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Doctors Me 編集部です。
漫画やテレビドラマなどで、あるにおいをかぐと主人公が重要なことを思い出す……。そんな場面を見たことがある人も多いのではないでしょうか。実は“におい”をきっかけに何かを思い出すのはよくあることだといわれています。
今回は“香り”と“記憶”の関係について、医師に聞いてみました。

■ 感覚はどうやって脳に伝わるの?

五感と呼ばれる、視覚、触覚、聴覚、味覚、そして嗅覚は、実は脳に届くまでの道すじが異なります。

嗅覚以外の4つは、感覚をひろうと、それぞれ目や耳、舌、皮膚などからニューロンとよばれる神経の道を通って、まず間脳のなかにある視床下部というところを中継して、視覚野や聴覚野などがある大脳皮質にむかい、そこで感覚を認識します。

■ “におい”は脳にダイレクトに届く

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一方で嗅覚は、鼻の嗅細胞でにおいの感覚をひろうと、ニューロンを通って大脳(終脳)に位置する嗅球というところにいきます。その後、前梨状皮質や扁桃体、視床下部、大脳皮質嗅覚野(眼窩前頭皮質)などさまざまなところでにおいの情報が処理され、においを認識できるようになります。大脳は情報の最終地点ともいえるので、他の感覚と違い、嗅覚はダイレクトに脳に届くといえます。

さらににおいを感じる部分は、記憶と関係している海馬や、感情と関係している扁桃体という場所の近くにあったり、扁桃体でもにおいが処理されるため、においをかぐと記憶や感情を思い出すといったことが起きるのです。


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【医師から最後に一言】

においを感じることである感情を思い出したり、においは感情を動かす効果もあることから、一定のいい香りを感じるとドキドキする、といった情動に関わることもあります。そのため、においが恋愛のきっかけになることも多いのです。

また、アロマテラピーもこのにおいが感情と関連することを利用したもので、香りによって気持ちをコントロールしているものだといえますね。

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