子供が大泣きしている写真。あなたはこの子供を見てどう思いますか?

出典 http://www.photo-ac.com

どうして泣いてるんだろう?ママがいない?眠たいのかな?怒られたのかな?ケガして痛いのかな?
様々な予測が飛び交いそうなこの写真。

あなたはこうするかも

もしこの子が耳障りな大きな声で泣いていても、駆け寄ってくるであろう親や周りの人に優しい人に見られたくて「どうして泣いているの?」と優しく問いかけてみたり。

怖がって余計に泣かないように、優しい口調で話しかけ、泣く原因を突き止めて「泣きやむように何とかしよう」としてしまいがちではありませんか?

子育て中に必ず経験するであろう、子供に対する「怒り」「イライラ」で苦しむ自分

優しく問いかけてみてもこの子は一向に泣きやまず、あなたは困ってしまいます。

例え、よその子でもずっと泣き止まなければ、そのうちイライラしたり怒りが沸々とわいてきたりしそうです。

「怒る」「イライラする」のは良くないこと?

怒りやイライラは負の感情とも言われていたり、心身ともに良くないイメージがありますよね。

でも止まらないイライラ…子育てをしていると数多くのイライラの壁にぶち当たります。そんな時、どうすればいいのかなと「イライラ」「怒り」について調べてみることにしたのです。

メカニズムを知るより「なるほど納得」のアドラー心理学

怒り、イライラのメカニズムは探せば、いろいろな角度で多くの情報で得ることができます。
脳が感知するなど科学的なメカニズムも書いてあったりするのですが、筆者にはスムーズには頭に入っていきませんでした。
そんなとき見つけたのがこのマンガ。

目からうろこの「涙も怒りにも目的がある」とは?

内容をマンガから一部抜粋すると「アドラー」というオーストリアの精神医学者は「人間は感情には左右されず目的によって使い分けている」といいます。

例えば前出の泣いている写真の子供は「眠たくて泣いている」と仮定します。

大人はつい「眠たいのに眠れなくのが辛くて(それが原因で)泣いている」と理由を考えがちですが、アドラー心理学では「子供自身が全力で泣きたいという目的で泣いている」といいます。

「眠い」はあくまでも「泣く」きっかけ。実は全力で泣きたくて泣いている。

眠たくて泣く子供もいれば、眠たくても泣かない子供もいるのも事実。
それは「眠い」ことがきっかけであって原因ではないとアドラー心理学ではこうとらえています。

子供に怒ってイライラしている最中に、担任の先生から電話がかかってきたら…

子供に怒り心頭のさなか、学校から突然電話がかかってきたとします。
さっきまでイライラ怒っていたのに、電話口では「お世話になっております」と、しとやかに対応できる自分がいたりします。

子供の言動にイライラするのは「怒りで言うことを聞かせたい」という目的かも?!

言うことを聞かない子供には「怒りで言うことに従わせたい」という目的があり
電話の向こうの担任には「おしとやかな親だと思われたい」という目的がある。

感情に支配されているとしたらそんなことはできない。
そんな目的があっての怒りであり、行動なのだとアドラーは唱えます。

子供が親の言うことを聞くのは当たり前

そこにはこんな私たちの独自の信念がイライラの元となっているのかもしれません。

「子供は親の言うことを聞くものだ」「子供を泣き止ませることができない、子供をコントロールできない親は失格だ。しつけが行き届いていないと思われる。」など

筆者も実際このセリフ、使っていました…「子供は親の言うことを聞かないとダメ」と

◆怒らせるものの正体
私たちを怒らせるものの正体。それは、「べき」という言葉で言い表すことができます。これは自分の願望、希望、欲求を象徴する言葉です。私たちはそれぞれオリジナルの「べき」をもっています。上司はこうあるべき、夫はこうあるべき、妻はこうあるべき......。この自分のもっている「べき」の「理想」と「現実」のあいだにギャップを生じると怒りが発生するのです。

出典 http://www.angermanagement.co.jp

日本アンガ―マネージメント協会HPより引用

そもそもなぜ怒りは起こるのか。それは誰もが持っている「自分自身が正しいと思う信念や価値観」であると考えられる。

出典 http://w-kawara.jp

「年上だから敬語を使うのが当然だ」、「挨拶は誰にでもすべきだ」などの~すべき、~するのは常識、といった独自の信念・価値観のことを意味する

出典 http://w-kawara.jp

子育てに真面目で真剣な人ほど「イライラ」「怒り」で悩んでいる気がする

この信念は子育てに真面目に取り組む親ほど強いような気がします。
「子育てはこうあるべき」
実はこの個々の信念によって、イライラや怒りが起こりやすく、そんな自分に悩み苦しんでいる事実が数多く存在しているのでは?と思うことができました。
筆者もどちらかといえばその傾向があったり、周りのママを見ていてそう感じることも。

「子供は泣くもの」「子供は言うことを聞かないもの」と思って接しなさい、はある意味正解なのかもしれません。

こんな風に親に言い聞かせるような言葉をなんども見聞きしました。そんなこと言われても…とイライラはおさまりません。
でも怒りについて調べてみると違う視点で納得できる自分に出会えたのです。

子供だから、小さいから、成長が未熟だからと無理やりそう思わせるようなセリフ、ではなく今なら自然とそう思えるのです。
子供も涙や怒りには目的があって行動しているのだとしたら…納得できます。

暑くてイライラするのは「不快なストレスを怒りで発散させたい」という目的かも?!

「涼しいところで快適に過ごしたいのに暑くてイライラ」「疲れをとって元気になりたいのに疲れてイライラ」「眠たいのに眠れなくてイライラ」など
そんな希望通りにならない事に対して怒りの感情が出てくることも。

どんな行動にも目的がある

最初の「泣いている子供へのあなたの行動」にも目的がありました。
周りから優しい人に見られたい、子供を泣き止ませたい、など。

そんな風に唱えるアドラーは去年ブームとなった自己啓発本「嫌われる勇気」のベースとなっている考え方を唱えた人

イライラ、怒りにも目的がある。温厚な性格だから怒らないわけではない。そのことを知れば悩まなくていい。

実は筆者のパートナーはあまり怒ったりイライラしているところを見ることがありません。これは温厚な性格なのかと思っていたのですが、これもどうやら違うようなのです。

アドラーは「性格の違いなんて存在しない」というから驚きです。
「ライフスタイルと行動のしかたの違い」なんだそうです。

「こうあるべき」「こうしないと」という概念に強く縛られない、柔らかい信念を持つパートナーなのかなと今なら思えるのです。

最後に

難しく考えずに「怒り」「イライラ」のことを知って、子育て中のメンタル面での悩み方が少しでも軽くなればという思いで綴りました。

「これが答え」ということでなく、こんな考え方があることがわかった筆者がその気付きで子供の行動や様子のとらえ方がずいぶん変わったという事実をお伝えしました。

個人的には怒り、イライラは単なる感情の一種であり、そのこと自体は良いも悪いもなく、それに伴う行動が与える影響に良し悪しがあるのかなと思っています。

すぐ怒ってしまう自分を責めなくていいし、イライラの目的を察知してみると以前よりイライラしていない笑顔の自分に会えるかもしれません。

そんな怒りやイライラについてもっと詳しく知りたい、という方はリンクをご参考にどうぞ。

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整理収納アドバイザー。無印良品やIKEAを使った整理収納アイデア発信をメインとしたブログを運営しています。ブログ「くらしとこころの整理収納」http://ameblo.jp/cherry-vicky

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