など。

ただ、画面を通して話している人が「ら抜き言葉」なのに、テロップにはきちんと「ら」を入れる対応をする番組がほとんどです。話し言葉としてはOKでも表記としてはNG、そういう認識になっているということなのでしょうか。

言葉の寿命は一瞬のものも

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気づいたら当たり前に使われるようになっている言葉というものはいくつもあります。古くは「超○○」。「チョ~ウケるんですけど」と今聞いても何も不思議に思いませんが、むしろこれが既に死語であるという見方もあります。

そうなると、今誰でも使うようになっている「ガチ」や「神対応」なども一過性のものになる可能性は充分有り得るわけです。

流行語大賞などいうものもありますが、「流行語」と銘打っている以上、流行が終われば消えていく運命。そう考えることは不思議ではないのかもしれません。

こだわりと柔軟性

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正しい日本語にこだわる気持ちも確かに大切です。例えば「全然だいじょうぶ!」という語尾に否定を伴わない「全然」の使い方。

おかしいという方もいるでしょうし、戦前は普通に使われていたのだから問題ないという方もいるでしょう。少し柔軟に受け止めれば、意味が通じているのだからそれで「全然OK!」という考え方はありなのです。きっと。

文章で視覚的に見せる日本語は辞書的に正しい使い方をする方が美しいでしょう。しかしコミュニケーションで使う場合は、考えやニュアンスが正しく伝わることがより重要なのかなと思うわけです。

そして…一番心配なことはこの文章が日本語を正しく使えているのかということなのですが。

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