フルマラソンと言えば大人でも相当ハードだ。しかし、イギリスのリーズに住む9歳のアルフィーの決心は固い。「亡き父の思い出を背負ってチャリティマラソンに参加したい。」走ることが好きな少年が、今、父を想いながらフルマラソンに参加しようとしている。

父ニックは交通事故で他界

出典 http://www.mirror.co.uk

アルフィーが3歳の時だった。やっと物心ついた時に交通事故で父に死なれ、まだよく理解できる年齢ではなかった。

「亡くなったことがわかってなかったので、何度もパパは帰ってくる、パパは帰ってくるって私に言ってました。」と母のサリーは言う。

父を亡くした幼いアルフィーを育てて行く過程で、サポートしてくれたのがWinston's Wishというチャリティ団体だ。イギリスではなんと22分に1人、親を奪われた(亡くした)子供が存在すると言われている。

そんな子供達のサポートとなるセラピーやアドバイスをするのが、Winston's Wishだ。アルフィーも、このサポートのおかげで無事にここまで育ってこれたと母のサリーは語る。

「練習で足が痛いけど頑張るよ!」

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アルフィーは既にルートを43.7キロも練習で走っている。更にもっと走る予定だ。本番のフルマラソンまでに体を慣れさせておかなければならない。ここまで9歳の少年を決心させる理由はなんなのか。

「僕が助けてもらったように他の子も助けたい」

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「自分と同じように肉親に先立たれてしまった子供達のサポートに、少しでも協力したい。」そういう気持ちから、アルフィーはこのフルマラソン参加を決心した。そして寄付金のゴールを300ポンド(約6万円)と決めた。

しかし、友人や親戚のおかげで300ポンドのゴールはとっくに突破。今は既に1500ポンド(約30万円)が集まっているという。

今週は亡き父ニックの誕生日があった

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父が生きていれば43歳になったであろう誕生日が今週であった。それと時を前後してこのフルマラソンが行われることにアルフィーは運命を感じた。「僕はやる!」大好きだった父ニックの想いを胸に、ハードなチャリティマラソンに参加する熱意が溢れている。

幼いころは理解できなかった父の死ではあるが、アルフィーももう9歳だ。母サリーに父ニックのことを色々聞いてくるようになったという。今、サリーには偶然同じニックという名前のパートナーがいる。

アルフィーにとっては血の繋がりのない父だが、今の父もアルフィーのマラソン完走を応援しているという。チャリティの寄付金の為のアカウントを設定してくれたのも今の父だ。

「パパが応援してくれてるから頑張って走るよ!」

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Winston's Wishは、親に先立たれた子供の精神を上手にサポートして、できるだけポジティブ思考を持つように励まし、導いている団体だ。「アルフィーと私もどれだけこの団体にお世話になったかわからないわ。彼らのサポートにとても感謝しているの。」

アルフィーは言う。「パパが僕を見てくれているんだ。僕に強さとエネルギーをくれるからきっと完走できるよ!」本番のマラソンに備え、猛練習をするアルフィーを応援したい。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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