あなたは、こんな光景を目にしたことがありますか?

一見音楽フェス…の様に見えますが、実はこれは8月1日に開催された「ABC Dream CUP 2015 LOVE」という、あるソロアーティストの単独ライブの模様。事前申込と当日参加分をあわせてこの大阪公演は35000人、先に行われた名古屋公演で25000人、幕張公演では40000人が集まり、最終的に計10万人が、この景色を共有していたことになります。

しかもこのライブ…実は入場料無料!フリーという形式でここまで人が集まったのは過去に例がなく、この「ABC Dream CUP 2015 LOVE」はフリーライブとして、日本での最多動員記録を樹立しました。

10万人もの人々を熱狂させた、そのアーティストとは?

この「ABC Dream CUP 2015 LOVE」を開催したのは、Acid Black Cherryというアーティスト。

Acid Black Cherryとは人気ロックバンド・Janne Da Arcのボーカル、yasuが2007年から始めたソロプロジェクトの名称。

始動から8年が経ちますが、シングル19作品は常にオリコンウィークリーチャート5位以内、アルバム4作品はなんとすべてオリコンウィークリーチャート2位以内。2015年に発売された最新アルバムも、ソロ名義のミュージシャンとしては福山雅治に次いでトップクラスの売上を誇っています。

CD不況と言われる現代音楽シーンにおいて、国内最高の10万人フリーライブを見事成功させたAcid Black Cherry。

彼の音楽は今、なぜ多くの人に愛されているのでしょうか?

【なぜ愛される?Acid Black Cherryに注目すべき3つの理由】

その1:激しいサウンドの中に光るキャッチーなメロディ

一見、ジャケットなどを見ると”ヴィジュアル系”というイメージが先行し、中にはとっつきにくさを覚える人もいるかもしれません。

しかしAcid Black Cherryの音楽作品でたびたび評価されているのは、激しいサウンドと共に光るその”キャッチーなメロディ”。

プロジェクトの中心人物であるyasuは元々非ヴィジュアル系のロックバンド(BOOWY、ユニコーン)や歌謡曲にも親しみをもって育っていることを公言しており、ジャンルにこだわらずに「聴く人に楽しんでもらいたい」という本人のスタンスが、楽曲にも反映されています。

「元々自分は「これしか好きじゃない」っていう感じじゃなくて、へヴィロックも好きだし、歌謡曲やポップスも好きだし、いろんなものを聴くんですよ。それを良い感じでまとめて、聴く人に楽しんでもらいたいなっていうのはいつも考えてますね。」

出典 http://natalie.mu

「J-POPのようにメロディアスでキャッチーな歌モノは好きです。カッコいいバンドサウンドが好みだけど、その中でも歌メロがちゃんとしてる曲がいいな、と。」

出典 http://natalie.mu

「Greed Greed Greed」

出典 YouTube

「黒猫 〜Adult Black Cat〜」

出典 YouTube

その2:豪華ミュージシャンが多数参加する確かな音作り

Acid Black Cherryのもう1つの特徴としてよくあげられるのが、豪華なサポートメンバー

ボーカルyasuを主軸にレコーディングやミュージックビデオ、ライブでは”一番合う”ミュージシャンが毎回選抜されており、Acid Black Cherryでは今までにLUNA SEA/X JAPANのSUGIZOやSIAM SHADEのDAITA、淳士、La'cryma ChristiのHIRO、SHUSEなど、日本のロック界の中でも高い演奏技術を誇るミュージシャンたちの共演が実現してきました。

「DRAGON CARNIVAL」(ABC Dream CUP 2011)

出典 YouTube

「SPELL MAGIC」(ABC Dream CUP 2011)

出典 YouTube

その3:こだわった音楽作品だけを一心に届け続ける姿勢

もともとバンド時代からアルバムと並行して小説を執筆するなど、多彩な才能を発揮していたAcid Black Cherryのyasu。

2015年2月に発売された最新アルバム「L-エル-」も、実はyasu自ら書き上げたエルという女性の物語が元になって生みだされた”コンセプトアルバム”で、CD+DVD盤にはyasuと制作プロデューサーによって作られた100ページに及ぶコンセプトストーリーブックも封入されました。

ちなみにこの「L-エル-」には、当初2月4日に発売が決まっていたにも関わらず、制作上の理由により急遽発売日が3週間延期という驚きのエピソードも。

…しかし実際にアルバムに参加したミュージシャンたちのコメントを読むと、それも思わず納得させられてしまうほどの、Acid Black Cherryの音楽作品に対する情熱を窺い知ることができます。

淳士 (SIAM SHADE/BULL ZEICHEN 88)

「全貌はね、全然聞いてなかったんだけど、インキュバスのPV撮影に参加させてもらったんで、世界観は知ってた。あとはあのMVにめちゃくちゃお金がかかってることも知ってる(笑)。撮影の現場でも、あの映画みたいなドラマシーンが流れてて、僕はそれを「参考資料として海外の映画でも見てんのかな?」って思ってたんですよ。で、「こんな感じの雰囲気になるの?」って聞いたら、「いやーこれ大変でしたよ」とか言ってるから、「え?これ撮ったの!?」って(笑)。」

出典 http://acidblackcherry-album-l.com

「あの「INCUBUS」の映像だけでも、この「Lーエルー」への想像力をかなりかき立てられると思うよね。いいとこ突いてるなあって。」

出典 http://acidblackcherry-album-l.com

「INCUBUS」

出典 YouTube

千聖 (PENICILLIN)

「ABCを一緒にやらせてもらうことになった時に、yasuくんの仕事に対する姿勢が思いっきり見えたんです。仕事って言っちゃうと堅いのかも知れないけど、彼の価値観とか音楽に対する情熱とか、その徹底っぷりやこだわりにビックリしたんですよ。こだわりっていってもね、こだわりだけっていう人もいるんですけど、それを具現化できる人って言うのは結構少ないんですよね。」

出典 http://acidblackcherry-album-l.com

4th ALBUM「L-エル-」 ダイジェストムービー

出典 YouTube

出典 YouTube

(※映像内の数字は事前申込の招待者数)

…10万人の記憶と作り込まれたアルバムを引っさげ、9月からは全国アリーナツアーも開催することが決まっている、Acid Black Cherry。

多くの人々を魅了するそのサウンドは、これからも間違いなくチェック必須です!

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twitter→ @drifter_2181 / 1983年生まれ。北海道在住。2012年にブログ「小娘のつれづれ」をスタート、2014年からはフリーライターとしても活動。デビューから応援しているアイドルの再評価をきっかけに、新規 / ライトファンを意識したエンタメ記事を日々研究しています。

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