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Doctors Me 編集部です。
精子と卵子が出会って受精し、着床して妊娠する……その道のりは果てしなく、膣内に放たれるたくさんの精子からみると出産までいたる精子は一億分の一程度の奇跡のような確率で起こります。

では、受精して着床して妊娠にいたる精子は、他の精子とはなにか違いがあるのでしょうか?今回は、受精にいたる精子について、医師に解説していただきました。

■ 形がよくない"形成不良精子"とは?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

一般的に、一回の射精によって、女性の腟の中にはおよそ一億を超えるくらいの精子が射精されることになります。精子はオタマジャクシのような形をしていますが、全てが同じ形というわけではありません。

・精子の頭の部分の形が変形している
・大きさが小さい
・先端がとがっている
・先端が通常より丸い
・精子のしっぽの部分が短い
・しっぽの部分が丸まっている

など、オタマジャクシのような形のいいものでないものも多く含まれています。これらは形態不良精子ともよばれ、形がよくないため、精子としての運動もよくなく、無事に卵子までたどりついて受精することはできません。
そのため、この形態不良精子精子が理想の形の精子の数に比べて占める割合を、形態不良精子率といいますが、この割合が高いと男性不妊の原因となります。

■ 膣内で生き残れるのは優秀な精子だけ!

出典 http://www.gettyimages.co.jp

精子は酸性の環境に弱く、女性の膣内は酸性に保たれていることが多いため、腟内では長く生きのびることができません。腟内の精子は射精後1時間もしないうちに受精する能力がなくなってしまいます。

射精された精子はその後、子宮の入口の粘液の中を泳いで子宮腔の中にいきます。粘液のなかを泳いでいる間に、活発になって、子宮腔から卵管へ泳いでいきます。それとともに、これらの精子は卵子と受精する力をもつようになります。

その後、精子は卵管膨大部へすすんでいき、受精にいたりますが、腟内に射精された精子のうち、受精の行われる卵管膨大部まで到達できるのはごくわずかで、機能のうえでも形でも優秀な精子だけがたどりつくことができるのです。

もともと運動の力が弱い精子はたどりつくことができず、精子の運動率が悪いことも男性不妊の原因となります。


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【医師からのアドバイス】

もともとの精子の濃度が低くても受精には至らないので、精子の形がよく、運動の力もあることが、妊娠の確率を高くします。受精までいたることができる健康な精子の数が多いということも大切ですね。

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