記事提供:まだ東京で消耗してるの?

これはまたいいマンガですねぇ…。

不登校だった著者の実話

鳥山明先生と出会い、少年は生きる希望を見つけた。小~中学校時代、不登校だった著者の実体験を基にした物語。学校へ行けない日々、「9人の先生」との出会いと別れを通じて、喜び、傷つきながら成長していく少年の姿を描きます。

出典学校へ行けない僕と9人の先生

途中まで知らずに読んでいたのですが、こちらは著者が実際に経験した話がベースとなっている作品です。中盤まで、不登校の苦しみが切々と語られ、読んでいる側も苦しくなってきます。描写がキツい…。

主人公である幼き日の著者を救ったのは、ドラゴンボール。鳥山明先生の作品を生で見たことをきっかけに、マンガの世界にのめりこみます。

いや、ここまでは予想が付く展開なんですよ。驚くのは、様々な縁が重なって、著者は実際に鳥山明先生に会うことができちゃったんです!

こうした出会いに救われたこともあり、努力を重ねた著者はマンガとして独立し、こうしてぼくらに作品を披露しているわけです。泣きました。

あとがきは、なんと鳥山明先生!軽く引用しておきます。

ところで僕はたいした事をしてあげたわけではなく、これといったテクニックを教えるわけでもありません。漫画というものは習って描けるようなものではなく、自分で感覚を磨くしかないと思っていますから。

いつも面倒だな~と思いながら彼の漫画を読み、お世辞も言えない自分なりの感想を伝えます。そもそも漫画に関しては、少年の頃からあまり読んでいない僕より彼の方がずっと詳しく知っていました。

作品をより面白い漫画にするためには、などということを、楽しく、時にばかばかしく、ふたりであーだこーだと自分の修行も兼ねて少し話し合うだけ。そんなことを現在に至るまで年に5回程度のペースで続けているでしょうか。

出典学校へ行けない僕と9人の先生

いや、「年5回」ってめちゃくちゃ多い気がしますが、それだけいい関係なのでしょう。鳥山明先生の文章は短いですが、本人の飾らない人柄が伝わってくる名文です。こちらも本書の魅力ですね。

一巻完結とコンパクトにまとまった名著です。著者が証明しているように、長い目で見れば「学校に行けない」なんて大きな問題じゃないので、今悩まれている方には、こういう本を読んで少しでも気を楽にしてほしいです。

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