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記事提供:Doctors Me

Doctors Me 編集部です。
頭痛に悩む女性は多いとわれていますが、スマートフォンやタブレット端末を使いすぎる事で、男性でも頭痛を感じる方が増えてきました。ではこの頭痛、いったいどうして起こるのでしょうか?
今回は頭痛のメカニズムと対策について医師に解説していただきました。

■ 脳には痛覚がない?

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脳梗塞は脳に酸素や栄養分を送る血管が詰まって脳の細胞にダメージが出る病気で、脳出血は脳に酸素や栄養分を送る血管から出血が起こり、同じく脳の細胞にダメージが出ます。どちらも脳細胞がダメージを受けますが、症状は脱力やしびれ、ろれつ不全など、機能異常として現れます。頭痛は起きません

この事から脳細胞そのものには痛覚がないといわれています。以下、頭痛を伴う病名について解説していきます。

■ くも膜下出血&慢性硬膜下血腫の場合

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くも膜下出血の症状は突然の激しい頭痛と吐き気、意識消失と言われており、脳梗塞や脳出血など同じ頭蓋内の出血でも症状が異なります。
脳は硬膜、くも膜、軟膜の3層の膜でおおわれています。くも膜の内側には脳脊髄液が満たされており、ここに出血が起きます。くも膜下出血の頭痛は、脳をおおう膜の神経を血液が刺激するために起こる、といわれています。

同じような膜の下に起きる出血でも慢性硬膜下血腫は硬膜の下にゆっくりと血液が溜まるため、最初は下肢の脱力感、転倒しやすいなどの症状が起こります。認知症と間違えられることもあります。
頭痛や吐き気などの症状は脳圧亢進症状として病状の進んだ頃に現れます。

■ 片頭痛の場合

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片頭痛は脳の表面にある動脈が拡張する事で痛み物質が放出され、三叉神経という大きな神経に痛みが伝わり頭痛が起きます。
前兆と呼ばれる前駆症状と吐き気を伴い、片側の拍動性頭痛が特徴的です。冷やすと楽になり、頭痛時は暗くて静かな所で安静にしたほうが早く良くなります。痛みは2時間ほどでピークとなり、長いと48時間ほど続くとされ、日常生活に支障をきたす事もあります。
女性に多く、月経周期と一致する場合もあり、トリプタン製剤が効果的です。


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■ 筋緊張性頭痛の場合

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筋緊張性頭痛は、こめかみの筋肉や、頭を支える肩や首の筋肉の緊張が原因です。
筋肉の緊張が続くことで血流が悪くなり、筋肉内に老廃物が蓄積します。その結果、蓄積した老廃物が周囲の神経が刺激し、頭痛が起こると言われています。スマートフォンやタブレットの普及、パソコン作業の長時間化でよく見かけるようになった頭痛です。
男女差はなく、非ステロイド系鎮痛剤や筋緊張改善薬、ストレッチなどが効果があると言われています。

【医師からのアドバイス】

このように頭痛はいろいろな原因で起きます。脳細胞そのものがダメージを受けても頭痛は起きませんが、脳を守る膜の表面や、神経が痛みを感じるのです。脱力やしびれなど、脳梗塞脳出血が疑われるときはすぐに病院へ行きましょう。
また、突然起こる激しい頭痛はくも膜下出血の可能性がありますので、急いで救急車を呼びましょう。
片頭痛かな?筋緊張性頭痛かな?と悩むときは頭痛外来を開設している病院もありますので、頭痛の専門医に相談してみるのも良いでしょう。

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